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東京オリンピック選手村ボランティア感想  その4

先にお伝えした、2019年10月に開催された研修会で配布されたのが左のテキスト。182頁に及ぶHandbook。この時から大会スタッフ、都市ボランティアのネーミングが Field Cast &City Castと呼ばれるようになります。このハンドブックの約半分近くが "ダイバーシティ& インクルージョン" "コミュニケーション&ホスピタリティ"に割り当てられていて、各ページにはQRコードと半円形の切り込みがありこれは障害者の方への考慮と聞きました。

そして、右側が今年の6月4日にオンラインで、30日には現地ての研修の時に配布された選手村(晴海)のマニュアルになります。

勝鬨駅から選手村に行く動線も決まっていて、ボランティアスタートが開村前の7月7日の朝からという事で、30分前にはチェックインを済ませておかないと、選手村は広く、目的の集合場所までの時間を見ておかなければならないので、6時前の電車に乗車、この頃は、ユニフォーム着用者も皆無で、コロナ禍の中の緊急事態宣言化の開催に難色を示す方もいるのは当然という思いで、あまり刺激したくないなと、パンツの上からUNIQLOエアリズムのロングTドレスを着用 (コンパクトに折り畳めて軽いので大助かり) ポロシャツに勝鬨駅のトイレで着替えることをユニフォームの人の露出度が増えるで行っていました。原則として、家からユニフォームを着用して支給された小さなバックに収め絶えずそのバックを所持するのが原則なのですが、中には着替えてそれを他のバックなり、袋に入れて、活動される方もいらして、室内の活動は意外と置き場所があるのですが、野外はたえず所持しての移動活動になるのですが、ダイバーシティ? その人なりの多様性を感じました。

オリンピック大会関係者、特に人との接触が高い順にコロナワクチンの接種が都庁で6月中から受付始まり、自分も2回目の接種が終わった頃から活動がスタートしたので、ワクチンの接種が済んでなければ、ここまで前向きに受け止められたかどうかはわからないと思います。さらに、19日から唾液接種のPCR検査が4日に1度、選手との接触が高いフイットネスなどのエリアのシフトの時には、毎日行われて、最後のシフトの時にも行われました。 

選手村活動は、大きくわけて分けて4つに分類されます。

受付サポート ① 「レクリエーションセンター」「フィットネスセンター」「多宗教サビスマネージメントオフィス」「ヘアサロン」の受付や運営サポート

受付サポート② 21棟の内、5箇所に設置「居住者センター(レジデントセンター)」で居住者からのリクエストに対応を行う受付窓口(ホテルのレセプションのような物)

I&Iサポート                          Inventory(在庫)&Inspection(検査)の略で、選手村へのチェックインの時の検査(到着I&I) チエックアウトの時の検査( 出発I&I)に分かれます。オリンピック終了後に直ぐにパラのボランティアに入られた方は、この活動が多かったと推測。

サポートスタッフ / 人誘導 活動内容が3つに分かれていて、                                  

①選手村へ初めて入村する選手、関係者に向けての誘導、荷物運搬などのサポートで3箇所のエリアに分かれて行います。開会式の前、閉会式の後は、入村、離村が集中するので体力的な忙しさになります。荷物の運搬はクロネコヤマトさんが全面的に行ってくださるので、ヤマトさんに一任します。家に出入りしているヤマトさんに、ヤマトさん頑張っているとお伝えしたら、なんでも全国から気鋭が集結しているとお聞きしました。そういえばテレビで拝見した、表彰台の瞬時設営のヤマトさんのお仕事は目に残りました。コロナ禍で競技が終わると直ぐの表彰式というのは、今後に受け継いでも良いように思えました。

②建物内外での混雑を避けるための人誘導、開会式当日は、各国の選手が着飾ってバスに乗る前の間、居住棟の前で、または外で写真をとり盛り上がっていたとこの時担当していたボランティアの方が、オリンピックの高揚感を味わっていたとお聞きして、開会式家でテレビで鑑賞組の自分は各国のセレモニーの為の民族衣装、ユニフォーム見てみたかったと思います。その後の人誘導は交代するとはいえ炎天下の人誘導は、後半からはあまり行われなのなったようです。

③選手村に入れる3箇所で、首から下げているアクレデーションカードを目視して選手村に入れるかを確認する。この中で選手と一番顔を合わせる機会が多いのが、Village Plave と呼ばれるよくテレビでも紹介される全国の木材を使用して、大会終了後はその地元に戻り、その木を生かした物として生まれ変わるというサステナブル考えのもとにつくられた滞在中の選手の生活をサポートする為の建物の選手村への入口。実際に自分のシフトの時に名だたる大会関係者の方、選手の方のアクレデーションカードをチェックさせて頂き、ボランティアのなかで人気のある活動場所でよく質問も来ます。アクレデーションカードは、いわば選手村パスポートなので、皆様肌身離さず競技会場へも身につけて、よくテレビでも映っていました。

自分が実際に経験したお話は、次の時に、、、

 


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