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女性アスリートと妊娠・出産 ② 



パリオリンピックが閉幕しました。


今回、大会前から注目していた、ノルウェー女子ハンドボール代表チームは見事金メダルを獲得しました。


先日noteにも取り上げていたノルウェー女子ハンドボール代表チーム。


その時のnoteはこちらから⇩



子をもつ母である選手が、今大会登録メンバー14名の約半数。そのうち、東京オリンピックからの3年間のあいだに妊娠ー出産ー選手復帰を経た選手は少なくとも5名でした。
(※上記は、公式に発表されたものではなく、わたしが独自に調べたものであり、実際とは相違がある可能性があります。)


今回のオリンピックでは、予選グループ初戦こそ、デンマーク(今大会銅メダル)に敗れましたが、その後は見事に全勝し決勝トーナメントに進出。


決勝トーナメントでは、準決勝でそのデンマークを破り、決勝では開催国フランスに立ち上がりこそリードを許したものの、その後は安定した試合運びで逆転&リードを保ちながら優勝果たしました。


ちなみに、ここ最近のノルウェー女子ハンドボール代表チームのオリンピックでの成績は以下の通りです。

2012年 ロンドン 金メダル🥇
2016年 リオデジャネイロ 銅メダル🥉
2021年 東京 銅メダル🥉
2024年 パリ 金メダル🥇



ノルウェーでの産前、産後のアスリートサポートの詳しい現状はわかりませんが、


今回のことから、少なくとも女性アスリートが妊娠、出産等のライフイベントを経過しながら選手生活を継続させること自体は、必ずしも競技の成績に悪影響を与えるわけではない、と証明されたように感じました。


選手本人、そして周りにいる指導者、サポートする人たちみんなが、安心して、当たり前に結婚、妊娠、出産、を選択できる。(選択しないこともできる。)そして、それを心から応援できる。


そんな優しいスポーツの世界が、これからもっと広がっていってほしいなと感じます。

コート上で幸せでいられることは、
人生において幸せでいられることとつながる。

人生において幸せでいられることは、
コート上で幸せでいられることとつながる。


表彰のセレモニーで、金メダルを手に喜び合うノルウェー女子ハンドボール代表チームの選手の様子をみながら、この言葉を改めて深く胸に刻みました。



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