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春の妖精さがし@森林植物園

先週のはなし。森林植物園で福寿草が咲いている、との情報を得て行ってみたくなった。福寿草がどんな花なのかはわからないが、なぜか惹かれるものがあった。ありがたそうな名前のせいかもしれない。その日はわくわくしながら眠りについた。

翌日、バイクで六甲山の森林植物園に向かう。平野部から山へ入るとグッと空気が冷たくなるのを感じる。2月にここへ来たことはない。今年はそんなに寒くないからいいけど、それでも寒いのだ。太陽の光が暖かくてホッとする。
入園してから福寿草の場所を調べると、ロックガーデンという入口付近のカフェなどがある場所のすぐ裏だった。

ポツポツとだけど春の山野草が咲いている。小さくてひっそりしていて、でもすごくかわいい花たちだ。可憐な、という言葉が思い浮かぶ。

バイカオウレン/梅花黄蓮
ユキモチソウ/雪餅草
セツブンソウ/節分草


これらの花は、スプリングエフェメラル/春の妖精と呼ばれるらしい。(森林植物園のInstagramには、森の妖精と書いてあった)いまの時期ならではの名前もなんかいい。寒い中、小さく華奢な花がこちらを向いて咲いているのを見ると、春はもう少し、がんばろうという気持ちになる。ここ(六甲山)は特に寒いから…。

さてお目当ての福寿草はというと、少し開いた状態でポツポツと咲いている。太陽の光で花開くらしいが、空には雲が出てきていた。満開とはいえないのが少々ざんねんではあるけれど。

さっきまで晴れてたから、少しだけ。


あとで満開の花を検索してみたところ、道沿いに咲いてるのを見たことがあると思った。でも寒いなか六甲山へ見に行くのがなんかいいね。

しばらく山野草を観察したあとは山登りルートへ入り、誰もいない静かな山をしばし歩きまわる。誰もいない、でも、手入れされている安全な山というのがわたしには何よりだ。
大好き森林植物園。また行こう。


春はすぐそこ


パン買います♪