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*cocoトーク*アラサービジネスマンに必要なのは「挫折」の総量/チャットブック代表取締役 小島舞子氏

こんにちは!coco PRチームです。
cocoの代表・高橋が、様々なバックグラウンドをもつ先輩起業家・投資家の方々と語る対談シリーズ「cocoトーク」がスタートしました!

記念すべき第1回は、高橋と10年近くの親交があるチャットブック小島舞子さんにご登場いただきました!

小島舞子氏 株式会社チャットブック代表取締役

早稲田大学在学中に、C向けサービスやアプリを企画開発するスタートアップを創業。5年間CTO/CFOとして勤め、数十件のウェブやアプリを作り、500万ダウンロードを達成した後、株式会社リクルートへディレクターとして転職。その後、2016年9月に株式会社チャットブックを創業。チャットボットで顧客開拓を自動化するマーケティングサービス「ChatBook」を提供している。

起業→サラリーマンへの転身を経て、再びスタートアップの世界へ

――お二人は、大学時代からの付き合いなんですよね。

高橋:そうなんです。 AIESECという学生団体が主催するイベントで、大学時代に小島さんとお会いしたのがきっかけですね。

小島:高橋くんと初めて出会った直後くらいに、最初の起業をしました。当時はFacebookがMyspaceを追い越したというニュースで世の中が沸き立っているのを見てたりして、「IT業界なら20代でもこんなに世界に発信できるんだ」、「IT企業を、自分で0から作るって面白いな」と考えていましたね。

高橋:僕も追いかけるように起業をして、Movida(現Genuine Startups)が主催するアクセラレータプログラムに応募したんです。で、その会場で小島さんと偶然再会したんですよ。
出資を受けるためのプレゼン会場で、小島さんがピッチしたあとが僕の順番だったんです。

そのとき小島さんたちは写真共有アプリを作ってたんですけど、めちゃめちゃすごかったんです。国内外あわせて500万ダウンロードとかされてて。だいぶ先を行ってるなーと尊敬の眼差しでした。

ちなみにそのアクセラレータ、小島さんは採択されて僕は落ちました(笑)

――小島さんはCTOとして学生起業を経た後、リクルートにジョインされたんですよね。

小島:そうです。当時プロダクトも順調に伸びていたのですが、思うところがありチームを抜け、大企業で働くことを決めました。

リクルートではホットペッパーとかじゃらんといったサイトのLP改善をひたすら回すチームに配属されました。CTRを高める施策や、既存ユーザーのアカウントをどうビジネスに活用するかという戦略を立てるなど、横断的な事業企画に取り組ませてもらいました。

グループ4000万あるユーザーアカウントをどう活用するかという戦略企画は、大企業ならではの経験だったなと。ただ結果的には5か月で辞めてしまいました。2016年9月から、現職であるチャットブックをスタートして今に至ります。

スタートアップでのキャリア=圧倒的な「挫折数」

――大企業を経て、再びスタートアップを創業するというキャリアは珍しいですよね

小島:たしかに、当時いろいろ思い悩んだ末にリクルートを選びました。当然、大企業には大企業なりのダイナミズム・やりがいがあります。ですがわずか5ヶ月で感じた違和感は「挫折の少なさ」にありました。

1つのKPIと1年かけて向き合い、ひたすら改善していく。その中で得られる「挫折」の数が、圧倒的にスタートアップと比べて少ないと感じたんですね。

高橋:挫折の数、わかります。僕は大企業での勤務経験はないですが、前のインタビュー記事でも触れたように、20代前半はとにかく多くの挫折を経験しました。周りの経営者は優秀な人たちばかりでどんどん先へ行くので焦りもありましたが、言われてみるとこの時期に粘り強く打席にたち続けていたことが、今の経営者としての土台を作っているのかもしれないです。

小島:この「挫折」のお陰で、起業家って毎日ものすごい速度で成長するんですよね。高橋くんとも久々に会うと、別人のようになっていて、わりと驚いています(笑)
ちょうど私がリクルートを辞める前の夏に、チャットボットのハッカソンがあったんです。私もそこに顔を出したんですが、高橋くんがダントツで存在感を発揮していました。年齢以上に、様々な経験を経て開発スキルも身につけているので、当然といえば当然だったんですけど。

高橋:そんなに褒めてもらって、ありがとうございます。焼肉おごります(笑)

ユーザーに直接アイディアをぶつけ、自分の考えを形にできる今のcocoが面白い!

――今、cocoではアラサー世代のビジネスマンの方に創業メンバーとして入ってもらいたいと考え、採用活動に取り組んでいます。

小島:アラサー世代、良いですね!特に大企業やメガベンチャーで積まれてきた経験をスタートアップで発揮したいという人であれば、cocoくらいの小さなチームに飛び込むのはアリだと思います。

――特に「小さなチーム」という点を強調されましたが

小島:10人以下のシードフェーズのチームに入る醍醐味って、「お客さんとの距離感」だと思うんです。ひたすらお客さんとコミュニケーションとって、フィードバックを得て、それをプロダクトに実装する。

その過程には、前述した「挫折」もきっと多く生まれると思うんです。

もちろん組織が大きくなってからでもそれはできますし、やらなければいけないのですが、特に創業期特有のスピード感・距離感はあるなと。大企業で活躍されてきた方が、その実力を発揮する場所として今のcocoはかなり良い環境なんじゃないですか。

高橋:ありがとうございます。まさに「お客さんとの距離」というのは大事にしています。明日もお客さんのモニターでマッサージに行きますし、今度の日曜日も歯医者さんの技術のセミナーのお手伝いに行く予定です(笑)

自分では店舗商売の経験がないからこそ、自分の足でユーザーさんのもとに行って学習する場がとても重要だと考えています。

最も口コミを獲得したスタッフの方を、表彰する[coco賞]という取り組みも行っています!

この「coco賞」の取り組みも、お客さんからアイディアをもらって導入できた制度です。
内容によってはお客さんから拒否されるものもあれば喜ばれるものもあって、日々挫折と学びの繰り返しですね。

さすがにメンバーが50人とかのチームになると、代表の自分がこういうことをやり続ける時間はなくなっていくんだろうなと思うんですけど、今のフェーズはお客さんの胸を借りる気持ちで、とことんプロダクトを磨き込みたいなと思っています。

小島:そんなことまでやってるんだwこれはすごい。

高橋くん自身が店舗経営をしているわけではないけど、店舗運営者のペインを解決するために足を運ぶというスタイル。ちゃんとお客さんの目線やお客さんの言葉で、お客さんを理解する姿勢。なかなかできないことだなと思います。

そういった想いを大事にできる仲間を見つけられるといいですね!応援しています!

高橋:ありがとうございます!

――お二人ともありがとうございました!

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