控訴審とは。
こんにちは😊あんみつです。
控訴審。
なんかいや〜な響きですよね。
裁判なんて1回で素早く終わらせたいですよね。
てか、普通は1回で終わります。。
私は運悪く、控訴審まで経験してしまいました。
私の担当の弁護士に教えてもらったものが少しでも参考になればと思い、自分が知ってることをお話ししたいと思います。
※あくまで被害者目線の刑事事件の場合の話ですので、ご了承ください。
※私は専門家ではありません。もっと正しい情報は法律家に聞きましょう!
とは
そもそも控訴審とは、
第一審裁判所の判決に対する不服申し立てについて、上級の裁判所が審理することをいいます。
控訴は上訴のひとつです。
控訴の申し立てができるのは
第一審の当事者である被告人と検察官です。
犯罪の被害者が控訴することはできません。
何も我々被害者が出来ないのは、起訴と同じですね。
部外者みたいで悲しいです。
一般人である被告人が書類を書くのは大変なので、普通は雇ってる弁護人に書類書いてもらうみたいです。
ということで、
被害者側→検事
加害者側→弁護人
がそれぞれ控訴の手続きします。
検事が控訴→一審の判決より罪を重くしよう
被告人が控訴→一審の判決より罪を軽くしよう
と、します。
片方だけする場合もありますし、両方がする場合もあります。
残念ながら被害者が控訴して欲しくても、それを決めるのは検事なので、してくれるかは分かりません。
しかし検事はやっぱりプロなので、あんまり負け試合はしないイメージです。
当たり前ですが、被告人みたいに怒りに任せて控訴!みたいなのはしません。。。笑
第一審が地方裁判所の場合、第二審は高等裁判所で行われることになります。
東京の場合、地方裁判所と同じ建物です。
どんな感じ❓
控訴審は、最初からやり直しではなく
一審の判決の妥当性を審理することになります。
大体は、出された量刑に不服があるとして控訴することが多いです。
※重すぎる!とか
控訴する被告人は全体の10%くらいらしいです。
つまり私はかなり運の悪い方だったということですね。
やっぱり1回一審で出た判決が変わることって難しいし、時間も更にかかるし、追加の弁護士費用とかかかるからだと思います。
通常は1回で結審して判決になります。
※つまり法廷に行くのは2回ってこと
(審理1回→判決1回)
大きな証拠や主張があれば、審理が2回になることもあるそうです。
(普通はありません。あったら一審で出してます。笑)
傍聴人はいるにはいますが、地裁ほど人は入りません。
地裁ほどいろいろな手続きがされるわけではなく、第三者が見てもあっけない感じだからです。
事件の細かい説明も無いし。
(とはいえ、性犯罪は関心が高いので比較的多いみたいですね…)
通常は、被告人質問もないです。
罪を軽くしたがってる場合とかは、裁判所にお願いして被告人質問をやる人もいます。
私の事件の加害者もそれで、裁判所に申し出て、
一審〜二審までの状況に限定して行っていました。
日本は三審制を取っていますが、基本的には裁判は第二審で終わります。
第三審は最高裁判所で、最高裁に上訴することを上告と言います。
しかし上告するには憲法違反や判例違反の理由が必要で、一般的にも上告は少ないです。
私も最高裁は経験しないで済みました。。\(^o^)/
被害者参加
通常一審で被害者参加をすると控訴された場合、高等検察庁からどうしますか、と連絡があります。
一審と同じで遮蔽もお願い出来ますし、意見陳述も出来ます。
終わりに
もう1年近く前のことですが、
自分が控訴された時ネットで調べても全然控訴審の情報とか出てこなくてめちゃ不安になりました。
主に辛い思いをしてる人に向けてですが、少しでも参考になれば嬉しいです。
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