南高梅オーナーさんの収穫イベント

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今年に入ってからおいけファームを応援いただく方法を変え、南高梅の木のオーナー制という新たな挑戦をしました。

無農薬で育てる「南高梅(なんこううめ)」の木のオーナーになりませんか?と、耕作放棄となってしまった梅畑を、引き継いで育てていくために、一緒に応援していただける方、そして一年間見守っていただける方を募りました。

今年は、オーナーになってくれた家族さん向けの、農業体験(4回)とクッキング(1回、オンラインまたは対面)に参加してもらえるような年間スケジュールを立てました。南高梅は3.0㎏保証するということで、他にも木のネーミングライツや数回のメールマガジンなどで、私たちと一緒に南高梅を育てていると感じてもらえるように工夫しました。

そして、今日はそのオーナーさんの南高梅の収穫イベント日でした。

withコロナの時代、オーナーのみなさんが同時に集まることは叶いませんでしたが、1組のオーナーさん家族が収穫に参加してくれました。

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そして、収穫後にはtelecookさんとコラボで企画させていただいた【オンライン梅酵素ジュースづくり】を開催しました。梅酵素ジュースを教えてくださったのは、粉河寺前にある観光特産センター「こかわ」のあみてぃ先生でした。私たちはいつもフルーツ発酵ジュースづくりに挑戦する際には、あみてぃ先生にお世話になっているんです!今日も梅のヘタ取りから、発酵のことまでいろいろと教わりました。

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おいけファームが梅畑を再生することになったきっかけはtelecookというオンラインクッキングのコミュニティとのつながりでした。

昨年、telecook運営しているさおりんから「オンライン仲間で梅仕事したいんだけど、和歌山に無農薬の梅がないかな?」と声掛けしてもらったことで、おいけファームで耕作放棄となった梅畑を再生するきっかけとなりました。

なぜ、その声かけがきっかけだったかというと、最初は無農薬の南高梅を販売してくれる農家さんがどこかにないかな?と探していたのです。しかし、紀の川市貴志川の周辺では南高梅を自家栽培してる人は多いけど、出荷してる農家さんは紀南地方に比べると非常に少ない。しかも昨年は南高梅も不作のためなかなか手に入らない。そんなふうに、私が頭を悩ませてたとき、おいけファーム生産隊長の林さんがおいけのまどの向かいにある梅畑の持ち主さんにに聞いてみたらどうかと。

梅畑で持ち主さんの姿を見ることもなかったので、思い切って自宅に訪ねてみると、ご高齢で足腰が不自由なご夫婦がいらっしゃいました。お二人は自宅から少し離れたその梅畑までいけずにいるというのです。断られるかもと思いつつも、「私たちにあの梅畑を管理させていただけませんでしょうか?」と言ってしまいました。それを言い終わらないくらいのタイミングで「いいよいいよ」と快諾くださったこと、今でも覚えています。そんなことで私たちは梅畑を再生し、南高梅を育てていくこととなりました。

「telecook」はそれぞれの台所をzoomで繋げ、おしゃべりしながらそれぞれのペースで料理をするんですが、これがなぜだかすごく楽しいんです。料理をするのが楽しいだけでなく、その料理テーマについてみんなのエピソード聞いたり、こんな風にするといいよとか聞けるので、知識が増えたりと、普段キッチンに立つのとは違った楽しみがあるように感じます。

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そのtelecookの様子と私たちの活動を取り上げてくださるということで、今日は取材しにきてくれました。

今のところ、放送予定日時は6月8日(火)17時半~です。
https://www.tv-wakayama.co.jp/index.php

また放送日が近くなったら、改めてお知らせしますね。

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