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塊とたいみんぐ

心に深く居座る塊

この塊はほとんど動くことはない

形を変えることもない

それが僕たちを作り上げているが、僕たちはそれに気づかない。

いや、気付こうとしていない

無理に動かそうとして壊してしまった。

そんな経験はないだろうか

ー軽い力でそっと触れば動くものを強引に

この塊はきっとそんなもんだと思う。

変えようと考えれば考えるほど、頑なに変わろうとしない。

ただ、ふとした瞬間に動き、形を変える

いつその瞬間は訪れるのか

誰にもわからない。

これに関しては「たいみんぐ」が存在する。

「たいみんぐ」は、残酷で華麗だ。

決して焦ることはない。

待つしかない

そんな時もあるはずだ。

自分の塊を動かすのは自分しかいない。

他人が動かしてくれるものでもないし、形を変えてくれるものでもない。

歪な形のまま生きていくのはきっと多分絶対しんどい。

自分の好きな、納得いく形にした方がいい。

これはあくまで僕の意見だから、全てを納得しなくても良い。

最も「たいみんぐ」が全てを握っているのだから

僕たちは、何かに追われ何かに焦り何かにすがろうとする。

何故だろうか。

それをわかって生きている人が少ないのがまた厄介だ

もっと、素直に無様にダサくいればいいのに

何故取り繕うのか。

誰にみられたいのか、誰に好かれたいんだろうか。

人間の感情はそんなもののために宿っているわけじゃない。

優しさを優しさとして受け止められるように

悲しみを悲しみとして受け入れられるように

そのためなんじゃないかと思う。

君は今、何を考えているのだろう。

君はこれを読み終わった後、何をするのだろう。

僕には到底想像がつかない。

お腹が空いているのかもしれないし。

電車の遅延にイライラしているのかもしれない。

そんなのわからない。

わからないことを気にする必要があるのだろうか。

世の中は「たいみんぐ」なのだから、何が起こるのかもわからない

そんなこの世の中で自分の感情に正直になれずして

生き生きと息をすることができるだろうか。

これは駄洒落でもなんでもない。

もっと、素直に無様にダサく生きてもいいんじゃないか。

カッコよさは、案外そういうものの中にあったりする。

無論、みんながみんなカッコよくありたいとは思っていないが。

息苦しさを感じる。

空気が重く感じる。

自分がどんどんと沈んでいく。

他人は光って見える。

そんな時間を過ごして何になるというんだろうか

締め付けられているような気がする。

君の人生は君しか生きられない。

君にしかだ。

誰がなんと言おうと君の時間は、君が自由に使える。

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