大学生がH.I.S.と提携してオランダスタディツアーを作るまでの話
2019年9月に学生12人でオランダの教育/多文化共生/ソーシャルビジネスの観点で現地へ行くオランダスタディツアーを行いました。
大学生4人でスタディツアーを完成させるまで、どのような歩みをしてきたのか。
今回のコラムに書き残したいと思います。
オランダツアーを思いつくまで
大学3年生のとき、学生30名ほどでデンマーク現地へ行く、デンマークスタディツアーの運営に関わっていました。(2018年9月)
「世界で一番幸福の国」と呼ばれるデンマーク。このツアーでは主に「教育」をテーマに現地を視察していきました。
デンマークツアー概要
(クラウドファンディングページ)
https://camp-fire.jp/projects/view/76949
デンマークツアーを通して、大きな衝撃を受けたのが、この3つです。
教育だけみても(形式だけ真似ても)本当の意味で理解はできないこと
参加者にとって人生の大きなターニングポイントになったこと
やっぱり現地にいかないと分からないことが多いこと
これらを踏まえた上で、今度はオランダの教育を見てみたい!と思うようになりました。
多文化共生社会が実現されているオランダ。文化や価値観の違う人が一緒にいるのに幸福度が高い国。
ソーシャルビジネスが発展している国。自由で寛容、教育も有名で先進的な国であり、国が小さいので全体像を捉えやすい。
そんな日本と違った国を視察しながら、自分の関心分野を深めたり、自分の将来のキャリアについても話したり。
異国の地で、関心分野についても、自分自身についても、真剣に話せるようなツアーを作りたいと思うようになりました。
思いついてからやったこと
最初にツアーを作りたいと思ったときは僕1人でした。さすがに1人では難しいため、一緒に作ってくれる仲間を見つけようと考えます。
そこで、当時、同じ団体で活動していた子に声をかけました。
異文化理解、多文化共生社会、多様性、移民難民といった分野に関心のある彼女なら、一緒にツアーを作ってくれるかなと思ったからです。
それまで同じ団体で一緒に半年ほど活動していて、信頼があったというのもあります。
当時どんな話をしたかはあんまり覚えていないのですが、割とあっさり決まりました(笑)
オランダツアーの話をしたら「やりたい!」となって、じゃあこの日からぼちぼち始めていこ〜みたいな感じです。
何かをしよう思ったときに、信頼があって、気軽に話しかけられる人がいるのは、とてもありがたいことです。
↑第一回目のミーティングの議事録
第一回目にして、7:30-9:30とかなり気合いが入っています。
2018年11月26日が最初のmtgでした。そこから、ゆるゆると始めていき、1,2月頃から週一でミーディングをするようになっていきます。
この頃は何の為にツアーをやるのか、という話から始まり、場所は本当にオランダでいいのか?といった話をしていました。
準備期間
12月まではコンセプトやターゲットなどの上流の話、1月には事業計画書も作って、細かくスケジュールを引きながら進めていきました。
この頃から運営を探し始めたのですが、なかなか見つからず3月の最初に今も運営をやってくれている、にかちゃんが参加してくれました。
その次の次の週から、もう1人の運営あんびーが参加してくれました。
運営やりたいと言われて、断られた人も何人かいたので、2人が関わってくれていることには本当に感謝しています。
当初は代表2人、運営3-4人と考えていたので、かなりパツパツでしたが、結果この4人で楽しくできたので良かったです。
3月からはギアを変えて一気に色んなことを進めていきました。
H.I.S.との打ち合わせ、現地コーディネーターさん探し&打ち合わせ、説明会準備、クラファン準備、イベント準備、などなど。
説明会/クラウドファンディング
4月、5月にはイベントをやって、そこでオランダツアーをやりますという告知をしていました。
実際にやっていたのは、デンマーク教育を扱ったイベントや移民難民をテーマにしたようなイベントです。
そして、6月には説明会とクラウドファンディングをスタートさせました。
カメラマンの方に写真を撮って貰ったり、デザイナーの方に画像を作って貰ったり、多くの方の協力を得て、ページを作成しました。
最初申請を出したときに、CAMPFIREの方からたくさんのフィードバックがきたのも今となってはいい思い出です(笑)
クラウドファンディングページ
https://camp-fire.jp/projects/view/146642
↑第一回説明会
↑第二回説明会
↑第三回説明会
本当に、たくさんの方が「ツアーに関心がある」といってくださり、説明会の日程に合わない方は、個別でも説明させていただきました。
残念ながら日程的に参加できず、「すごく参加したかったです」と言ってくださる人もいました。
そういった言葉一つ一つのおかげで、このツアーはちゃんと価値のあるツアーなんだなと思えることができました。
クラウドファンディングでも、多くの方から支援と暖かいコメントをいただき、とても感謝しています。
このツアーでやりたかったこと
思いっきり、自分の人生や関心分野について同世代と話せる環境を作りたい
国内にいると、どうしても、他人の目を気にせざる得ない環境が多いなと個人的には感じています。
どんな人生を歩んでも、どんなことに興味を持ってもいいはずなのに、それがやりづらい。
自分のこだわりや、好きなこと。それだけやって生きていくことが簡単にできるほど、現実は甘くないことは知っています。
ただ、それにしても自分の人生について本気で考えたり、興味のある分野に対して思いきり話せる環境があまりないなと感じていました。
このツアーを通してそういった環境を作りたいと思ったことが、僕がやりたかったことになります。
最後に
ツアーの最初のmtgをしたときからもう2年以上が経っています。
運営が見つからなかったり、現地コーディネーターさんとのやり取りで苦戦したり、説明会になかなか人が集まらなかったり。
色々ありましたが、無事ツアー行うことができました。
学生でツアーやってみたい、オランダツアーの話をもっと詳しく直接聞きたいという方は是非ご気軽にご連絡ください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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