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黒人差別とパレスチナ問題について

5月25日

アメリカでジョージフロイドさんが、警官に首を絞められて殺された。
このことを筆頭に、各地でBlack lives matterデモが起きている。

それは、日本も例外ではない。

6月14日

渋谷でデモが行われ、約3500人が参加したという。

私は、日々Twitterで流れてくる「日本でも差別がある」エピソードを見て、これは遠い場所で起きている出来事ではないと改めて感じた。

そして、一つのツイートに特に目がとまった。

Happening every day in occupied Palestine!
pic.twitter.com/TDVAQnkrec
— Shehab News Agency (@ShehabAgencyEn) May 29, 2020

警官に首を絞められる男性たちとともに一言、「占領されたパレスチナでは毎日起こっている!」

このツイートをみて、私はハッとさせられた。

パレスチナはイスラエルに占領されており、国際法上違法である分離壁の建設や、イスラエルによる入植が進んでいる。

そこに私は、1か月だけ渡航したことがある。

なぜなら、当時NGOでパレスチナ関連のインターンを行っており、実際に現地を見たかったからだ。

渡航したある日のエピソードを挙げたい。

パレスチナは入るにも出るにも、イスラエルの検問所を通らなければならない。

イスラエルと行き来しているバスに乗った日は、武器をもつイスラエル兵士がバスに乗ってきて一周して去っていく。

またある日は、徒歩で通り抜けようとしたがすごい行列でなかなか進まない。

なぜだろう?検問所は、空港のセキュリティチェックのようにいくつかレーンがある。

その日は、二つしか通れるところが空いていなかったのだ。

向こうでは若い男女が談笑しながら、荷物を確認している。

私と友人の番になった。

「どこから来たの?日本!僕も来週から日本に行くんだよね。
    おすすめの場所教えてよ」

笑顔で話しかけてくれた。

後ろにはなかなか通れずにいるパレスチナ人が行列をつくっている。

私はなんだか、後ろめたさを感じて笑えなかった。

外国人である私は、検問所をすぐ通ることができて、日本に帰る場所がある。

パレスチナ人は、毎日検問所を並ばなくてはならず、海外に行くのは容易ではない。

生まれた場所が違うだけで、なぜこんな理不尽な扱いを受ける人がいるの?

検問所を通るために毎日渋滞が起きている光景は、一か月しかいなかった私から見ても、相当なストレスだった。

5月30日

障がいを抱えるパレスチナ人の青年が、イスラエル兵に射殺された事件が起きる。

https://www.news24.jp/articles/2020/05/31/10653668.html

今、黒人差別について多くの人が怒り、声を挙げている。

一方で、長らく続くパレスチナの占領問題については、声を挙げている人は少ない。

情報がないからだろうか?

関わりが少ないからだろうか?

遠い国の出来事だからか?

私もNGOでインターンする前はパレスチナ問題を知らなかったし、インターンが終わった今、積極的に関わっているわけでもない。

でも、黒人差別からパレスチナの現状という一連を見て、他人事にはしたくないと感じた。

自分に何ができるのか、何をするべきなのか答えはでていないが、SNSでパレスチナに関してシェアすることから始めて行きたい。

Website: https://cococolor-earth.com/

Twitter: https://twitter.com/cococolorearth?s=21

Instagram: https://www.instagram.com/cococolorearth/

Facebook: https://m.facebook.com/cococolorearth/

Youtube: https://www.youtube.com/channel/UChmiazcnhcEGKKHCXXAo9Ew

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