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ツイッターとコミュニケーション

意地でもエックスとは呼びません(笑) どうも、ここあです。

界隈でフェチ垢をやっていると、人を見る目が鍛わる気がします。どこの誰とも知らない人と密室でプレイしたりするんです。鍛わらない訳がない。
もう少し具体的にいうと、「ツイッターでのコミュニケーションからその人がまともな人かどうかを見極めるスキル」だと思います。
コロナの後押しもあり人の世界がオンラインに広がり、オフラインさながらに役割を持つようになってきました。それほどでなくても、それがコミュニケーションであることには変わりなく、オフラインでのコミュニケーションにも共通する事項はきっとあるでしょう。

私はプレイするためにツイッターを始めた訳ではないけれど、その可能性を想定していなかった訳でもありません。ネットでの出会いには漠然と危険なイメージがあり、当初はビビり倒していました。
けれど実際、とても快適に使えています。
それは、たとえツイッターというオンライン空間であっても、その人がどんな人かが分かるポイントがたくさんあったからだと思います。
この記事では、アカウントの向こう側にいる人がどんな人かが分かる指標を、ツイッターの機能や特性の観点から整理していきます。



Twitterの機能と特性

ツイッターの機能と特性を表にしてみました。実際に会ってプレイしたりその過程で通話したりする状況と比較するために、「通話」「会う」も添えました。

こうして見てみると、ツイッターってけっこう色んな機能があり、色んな特性があるなぁと思います。
そして機能や特性によって、その人の異なる部分が窺えると思います。ツイートだけでその人のことが分かる訳ではない。実際、「この人はツイートはわりと雑(すいませんw)だけど、DMでは礼儀正しいなぁ」とか、「この人のツイートは固い感じだけど、リプは優しいなぁ」とか、「この人はツイートでもリプでもDMでも変わらないなぁ」とか、同じ一人の人間でも、状況によって違う面が出力されるのを実感しています。

それは観察する分には面白いけれど、実際に会ってプレイするとなると、やはり諸々のリスクは無視できません。「この人は信頼しても大丈夫だろうか」ということを、色んな基準で見定めないといけない。少し上から目線に聞こえるかもしれないけれど、リスクを避けるために、これはお互いに必要なステップだと思います。私が人を見定めるのと同じように、私もまた色んな基準で見定められているだろうし、そうしてもらって構いません。寧ろ、よりハッピーな関係をつくるためには、その方が有り難いです。


私がTwitterで見ていること

前提として、私はプレイはコミュニケーションだと思っています。その上でどんな人とプレイしたいかというと、安全かつ楽しい人がいい。何だかすごく当たり前だけれど、だからこそ大切なことなのだということは何度言っても言い過ぎることはないと思います。


1.ちゃんとコミュニケーションが取れる人か

①読む力・聞く力、理解力

コミュニケーションの〈方向〉に注目すると、ツイートは発信、それ以外は受信です。ツイートそのものはただの呟きなので投げて終わり。けれどそれ以外は、誰かの発信した言葉に対して返事をするところからコミュニケーションが始まります。それには聞く力・読む力が必要であり、また相手の言っていることを理解するエネルギーを要します。人間関係を築く上で(そしてプレイにおいて)、この能力や労力は必須といえます。ツイート以外の機能によって、それらの能力がある人か、また自分にその労力をかけてくれる人かを見極めることができると思います。

たとえば、ツイートがどんなに魅力的でも、リプがいい加減だと、この人は相手のことをちゃんと見ているのかな、と疑問が湧いてきます。逆にツイートが雑でも、リプやDMが誠実なら信頼しやすいです。

発信側の力、書く力や話す力が不要だとは思わないけれど、コミュニケーションにおいては受信側の力の方がより重要なのではないかと私は思います。


②常識的行動

何が常識的行動なのかは意見が分かれるところでしょうが、パブリックな空間で周囲に配慮ができることだとここでは定義しておきます。
最近、ツイッターにスペース機能が追加されました。スペースができたことで、これまで基本〈一対一〉のコミュニケーションだったツイッターの世界に、〈一対大勢〉の空間が誕生しました。私はスペースはさまざまな点で特殊空間だと思っていますが、この界隈における利点を一つを挙げるならば、ある人が複数人と対峙した時にどう振る舞うかを知る手段を持てたことだと思います。一対一で話す時と大人数で話す時で、コミュニケーションの取り方や振る舞いが違う人は少なくないと思います。それが良いとか悪いとかいう話ではなく、寧ろそれは自然なことだと思うけれど、両方のパターンを知ることでより相手のことが分かるのは確かです。

たとえば、自分のいる場所のノイズが大きい時にミュートできる人は、自分の世界だけに終始せず、他者の立場に立って物事を考えられる人だといえます。自分が話すターンでも、会話の流れや参加者全体にとって自然な話し方ができる人は、自分本位な人ではないと推量できます。スペースでの振る舞い方からは、その人の常識や社会性が分かると思います。


③メタ認知

リアルの世界と同じように、ネットにも〈オープン〉な空間と〈クローズド〉な空間が存在します。とはいえ、DM以外はオープンです。ここではオープンな機能のうち最も影が薄いであろういいね機能について書きます。

いいねの通知が届くのはツイ主だけですが、いいね欄は誰でも見ることができます。いいね欄は、もちろんその人が何にいいねを押したかが表示されている訳ですが、分かるのはそれだけではないと私は考えています。
いいねと「思う」ことといいね「する」ことは違います。あるツイートをいいねと「思った」時、そこにはいいね「する」選択肢と「しない」選択肢があります。いいねと「思う」ことを感情、いいねを「する」ことを行動とすると、感情はコントロールできないし、しない方が寧ろ健全だけれど、行動はコントロールできるし、大人であればするべき、というのが私の考え方です。
回りくどい書き方をやめると、私は、女性の胸や性器の画像、また余りにも性的な内容のツイートにいいねしている人を、オフラインの公共空間においても女性を性的に消費することに躊躇いのない人だと見做します。その人が何にいいねと思うかは自由だし私の知ったことではありませんが、センシティブな内容のツイートにいいねすることが「私はセンシティブなことにイエスを示す人だ」という自己紹介だと理解でき(メタ認知)、たとえいいねと「思った」としてもいいね「しない」選択をできる人と私はプレイしたいです。それは自分の感情がどうであれ自分の行動をコントロールできるということであり、そういう人はプレイする時も自分の欲望だけを優先する可能性は低いと判断できます。

逆に、いいね欄から「この人信頼できそう」とポジティブな印象を持つことがごく稀にありますが、作為的なものを感じても逆効果だと思うから、こちらは正直よく分かりません。


2.安全にプレイできる人か

ここでは唯一の〈クローズド〉空間であるDMについて書きたいと思います。
オープンな空間とクローズドな空間の違いは、他人の目があるかどうかです。ツイートやリプ、スペースでの様子とDMでの様子が大きく違う人は私はあまり思い当たりませんが、仮にここが大きく違う場合、実際もそうである可能性があります。どういうことかというと、ホテルなどで二人きりになった時、第三者の目がなくなった時に、振る舞い方が変わるかもしれないということです。良い(安全な)変わり方だったらいいけど、不快な変貌だったらそれはとても危険です。


3.楽しくプレイできる人か

そろそろ楽しい話がしたいところです。ツイッターはスペースを除いて〈文字〉文化。文字は残ります。残ったものは遡れます。(スペースも録音されていれば再び聞くことができますが。)
それゆえ、ツイートやいいね欄、リプはその人の〈過去〉の保存、つまりデータベースといえます。素敵なやり取りも、おかしなやり取りも見ることができます。

また、DM以外はオープンなので、その会話の当事者でなくても、傍観者としてもその人のことを知ることができます。極端な話、一度も絡んだことがなくても、フォローすらしていなくても一方的にその人のことを知ることができる訳です。

何が言いたいかというと、〈オープン〉な〈文字〉ツールのお陰で、情報量が豊富で、自分が興味を持てるかどうか、自分と合いそうかどうかを判断しやすいということです。


4.それでも本当に大丈夫か

コミュニケーションは取れる、危険な感じもしない、やり取りも楽しい。そこまで分かったとしても、不安が綺麗さっぱり解消される訳ではないと思います。プレイを見据える人たちはそのために通話を活用するのだと思いますが、私も、その人と初めての通話をすると、距離がぐっと縮まるように感じます。これまでの信頼関係を確認できて、安心するんです。〈声〉の持つ説得力はそれだけ大きいのですね。

ここでツイッターで唯一の音声機能であるスペースについて、もう一度書きます。
文字と音声の違いはたくさんありますが、一言で言うならリアリティだと思います。ツイートやリプ、DMであれば、どんな言葉を使いどう文章を組み立てるか、どんなタイミングで発信するかなどを考える時間があります。つまりいくらでも加工・編集ができます。一度発信したものを消去することもできます。
それに対し、スペースはライブ。会話の流れがその場を支配するので、ふとした言葉選びや、相手の言ったことに対する相槌や応答を、わずか数秒の間に行わなければいけません。誤魔化しもやり直しも効きません。総じて、生身のその人が出やすいという性質を持っていると思います。特にこの界隈においては、この性質が持つ意味はいっそう大きいのではないかと思います。



以上、ツイッターの機能やその特性から人を知ることについて書きました。切り口は他にもたくさんあると思うし、皆んなもそれぞれの判断基準があると思います。

私の中にも実はまだまだ色んな指標があるのだけれど、書き切れないのでここでは割愛。でもまぁ、結局は勘かなと思います(笑)(元も子もない)
しかし勘に根拠があるとしたら、勘を勘たらしめるものが、これまで挙げた項目なのかもしれません(モノは言い様)。

よくツイートしているトピックだし、こんなnoteまで書いている私は、お察しの通り「コミュニケーション」や「信頼関係」ついて考えるのが好きです。だから、皆んながどんな風にツイッターやその他の場面で関係を築き、コミュニケーションを取っているか、非常に興味があります。もし共有してもいいよという方、ぜひ教えてください。また、このnoteの感想や意見など、何かあったら送ってもらえるとうれしいです!

長くなりましたが読んで下さりありがとうございました。

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