合同説明会の活用法

*合同説明会について
就活を始める時、最初に合同説明会に行く人は過半数いると思う。
おそらく、21卒向けの合同説明会も少しずつ始まっているため、参加する人はでてくるだろう。
しかし、「とりあえず行っておこう。」という考えはとても危険である。
なぜなら、企業数が多いため、どこを回ったら良いか戸惑い、時間を無駄にしてしまうからだ。
そのため「何を目的に合同説明会に行くのか」明確にしておくことが重要である。
以下に、2つの活用法を記載する。
志望企業が“ある人”も“ない人”も是非参考にしてほしい。

*志望企業の人事や社員とつながりを持つ。
つながりを持つために何をしたら良いのか。
まず、合同説明会に行く際に、興味のある企業について自分で調べておく。
これは、人事の方に質問をする材料を集めるため。
そして、合同企業説明会でブースに行き、人事の方に直接質問する。
そうすることで、人事に“意識の高い学生である”と思ってもらえる。
なぜなら、早い段階からこのようなことを実行できる就活生はそう多くはいないから。
だからこそ、自分を売り込み、覚えてもらえるチャンスなのである。

本気で志望している企業がある人は、ぜひ実行してみてほしい。

*知らない企業、志望していない業界の説明を聞く。
なぜ、知らない企業の説明を聞くのか?
「時間の無駄じゃない?」、そう思う人も少なくないと思う。

しかし、考えて見てほしい。
就活を始めたばかりの時は、多くの人が知っている企業の説明を中心に聞くと思う。
それはなぜ?→「自分の知っている企業だから」、「安定してそうだから」
そのような見方も間違ってはいないと思うし、最初はそれでも良いと思う。

でも、せっかくの合同説明会。
ならば、自分の知らない企業、興味のない業界を見て、「なぜ自分に合わないと思うのか。」しっかり言語化できるようにしたら良いと思う。
そうすることで、志望動機でも“なぜこの業界でないといけないのか”、説得力のある内容にできる。
逆に、説明を聞くことで興味を持つ可能性もあるかもしれない。
だから、「なんとなく」業界・業種を絞るのではなく、実際に目で見て確かめることが大切である。

何しろ、就活生の知っている企業は、自分たちが関わったことのある企業が多い。
しかし、日本の企業は約400万社もある。そのうち、99%以上が中小企業である。すなわち、大手企業はわずか1%にも満たない。
何が言いたいか。就活生の知らない企業はたくさんあるため、話を聞く前から視野を狭めないでほしい。

そして、興味のある企業は「企業説明会」で聞くほうが、内容が濃密なため役立つ情報を得られると思う。
(時間が長いだけでなく、社員座談会や仕事体感ワークなどのコンテンツも豊富であるから理解が深まりやすいため。)

ぜひ、就活を効率よく進めるためにも、「合同説明会」と「企業説明会」を上手く使い分けてほしい。

*まとめ
合同説明会は、企業数が多いため、何となくで行くと時間の無駄になってしまう。
そのため、志望業界が決まっている人も、これから始める人も、
・自分なりの目的意識を持つこと
・最初から視野を狭めないこと
この2点を大切にしてほしい。