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童心 2

三輪車、

私の為に 両親が買ってくれた

赤い三輪車、

あれほどに大切にしたものは 他にあったであろうか?

赤い三輪車、

それは 私にとっては、

単なる三輪車ではなかった。

ひとたび、空想の世界に持ち込まれると、

それはオートバイ、ペガサス、UFO、・・・

様々な乗り物に早変わりした。

念入りに整備もした。

ピカピカに 磨き上げた三輪車、

それを ずっと眺めて 空想にふけっていた。


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