#哲学ワークショップのび哲第3回目のお知らせ
https://note.mu/amagamisako/n/nc7e136779b25
上のURLは天雅操子様のnoteのページですので、そちらもどうぞご覧ください。
のび哲 -はじめての哲学対話‐ vol.3
日時:2015年7月26日(SUN) 13:00 ~ 16:00
場所:のびのび荘
参加費:1500円(ドリンク付き)
定員:12名
参加を希望される方は、のびのび荘にお問い合わせください。
~討論テーマ 悪について語る~
今回の討論テーマは「悪」です。ご存知の通り、世の中には悪い出来事が山ほどあります。悪い人が五万といます。どれも避けて通るに越したことはありません。もっとも、一生で一度も、身に悪いことが起こらない人生を送るのは、宝くじで3億円当てるよりも難しいことでしょう。
なにはともあれ幸福な人生、これは誰もが目指すものです。しかし悲しいかな、はびこる悪の存在は幸福を追求するわたしたちをいつも挫折させてしまいます。ほぼ避けられない悪を前にして、私たちの人生は生きるに値するのでしょうか? のび哲のアプローチが強く共鳴している哲学者・心理学者ウィリアム・ジェイムズは、かつてこのように問いかけました。
この問いに対して、「人生は生きるに値しない」と一度は答えてみせたのが、ロシアの文豪レフ・トルストイです。トルストイはどこかで「人生は無意味な悪の連続である」と書き、自殺の可能性を真剣に検討したようです。一方、私たちの多くが、トルストイの答えに納得できないものを感じるでしょう。「起きてしまった悪いことにはちゃんと意味がある、生きていることに価値がある。」わたしたちは自分にこう言い聞かせたものですし、不幸に苦しんでいる人もそう慰めたいと思うものです。
では、トルストイに成り代わって、あなたならどう答えますか?
今回はジェイムズの問いを意識しながら、悪について討論します。討論の題材には、小説、映画などのストーリーか実話を選びます。その主人公や登場人物のことを考えながら、意見を交わしましょう。題材は講師が用意し、当日に資料と口頭で紹介しますので、事前の準備は必要ありません。専門的な話はごくわずか、話題の理解に必要とされる範囲に留めます。参加者にはそれぞれの関心や観点から、悪について語りあってもらいます。講師が対話をまとめ、筋を作り、議論をリードします。気兼ねしない空気もつくります。未経験の方には参加することがチャレンジになるかもしれません。そんな方にも声を出してもらえるワークショップにします。
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