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童心7

〜石は、なんでも知っている〜

私が 7歳まで遊んでいた庭には、大きな石がごろごろ在りました。

曽祖父は、大木だけではなく 大きな石も大好きだったのでしょうね、

だから、遊びに疲れると 石の上に座ったり、立ったりしていました。

石の上に立って、目を閉じると

時間旅行が出来ました。

まだ行ったことも見たこともない、異国の風景が 小さな私の頭の中で 小川のようにサラサラと流れました。

石の上に立つと 時間旅行が出来ることを発見した時は 興奮しましたが、

その当時、大人も子供も、誰も信じてはくれませんでした、、

なぜ時間旅行?

それは、過去、未来 何処へでもいけるからです。

そして、

とても不思議なことなのですが、

これを読んで下さっている方々なら きっと信じてくださるとおもいますが、

石の上で遊んでいた時の記憶は、びっくりするぐらい鮮明に覚えているのです。

ついさっきまで、そこで遊んでいたかのように、

この落書きは、さっきサッサと描いた石の絵です。

人の顔ではありません、石なのです!



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