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妹からの可愛い質問 「あのさ、どうやったらわかりやすく話せる?」

先日、妹から面白い質問をされました。私の妹は、普段は私より格段にしっかり者で、現在一歳になる男の子を立派に育てているママ。てきぱきとやることが早く、的確にやるべきことを周りの人間に指示し(命令の方が的確かも。笑)、妹らしい愛嬌で周りを巻き込んでいく頼もしい人なのですが、珍しく私に質問をしてきたのです。

妹:「あのさ、どうやったらわかりやすく話せる?」

姉:「え?どうしたの急に?いつ話す時?」
  (彼女は現在専業主婦だが、突如プレゼンでもする気なのか?)

妹:「普段の会話だよ、いつもぐるーっと遠回りするように話しちゃうから、もう少し人にわかりやすくまとめて話せるようにならないかなと思って。」

姉:「ほぉー、なるほどね。普段の会話ね。」
  (うん、確かに1~100まで話すことがあるね。
   聞いてて途中から何の話だったっけって思う時、うん、ある。笑)

こんなひょんな会話をきっかけに、今まであまり意識していなかった「人にわかりやすく伝える話し方」を考えてみたので、備忘録的に、そして誰かのお役に立つことがあればと思って、ここに書き記してみました。

そうしたら、ポイントは下記の2点かな、と思いました。


①「全体像or目的」を先に見せる

 ジグゾーパズルでいう、「完成図」を先に伝えることが大事ですよね。一つ一つのピースの話だけされても何が何だかわかりませんが、先に完成図が見えていればそのピースの役割や行きつく先がわかってるから飲み込みやすい。

私がIT広告代理店に新卒で入社し、常に説明して頂く立場だった時も、説明がわかりやすい先輩は、先に全体像を見せてくださっていたなと思います。仕事であれば、ゴールが何なのか?ですよね。

逆に、聞いてて寝落ちしそうになる時は、大抵細々としたHow-toが先なんですよね。

それよりも、例えば何かのツールの使い方の説明であれば、

「このツールは○○を確認するためのツールで、○○のために使うものだよ。○○なシーンで必要になってくる。よく使う重要な項目を中心に説明するから、覚えておいて。次回から君に○○の項目は確認してもらうつもりだからね。」

ここからHow-toに入れば、「全体像・目的(向かう場所、自分の役割)」が明確になっているので、自分の中で情報を受け取る引き出しができた状態になることで、細部の情報を整理しながら吸収することができるのです。
つまり聞き手からすると、教え方がうまい、この人の説明はわかりやすい、となるわけですよね。


②目次だけ伝える意識で

私は基本的に人の話を聞くのも体力のいることだと思っているので、相手の負担を極力減らしたいと思っています。
例えば、おいしい料理でも量が多すぎるときつくなりますよね?それと似たイメージをベースに、なるべくポイントに絞って、
相手の興味のなさそうな細部はカット。話したいことに対してあまり影響のない細部はカット。

仕事の場合は、説明したことを相手はほとんど忘れるだろうという前提でいると、こんな細かいこと今言っても無駄だろうなと思うので、自然とここだけは押さえといてほしいというポイントだけ伝えることができると思います。

イメージでいえば本の目次だけ伝えていく感覚に近いと思います。なるべくそぎ落とすことで、伝えたいポイントの印象が強くなります


以上、私なりに考える「人にわかりやすく伝える話し方」をまとめてみました。noteには好き放題に書き散らかしているので恐縮ですが、もしご参考になる部分がありましたら幸いです^^

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