5/23-Her and All of My Friends/Ritt Momney

 最近はSiriが賢い。

 このアルバムに出会ったのは、僕が鹿児島市内から川内市へ車で移動中だった。夜で雨が降っていて仕事で疲れていたのでどうしても眠くてその時聴いていた音楽は聴きすぎて飽きていたので、試しに「Hey Siri,いい感じの音楽をかけて」と言ってみたら自分のiphoneに入っているアーティストの曲をランダムで流し始めた。久しぶりに聴くなこれ、と思いながらも選曲もその時の気分に合っていて、少しテンションが上がったのだけど、数曲が流れ終わってからは、今まで聴いたことのない音楽が流れ始めた。どれもこれもかっこよくてすごいなあと思っていたらこのRItt Momneyの曲が流れてきて、一聴で好きになってアルバムをその場でダウンロードした。Ritt Momneyが誰なのかもバンドなのかも読み方すらもわからなかったし、歌詞の内容もよくわからなかったのだけど、少し物悲しくて、雨の日の気分にぴったりだった。特に(If) The Book Doesn’t Sellが好きだった。彼女にこのアルバムをお勧めして聴いてもらったら、彼女も作業しながら聞き流してて、ピンときて、題名みたらこの曲だったって言ってた。彼女とは音楽の趣味がよく合う(中学高校の頃に好きだった音楽は微妙に違っている、というかお気に入りだったのが違うくて、その頃の思い出補正に溢れた趣味は合わないけど、そりゃそうか)。
 ここ2週間くらいずっとこのアルバムを聴き続けているけれど、ちょっと悲しい気持ちになれていい。1人で暮らしているからか元気すぎる音楽を聴く気になれないし、歌を口ずさむこともほとんどないし。最近は土日はキャンプに行っていて、Ritt Momneyの好きな曲の歌詞を和訳して過ごしていた。歌詞もわからず聴いていたのだけど、訳してみたら結局失恋の歌だったし、途中で神様と悪魔がキッチンで一緒に飲み物を飲んでいて、自分に見られたことを気づいた神様は顔を真っ赤にして、これは違うんだ!って言い訳を始めて、もう天国も地獄もひどい状態になってしまっているから死後の世界はないので、今の人生を精一杯楽しめっていうメッセージを残してどこかへ行った。みたいな歌詞だったのがちょっと面白かった。宗教についてもっと造詣が深ければ違う理解になるのか、ただ単にそういう描写なのかまだよくわかってないけど、まあそれでもいいかなって思った。
 ほとんど全ての曲が最初からスッと入ってきて最後までずっと好きだったので聴き続けた変化はありません。もっと洋楽に関してもどういうところが好きとか嫌いとかわかるようになりたいな。

今週はテスラは泣かない。のMOONを聴きます。

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