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わたしのなかのもの


わたしの中にはなにがあるのか。
わたしがしたいことはなんなのか。
いつも探している。
見つけた気がして、自信に満ち溢れている時もある。
でもある瞬間、角を曲がったとたんに自分のなかの気持ちが入れ替わってしまう。
見つけたと思った自分を責めて、自信を持ったことを後悔する。
 
いま思えば警告はあったのに、気づかないふりをして突っ走ったのだ。
それはなぜ。世界を作りかけては完成する前に壊していく。
 
いまは立ち止まって足元を見直そう。
心を浄化し、自分を整え、時間をかけて設計図を引きなおすのだ。
 
わたしは誰になりたかったのだろう。
誰かではなくて、ほんとうのわたしに戻ればいいのかも知れない。
 
ほんとうのわたしは遠い過去に置いてきたのか。幼い日に置いてきたのか。
振り返ると記憶の片隅に温もりを覚える。
悲しい思いや寂しい思いが溶けだして涙になってあふれてくる。
自分を思いきり泣かせてあげたら、顔を上げてまた歩きはじめられるだろう。

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