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わたしの挫折

私は音楽高校のピアノ科で三年間ピアノ漬けの生活でした。

でもみんな仲良くて楽しくて宝物の青春時代てした。

だけど、ここは音楽高校、みんなすごく上手でした。

毎日毎日練習してもしても追いつかない…今まで、近所でピアノの上手なお姉さんと呼ばれ、学校で何かあると伴奏していた私が初めて味わった挫折でした。

一番の致命症は、ピアノをひくには手が小さかった。次に、あんまりみんな上手なので人前で弾くのがこわくなった。実技テスト、発表会、演奏会前の緊張感が半端ない。

自分の才能に見切りをつけた時、声楽の先生がドイツで歌を勉強してきたら、と言ってくださいましたが、音楽を職業として生きてゆくことを諦めました。

大学では法律を勉強しましたが、あんまり記憶に残ってなくて…

挫折ではありましたが、今になってもわたしの身にしっかりついているのは、泣きながら、汗だくになりながら練習した、ピアノだということもわかりました。

その後も挫折はいろいろありましたが、道は一つじゃなくて、ぶつかりながらも、なんとかなるということを学んだ良い挫折だったのかもしれないと、自分勝手にいい様に解釈しています。

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