コンクリートのまとめ#1 ~残念ファーストピック編~

NewsPicksのみなさま、こんにちは。はじめまして、Note。

・そもそも
「経済を、もっとおもしろく。」をコンセプトに掲げるNewsPicksというニュースアプリに登録しているのですが、工学部卒で経済への理解はサッパリなうえ、最近話題の仮想通貨とかAIとかドローンとかトランプとか、イノベーション臭のする話題にも置いてけぼりを食らっています。
じゃあ何が楽しくてNPをやっているかというと、自分が好きなコンクリートの話を集めて拡散するためです。
嘘です。コンクリートの話なんて誰も興味がないので、基本的に拡散されません。
ここでは、NPの本流からは全く外れたコンクリートの記事の中でも、特に反応の無かったものを集めました。
半分は自分用のまとめメモなのですが、もし一人でもコンクリートに興味を持ってくださる方がいればコンクリートbot冥利に尽きます。
選考基準は、
・2018年4月以降に公開され、
・自分がファーストピックし、
・バズらなかったもの
です。コンクリートの記事は必ずバズらないので、つまり何でもアリです。
記事を集めなおして、そこで考えたことを少し追記しています。

なお、本Noteアカウントの作成から始まるこの記事は、みゅーとさんの以下記事のリスペクト、もとい丸パクリな点はご容赦ください。
#1と銘打ったものの 、たぶん次回は無いしこのNoteアカが捨てアカウントになる予感には目をつぶります。

・予備知識

セメント=コンクリートの材料
/以上

では、さっそく。

・コンクリートの認知度は使用量と反比例

いきなりコンクリートとは関係の無い話ですが。
大谷選手が走塁中に「セメントのように」硬いベースで足首を捻挫した、という記事ですが、英語記事では「cement-bag」と記載されていることからも、セメント≒コンクリートじゃなくてセメント袋が正しいんじゃないの?とコメントしました。
セメントは小口出荷では袋で出荷されます。大昔は樽でした。某市のふるさと納税ではセメント袋形のクッションがもらえるそうですよ。
で、思うのは。コンクリートは地球上で水の次に多く使用される材料なのに、世間の認知度がとにかく低いということ。記者ですらそうです。
女子高生でもセメントとコンクリートの区別がつく未来を待ち望んでおります。

・新しいコンクリートの開発

新しいコンクリートの開発なんてあるの?と感じる方は多いと思いますが、建設会社やセメント会社でしっかり取り組んでいます!
ただ、使用量が莫大なうえ、人命に直結するため法律や制度上の規制も厳しいので、実用化までのプロセスが難しい分野だと思います。
前例の無い材料が採用されづらいのはどこも同じでしょうが、保守的な建設業は特に。そこも面白いんですけどね。

・いたるところにコンクリート

国内では年間4000万トンものセメントが使用されていますが、これだけ安くてたくさん使える材料は他にありません。
日本でも20世紀からコンクリートの利用が本格化したので、慣れ親しんだ故郷でも思わぬところでコンクリートが使われているかもしれませんね。

・コンクリートにも医者が必要

コンクリートはちゃんと施工してメンテナンスをしてあげないと、すぐに劣化します。
かつて「コンクリートはメンテナンスフリーである」という誤った認識が独り歩きし、急ピッチな大量需要に応えるために低品質なコンクリートを使ったツケが、いま国内で問題になっています。
しっかり面倒をみると驚くほど強くなってくれるのがコンクリートのいいところ(かわいいですね)なので、適切な維持管理は必須です。
コンクリート診断士の資格を持っていれば、くいっぱぐれることも少なくなると思いますよ。

・コンクリートは都市の静脈

むかーし、私が高校生くらいのころ、「コンクリートから人へ」というキャッチコピーを掲げた政党が政権を担い、なにかにつけてコンクリートはワルモノにされがちです。
コンクリートで国土をむやみに灰色にすることが環境破壊であることはその通りですが、セメントとかコンクリートの役割は新しいモノを作ることだけではありません。
不要になった廃棄物をリサイクルしてセメントにし、誰でも取り扱いができるコンクリートにすることで労働需要を創出し、安全・安心な街を作ることです。
悪いのはいつも、コンクリートではなく人です。そこを見誤らないためにも、コンクリートのことを知っておくのは将来のために悪いことじゃないんじゃないかなと私は思います。

・コンクリートは誇りのある仕事

コンクリートという材料もそうですが、コンクリートに携わる仕事のイメージはあまり良くないと思います。
良い悪い以前に、そもそもの認知度が低いのが現状です。
建設業界の縮小やRC造からS造への移行、燃料費高騰に従業者の高齢化など、景気のいいニュースはあまり聞こえません。
それでもコンクリートの需要が無くなることはありませんし、現場で働いている人はこの材料にプライドをかけています。
コンクリートは人間の手で岩石を作るという挑戦です。なにも長続きしない私のようなちゃらんぽらんでも、人生をかける価値が大いにあると思っています。


以上、書いたら長くなりましたね。
日曜日のヒマの勢いにまかせて書き殴った駄文ですが、ひとつひとつの記事は一読の価値アリです。
最後に、改めてみゅーとさんに感謝とリスペクトの意を表して、今回はここでおしまい。

次回があるかどうかは、全く不明です。

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