いちばんやさしいコンクリートの教科書 ~目次とひとりごと~
目次です。随時更新。
書く順番はこの通りではないし、気分でころころ追記・削除します。
書いてほしい項目があればコメント欄等でいつでも教えてください。
「コンクリートとJ-POP」とか「コンクリートと文学」とか、何でもOKです。(書けるかは別ですが)
1.コンクリートはどこから来たのか、コンクリートは何者か、コンクリートはどこへ行くのか
2.現代社会におけるコンクリート
3.コンクリートの歴史
4.コンクリートに対する認識
5・コンクリートの規格・法律・制度・学会等
6・コンクリートにまつわる産業
7.コンクリートの構成材料
8.セメント
9.セメントの硬化と水和反応
10.フレッシュコンクリート
11.硬化コンクリートの短期挙動
12.硬化コンクリートの長期挙動
13.コンクリートの変形
14.特殊なコンクリート
15.コンクリートの設計
16.コンクリートの施工
17.コンクリートの構造力学
18.コンクリートと環境問題
19.コンクリートと地政学
…ほか、随時変更予定
ひとりごと
記載日:2019.4.27
インターネット上でコンクリートの話を書き散らかすようになってから一年ちょっとが経ちました。
これからも好きなようにやっていきますが、少し体系づけてまとまった文章を書きたいと思います。
といっても、集中力が続かないので、自分の好きなタイミングで、好きなことを書いていきます。
そのために、コンクリートの教科書を書くことにしました。
なぜか。
ちょっと前に、コンクリートの平成史という記事を書きました。
これがありがたいことに少々話題になって、2019年4月現在でnoteで5万PV、はてなブックマークで1200user、NewsPicksで1000Picksとか、そんな感じです。
書いた人だから断言しますが、あの記事にそんな価値はありません。
あそこに書いてあることは、コンクリート技術者なら知っていることだらけです。
これは結局、世の中の人が僕たちコンクリート技術者が思っているよりもずっと、コンクリートのことを知らないということ、そして僕たちコンクリート技術者が思っているよりもきっと、コンクリートは魅力的な材料だからだと思います。
タイトルは、「いちばんやさしいコンクリートの教科書」にしました。
やさしい、という言葉を選んだ理由は3つくらいあります。
1つ目は、ハードルを下げるためです。
僕よりコンクリートに詳しい人は世の中にいくらでもいるので、僕には難しい話はできません。
2つ目は、わかりやすく書くためです。
よくNewsPicksで「わかりやすい」とコメントを評価していただくことがありますが、これって、技術者や研究者としてはある意味でされてはいけない評価であると僕は考えています。
この評価の裏には、例えば大学の授業や教科書に対して「わかりにくい」と考えている人が多いからだと思うんですが、当たり前です。
先人が何百年もかけて作り上げた理論を少しの時間でわかりやすく理解するのなんて、土台無理なんです。
科学的に中立で完成された文章は、往々にしてわかりにくいものです。
でもここでは僕は、優れた文章ではなく、わかりやすい文章を書くことを優先させます。
ということは、僕というフィルターを少なからず通すために、ここに書いていることは必ずしも技術的に最適な表現ではないかもしれないということは、ご理解ください。
3つ目は、無料だからです。
市販のコンクリートの教科書よりも勝っているのは、この点だけです。
本当にコンクリートの勉強をしてみたい方は、そちらを読んでみてください。
おすすめの本もいっぱいあります。
この連載がその一歩になれば僕は幸いです。
(ちなみにこれは既存権益を損なうことはないよという業界内へのアピールです)
僕は勉強が嫌いなので、誰よりも優れたコンクリート技術者や研究者になりたいとか、そういう気持ちはありません。才能もありません。
なので、皆さんの方が僕よりもコンクリートに詳しくなってください。
そして僕にコンクリートのことを教えてください。
それだけが僕の夢です。
ご意見・苦情・励まし等、何かあればいつでもご連絡ください。
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