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220501┆ 「リーディックシアター『THE ∞ Family』team.Fancy 夜公演

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こんにちは。


今回は、2022年5月1日に開催された「リーディックシアター『THE ∞ Family』team.Fancy 」の夜公演について綴っていきます。


前回投稿したこちらの記事でこのお話の内容は書きましたのでの今回の夜公演では壮馬くんについて書かせていただきます。


昼公演に比べてアドリブやアレンジが入って生の掛け合いに感動。瞬時に役としてアドリブに返せるって表現者さんってほんとすごいなぁ。


双子だと明らかになるシーンでは、ファウスト(弟)が苛立ちを募らせて地団駄踏んだり、子供みたいにありのままの感情を曝け出して怒りに身を任せてる演技がとにかく怖かった。


ふと、隣のドレミ役の明坂さんと並ぶとやっぱり骨格が男で「あぁ壮馬くんも男なんだな」と ( 笑 ) その体格差に萌えましたごちそうさまでした。


ドレミが、外見はフータロー(兄)だけど中身がファウスト(弟)だと気づいたシーン。フータローからファウストに変わったあとの笑い方が昼公演よりも不気味すぎる。ドレミの「なぜオルゴールが埋め込まれてる?」からの「俺裸になって見せたことあったっけ?」でクソださ衣装のベストをペラペラすんのまじで...衣装ダサすぎ(何回でも言う) この間ずーっと右に左にフラフラ舞台上を歩き回ってるんだけど歩き方も怖い。そしてファウストが
カエルの歌を歌うシーンでは、瞳孔剥き出しでずーっと高音で笑ってて、本当にクックックって悪役ド定番(言い方)な不気味な笑い方...一瞬でこいつやばい奴だとわかる。


ドレミにファウスト(弟)がフータロー(兄)との昔話を話す夢物語のシーン。本来ページをめくるペラってSEが入ってそれに合わせてお芝居するんだけど、合わなくて壮馬くんがページめくるポーズしながら数秒待つのかわいすぎんだろ ( 笑 ) 1人2役だからほんとずーっと喋ってて、額にも鼻下にも汗だくで照明で照らされててすごく素敵だった...。そして生演奏バンドのドラムの前にあるアクリル板に反射して台本の内容や壮馬くんの横顔が映されてて美しい...。


最後のファウスト(弟)が死んでしまうシーンは涙なしではみれない。ファウストのイライラや後悔の負の感情がドドドッと押し寄せてきて泣く。「死」がないみんな幸せな世界を創りだそうとしているファウスト(弟)に対し、「死」がなかったらみんな幸せになれないと教えてあげるフータロー(兄)。この対比が本当に切ない
フータロー(兄)が憎いと言ってはいたけど本心では憎い<好きなんだよね。脳の一部が欠損していることだけで名前すらなかった彼に、ずっと優しかったフータロー(兄)。昔ファウスト(弟)がフータロー(兄)に教えてもらったカエルの歌を彼の唯一の才能であったピアノで演奏して「俺は帰るんだ...兄さんのいる場所に...」と言い残し、魂も死んでしまったファウスト(弟)。
ここのドレミの「ファウストが道に迷うことはない。だってフータローとずっと一緒だもん」というセリフに本当に心が救われた。


ここで無事本編が終了。暗転したら台本を閉じ左手にすっと持って明転後ちょっと微笑みを浮かべてお辞儀。


最後の挨拶で王子様みたいに左手を前にして挨拶。壮馬くんの恩師である中尾さんと目を合わせてお互い拍手してんの本当にエモい...まだ養成所生だった壮馬くんと講師だった中尾さんが共演とかもう泣けるじゃん。
捌ける際は自分の後ろにいるのバンドの方に頭をペコペコしたあと、客席に振り返りお辞儀で退場。


改めて壮馬くんの演技力に圧巻されました。
私的にはファウスト(弟)が不埒で仕方ない...フータロー(兄)を許せないという想いはたしかにあったかもしれないけど、それよりもただただもっと長く生きてフータロー(兄)の元に居たかったというファウストの気持ちを考えるだけでもう心が苦しい...来世はこの双子が何も気にせずただ2人が笑って過ごせる世界が来ることを願っています。


今回は運営がやばくてまじでどうなることかと思ったけど、終わりよければ全てよし(?) 素敵な朗読劇をありがとうございました!


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#斉藤壮馬 #リーディックシアター 『THE∞×Family』