見出し画像

2月25日(日)「3月のカレンダーを作ろう!」イラストワークショップのご報告

 今回もあいにくの雨の中。お足元悪い中、ご参加ありがとうございました!ワークショップ第3回目は、「3月のカレンダーを作ろう!色鉛筆xマーカーでいちごのケーキを描こう!」。今が旬のいちごとケーキのイラストに挑戦です!

ポスター

 2月のワークショップでは「ペンxマーカー」を使ったイラストを描きましたが、今回は「色鉛筆xマーカー」を使いました。ワークショップでは、ご自身が心地よいと感じる画材に出会ってほしくて、毎回使用する画材やイラストのスタイルを変えています。

 何度も言いますが、絵が上手になるコツは毎日描くことです!とはいっても、毎日描くのは案外難しいですよね。なので、自分が気持ちよく描ける道具を見つけることは、絵を描き続けるうえでとても大事なことなんです。


今回はほとんどの方が、1時間半ほど集中して制作!

〜ワークショップお品書き〜

①講師自己紹介
②ブラインドカンタードローイング(5分)x3セット、ジェスチャードローイング(1分)x3セット
③イチゴとケーキの描き方のデモンストレーション
④各自制作
⑤お茶とお菓子で休憩&雑談タイム

ブラインド・カンター・ドローイングとジェスチャー・ドローイング

 前回のワークショップでもやっていただいた「ブラインド・カンター・ドローイング」。これは絵を描く前の、脳と手の連結をよくする準備運動みたいなもので、ニューヨークの美大でしょっちゅう練習していました。

これに加えて、今回は「ジェスチャー・ドローイング」も行っていただきました。ジェスチャー・ドローイングとは、対象物を短い時間で描く練習です。見たまま、正しく描くということより、「印象」を捉えることが目的です。初めは1分、30秒、10秒、とだんだん時間を短縮して、一瞬で対象物を捉える力を鍛えます。

 どちらもあまり試したことがないドローイング方法だったようで、皆さん楽しんで下さった様子。お子さんたちはゲームみたいに思ってくれたみたいで、「もっと、もっと!」とリクエストいただきました。

イラストで伝えること

 世の中にはいろいろな種類のイラストがあると思いますが、私が教えるイラストは言葉の代わりに、絵で自分の気持ちを伝えるコミュニケーション手段です。なので、毎回ワークショップで描くイラストには、お題に挑戦してもらっています。 
 今回は、下記3つに注意して描いてもらいました。

1.できるだけ多くの色を使って描く
 これまでのワークショップで見ていると、色鉛筆を使うときに1色だけしか使わない方が多く見受けらました。色鉛筆はさまざまな色を重ねて絵に深みを出せることが、特徴のひとつでもあります。今回はできるだけイチゴの中にたくさんの色を見つけて、できるだけ多くの色を使うことに挑戦していただきました。

2.春を感じさせる配色にする
 
毎回見本に私の描いたイラストを参加者の皆さんに配りますが、まったく同じように描かなくても大丈夫です。ただひとつ、3月のカレンダーなので、春を感じさせる配色にするようお願いしました。

3月と文字を追加した作品(左)と、ミモザをあしらった作品(右)

3.光と影を意識
 色鉛筆は淡い色合いなので、仕上がりのイメージがぼんやりしがちです。そこで絵に「締まり」を付けるために、光と影を意識して描く練習をしました。特にいちごを描くときは、陰影をはっきり出して粒々の凹凸まで表現すると、美味しそうに見えます。参加者の皆さん、最初はいちごの描き方になれずに手こずっている様子でしたが、最後まで描きあげていました!すばらしい!

 最後、片付けでバタバタしていたらお子さんたちの作品の撮り忘れてしまいました…。さすがの想像力で、カラフルで美味しそうなケーキを描いていました!

次回ワークショップ

 次回のワークショップは<3月31日(日)13〜15時>です!詳細は後日、こちらのブログ、または他SNSなどでお知らせいたします。

 イラストワークショップへのリクエストフォームもありますので(匿名で送信できます)、よろしければ「こんなワークショップをやってほしい!」「こんな絵を習いたい」など、ざっくばらんにご意見お寄せください。
 皆さんに喜んでもらえるよう、今後の企画や運営に反映させていただきますので、よろしくお願いいたします!