ずっと現実やで

大晦日は、9時に起きた。地元の友達の家に集合して、韓国料理パーティーをする予定があった。
雪がちらほら降る中自転車を走らせて、10時には友達の家についた。家主よりも早かった。家主はすっぴん寝巻きで鍵を開けてくれた。
そんなこんなで4人集まり、近くのスーパーへ。メニューは、チゲ鍋とチーズキンパ。チゲ鍋やからコチュジャンいるよなあとダシから作る気満々で意気込んでいたが、赤からのもとがあったので迷わずそれを購入した。鍋とキンパの具材も買い、再び友達の家へ。ネギも買ったが袋に入らず1人が手で持つことになった。ネギを素手で持つ姿は、歳を重ねても、いつでも面白い武器になるのは、なんでだろうか。
再び友達の家へ戻り、さっそく調理開始。手際よくチゲ鍋(赤から)を作り、キンパもあっという間に7本完成した。美味かった。

お腹もいっぱいになり、お菓子とジュースを持ってこたつへ。中学の同級生だったが、久しぶりに会ったとしても近況をダラダラと話すとかではなく、逮捕された理科の先生の話や、いつもエルボーしてきてた理科の先生の話、語尾がずっと「やさかい」の理科の先生の話で持ちきりだ。理科の先生の話が終わる頃、友達がカードゲームを持ってきた。「はぁ?って言うゲーム」と「カナカナ使っちゃダメゲーム」だ。はぁ?って言うゲームは、いろんな「はぁ?」を表情と声色だけでどんなシチュエーションかを当てるゲーム。なかなか面白かった。あとはカタカナを使っちゃダメゲームは名の通り、カタカナ言葉を、カタカナを使わずに説明して当ててもらうゲーム。例えばお題が「ゲームセンター」だったら、「商業施設のだいたい最上階にあって、、大人も遊べる場所。お金を入れたら物を取れるような遊びができる」といったように説明をする。この説明の仕方には2パターンあった。頭で考えて丁寧に言葉で説明する人、音とジェスチャーだけで伝える人だ。私は前者だったが、こういうゲームは頭を使うし、上手く説明できたらすごく楽しい。難しかったのは「シュール」という言葉だった。結局誰もわからず捨て札になった。

年末年始も終わり、ふと友人に「現実戻るの嫌やな〜」といったら、「ずっと現実やで」と言われた。確かにそうだ。楽しいことも楽しくないこともずっと現実。現実を生きよう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?