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「令和6年能登半島地震」チャリティーイベントへの寄付対応のご報告

令和6年能登半島地震で被災された皆さまならびにご家族の皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

2024年1月、令和6年能登半島地震が発生し、ユーザーの皆さまがチャリティーイベントを企画し取り組み始めていました。

その動きの中、イベントを企画している方々から「イベントで発生する金銭についてclusterから被災地に向けて寄付をしてくれないか」とのお声をいただき、クラスターとしてもこの危機に少しでも力になれる動きができたらと考え、「2024年1月5日に令和6年能登半島地震 チャリティーイベントへの寄付対応」を行いました。


今回の「2024年1月5日に令和6年能登半島地震 チャリティーイベントへの寄付対応」には以下のようにたくさんのユーザーの皆さまにご参加いただき、総額198万8800円の寄付を行なうこととなりました。

  • 対象イベント開催日程:2024年1月5日(金)〜1月31日(水)

  • 開催イベント数:計156件

  • イベント参加者:1万6千人を超える参加者

  • チャリティーイベントで利用された「Vアイテム」総額:1,988,800円相当

これを受けて、同金額1,988,800円をクラスター株式会社より日本赤十字社を通じて被災地への義援金として寄付いたします。
https://www.jrc.or.jp/contribute/help/20240104/

寄付対応のきっかけとなるユーザーの皆さまのからの要望

clusterでは、x.comにおける "#clusterへの要望"というハッシュタグのついた投稿を確認しております。

「令和6年能登半島地震」の第一報が届き津波への注意喚起が多くのテレビで行われ続けた2024年1月1日の翌日に、clusterへは「clusterでチャリティーイベントをしたい」「お金を被災地に直接とどけられないか」といった趣旨の投稿が届き始めました。

クラスター株式会社の2024年の始業日は1月4日でしたが、年末年始のイベントなどに対応するスタッフや、業務外に気づいたことが共有されたり雑談が行われたりと社内の情報共有は行われている状況で、これらの要望に対してもプロダクトマネージャーやコミュニティマネージャーによりすぐにコメントがつき実現性の検討が会話されておりました。

対応方針の決定とすぐに届き始めるチャリティイベントの申請

1月4日、年初一番最初の会議として、チャリティイベントに対する対応が議論され、その場にて「期間限定で申請されたイベントに関してポイントの付与をせずに全額寄付できるようにする」という対応方針を決定いたしました。

多数のユーザーの皆様の声を受け、クラスター社としても「場所を問わずイベントが開催できる」という強みを活かして、この危機に少しでも力になれる動きができたらとの考えから現状できる範囲で最大限のことを最速で行おうとの意思決定でした。

本部をまたがる部署間での確認や業務プロセスの策定を行い【チャリティーイベントへの寄付対応】を公開いたしました。

チャリティーイベントとしてすでに準備していた方々がいたり、2023年のうちから新年のイベントを準備していた方々がいたりして、公開後すぐに【チャリティーイベントへの寄付対応】へのご応募が届き始めます。

様々なチャリティーイベント

今回の企画でたくさん開催されたチャリティーイベントのごく一部になりますが、実に様々なイベントが様々な人により開催されました。

継続的にclusterでイベント開催をする皆様のイベントから

普段やっている活動を能登の方々のために。寄付対応を発表してすぐに反応があったのはそんな気持ちが見えるようなイベントのご応募でした。まずは、継続的な活動をされている方々のイベントをいくつかご紹介します。

「童心への旅 山之辺七瀬コンサートクルーズ リコーダー船上ライブ いちこんクラシックコンサート」は、100回に及ぶプレゼンテーションイベントや数々の演奏者の音楽イベントを開催する主催者によるもの。3歳からソプラノリコーダーに触れるclusterのソプラノリコーダー演者による船上ライブイベントが開催されました。

想月亭コンサート "Song for..."
これまでに数十件ものイベントをclusterで開催してきた主催者さんの音楽イベントでは、「月を見上げる気持ちさえなくした人がもう一度笑顔で月を見上げる日常の為に」という思いで開催された音楽イベントで10人を超える演者の皆様と心を寄せるような夜が送られました。


ごった煮
は、投げ銭感覚で使った本来なら寄付されることがなかったお金が、被災地に届いていくということも一つの形でいいだろうと考えて普段から開催している音楽イベントをチャリティーイベントの形で実施したイベントです。ロビーにおいて弾き語りをおこなったり、シンクルームをつかったライブイベントが普段開催されています。


clusterラジオ体操部というイベントをご存知ですか?clusterでは毎週末と祝日に朝9時からラジオ体操のイベントが開催されています。有志の方々を中心に徐々に参加者数をふやしていったこのイベントでも、チャリティー対応への申請が行われ、ラジオ体操とともに募金活動が行えるようになりました。1月8日のイベントでは、休みの継続を求める人たちと、仕事に向けて英気を養う人たちがなかよくラジオ体操をしていた模様です。


能登半島チャリティーマラソンという枠組みでの20を超えるイベント

石川県からclusterに参加しているとあるユーザーさんは、x.comにてチャリティーイベントへの協力を呼びかけました。たくさんの人の共感を生んだこの呼びかけは、1つのイベントに収まらず、20を超えるイベントのきっかけとなりました。

その後「能登半島チャリティーマラソン」と称されたこの一連のイベントではたくさんのライブイベントが開催された他、読書会や、麻雀大会、さんぽイベントなど、共感した人たちの「自分にできる復興の助けとなる行動を」という気持ちのあふれるイベントでした。

能登半島地震チャリティライブ「花の歌」では、今辛い気持ちでいる方へも歌が届くように、「はなれたところからでも花びらが風にのっていくよう」花の歌をテーマとして開催されました。

~ピアノで紡(つな)ぐ希望の音は、28名のアーティストがそれぞれの『音』を奏でるというコンセプトでバーチャルピアニストのピアノ伴奏のもと歌と演奏のパフォーマンスが届けられました。

ユニークな要素をもったイベント

全体的に音楽イベントの割合が高い中で、それぞれの企画したユニークのあるイベントも数多くみられました。

Ohamayo Music Fashion Showでは、メタバースでライブ活動を行うバーチャルシンガーによるミュージックファッションショーが開催されました。企画をおこなったバーチャルシンガーの楽曲からイメージされた9名の衣装デザイナーによる衣装と、衣装にあわせた会場演出が行われました。

身体を張って無茶をしちゃうドMなcluster民と、それを見てほくそ笑むドSなcluster民では、何かしらの無茶をしその無茶を募金で称えたらおもしろいじゃないかということで多くの無茶が募られていました。企画者は年初から複数のイベントを準備している中さらに1つ追加して無茶なイベントを企画したとのことで、いかに真剣に人を楽しませることにむきあって継続しているかが伺われます。

能登応援きときと歌祭りでは、バーチャルシンガーのライブパフォーマンスに加えて、『写真でバーチャルとフィジカルを繋げる』というテーマで活動するフォトグラファーによって2024年1月4日以降に撮影した能登の写真とともに能登の現地での体験が語られました。


能登半島地震チャリティライブ "EXISTENCE”は、バーチャルな存在も物理現実世界への貢献を行うとの企画趣旨で開催されました。物理現実でも山伏をしているバーチャル修験者による復興祈念奏上により開幕したこのイベントは、個人勢VTuberの5名が出演し歌唱等のパフォーマンスが行われました。

イベントを支える皆様へ

総計156件のイベントは、1人で開催されたものもあれば、何十人もの協力により開催されたものもありました。

企画を考えた人、出演する人、ワールドを作成したり提供したりした人、イベントの撮影を行う人、イベント内での誘導などを行う人、イベントに参加してエモーションやVアイテムでイベントを盛り上げる人、イベントを楽しもうという心をもった人、そうしたひとりひとりの皆様の行動の積み重ねでイベントは成立しています。

今回の「2024年1月5日に令和6年能登半島地震 チャリティーイベントへの寄付対応」に応募してくださったイベントの中でも、そういった方々のお名前を目にしながら、わたしたちは私たちにできることで取り組んでまいりました。

本当にたくさんのみなさまのお気持ちを感じながら、イベントに陰ながら関われたことを大変嬉しく思っております。誠にありがとうございました。

能登半島地震によって被害を受けられた皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。