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アイテムのアウトラインの仕様変更について

こんにちは、PMのhtomineです。
しばらく前からハロークラスターの開発進捗をお伝えするコーナーで告知していましたが、次回のアップデートにて アイテムのアウトライン表示の仕様が変更になる予定です。
今回、仕様変更の影響でワールドの表現にも影響が出る見込みなので、事前に内容を紹介します。
リリース後、必要に応じてご対応いただけると幸いです。

変更点

  • アウトライン描画自体の品質改善

  • ターゲットしたアイテムのみハイライトされるようになる

  • オブジェクトとの前後関係が反映されるように(※ Quest版は非対応)

アイテムのアウトライン表示とは?

現在の状態です

clusterでは、インタラクト可能なアイテム(持てるアイテムや乗り物など)について、インタラクトできる距離になると、アイテムのアウトラインをハイライトする仕様があります。今回、この機能の挙動が変更になります。

インタラクト可能なアイテム
・Movable Item
・Ridable Item
・Grabbable Item
・Product Display Item
・Interact Item Trigger

アウトライン描画自体の品質改善

これまでアウトライン自体が太かったり、途中で割れたような表示になるなど、ワールド表現への影響が大きい部分がありました。この点を解消し、これまでよりも細めのラインで表示するようになります。

ターゲットしたアイテムのみハイライトされるようになる

茶色のギターを選択した状態

これまではインタラクト可能な距離にあるアイテムはすべてハイライトされていました(画像内 before の状態)。今回、インタラクト可能な距離であっても、ターゲットしたアイテム以外はハイライトされなくなりました
PC版(デスクトップ・VR)ではカーソルやポインターで選択、モバイル版では画面の中央付近にあるひとつを選択状態と扱うようになっています。なおハイライトはされませんが、従来どおりインタラクト可能な距離であればインタラクトの挙動は動作します。

オブジェクトとの前後関係が反映されるように(※ Quest版は非対応)

これまでは壁やアバターの向こうであってもハイライトが貫通していましたが、今回の変更でハイライトしないようになります。また、半分だけ見えている状態などの場合は、その部分だけハイライトするようになりました。
なお、この処理のみQuest版には対応しておりません(今後対応を検討していきます)。

前後関係の反映に関する影響

この点について、隠れたところにあるアイテムにハイライトしなくするために、インタラクト可能なアイテムのコライダーのうちメッシュに埋まっていない部分だけがハイライトされるようになります。この影響で下記のようなケースが発生することがあります。

例えば、下記のような対応で見た目と挙動を調整いただくことができるかと思います。

対応の事例

なお、現状一部でご利用いただいている、ハイライトが出ないようにするアイテムの作り方については、今回の変更の影響は受けません。
リリースについては次回を予定しており、予定通りであれば 10/3 週の早いタイミングでご利用いただけるようになる見込みです。

ご意見・ご感想お待ちしています

新しい仕様によって、これまでよりもワールドの表現を損なわない演出がしやすくなるのではないかと考えており、皆さんの手元で使っていただけるのを楽しみにしています。一方で、上記の通り場合によっては見た目に影響がある場合があります。お手数おかけしますが、必要に応じてご対応いただければ幸いです。
今後とも、ご意見・ご感想などあればいつでもDiscordやツイッターの #clusterへの要望 ハッシュタグなどへご連絡ください。

Discordサーバー「#clusterへの要望」チャンネル
https://docs.cluster.mu/creatorkit/support/creator-community/