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あらゆるものを瓶に詰めてみた!?

 きっかけは、2018年9月10日 コミュニティFM 渋谷のラジオ渋にぃ×TheCAMPusの番組であった。今HOT/これからHOTになる様々なコミュニティの方をお招きしておはなしをうかがう番組で、第2週がTheCAMPusという、インターネット農学校校長が全国の個性的な取り組みをしている農家の方々などが主なゲストの番組に、「ウエダ家」を代表して遊さんがいらした。ボランティアディレクターとしてスタジオで卓をしながら進行管理の名のもとに繰り広げられるトークを聞いていた私は、とにもかくにも驚きの連発だった。それがウエダ家さんとの出会いである。
 「買うものは加工されたものばかりで、摂取するだけでいいのだろうか。都会でのコミュニケーションの中で“人を作っている環境は?”“生き物としての役割は?“」と考えた遊さん。散歩しながら日々目についた花や草、実など目についたあらゆるものを瓶詰めして発酵させてみたとさらっとおっしゃるのを聞き、フェーダーに置いた手が変な反応をしそうになり、思わず横を見て顔を見つめてしまった(ディレクターがなぜゲストの横にいるのかというのは、渋谷のラジオの極めて個性的な作りによる)。さらに、その詰めたものがあるものはおいしそうに発酵するのに、あるものは本当にすごいにおいで腐ったとのこと。しかも美しい花が、咲いているときはいい香りで、瓶に詰めたときは美しいのに、本当にひどいにおいになったというのを聞き、この人はいったい、どういう人なんだろうかとすっかり興味津々で、心半分リスナーになってしまっていた。
 遊さんのお話がすごかったのは、実はここからで、「なぜそうなるのか?」を考えていったときに、植物の立場だったら、花ってどういう状態だろうと想像し、そこに一つの大きな結果を見つけたことだ。花は食べられたくない!! そしてそこから、植物と動物の違い、食物連鎖、微生物基準・乳酸菌の力へとどんどん発見を繰り広げていったことだ。昔の酒やしょうゆの寒仕込みの訳、自然淘汰の中で勝ち残っていくからこそ強い人にとっても大事な菌が作られるなどなど。
 あっという間に放送時間が過ぎ、すっかり「ウエダ家」ワールドに取りつかれてしまった私は、運よく直後にある講座に申し込むことができ、そこから目からうろこぼろぼろの乳酸菌LIFEに突入することになったのである。そんなこんなで、2年間が過ぎ、自分の生活の中にこの乳酸菌COBOが入ってきた。そして、それは、新しくもあり面白くもあり、食生活はもとより素敵な仲間も連れてきてくれ、自分の生き方にも変化を生じさせている。

 都市生活を生きていく中で、この乳酸菌を使うことが自分を作る武器になる・支えになると感じ、こうやって都市生活キュレーターとしてはぜひぜひ紹介していきたいと思うのである
 

この時の放送は、以下のアドレスから聞くことができます。神回でもあるこの放送。ウエダ家さんの考えや基本的な知識がギュッと詰まったとても分かりやすい内容です。
ぜひ、聞いてみてください
https://note.com/shiburadi/n/ne09efd8d13e8?magazine_key=m9a7d3ba5351d

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