![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/114868496/rectangle_large_type_2_fff2abe597f2b8dba16b40045f62edba.jpg?width=800)
第4回fuzzカップ観戦記ベスト64G
【担当記者:今田孝志】
1回戦(佐月-Rob-畠-松本)
アガリの出ない東場。
毎局リーチは入るが、どうしたことかアガリに結びつかない。
東3局2本場、佐月の2巡目1枚切れ北単騎リーチも不発。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/114868557/picture_pc_1d1853a2c87f16101ea7bc8513be3850.png?width=800)
親が一回りしたが流局時に親のテンパイもなく、東場が終わると供託に4000点が置かれ、積み棒が4本貯まっている。
南1局4本場。
佐月が中ポンから発進して打東。
ホンイツまっしぐらではなく、三萬、④ピンのくっつきも見てスピードを重視。
この後カン③ピン待ちでテンパイ。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/114868627/picture_pc_54b3d8853961a474291e0fc648a233ac.png?width=800)
Robも6巡目にドラの⑧ピンを捨ててスピード重視。
まずカン④ピン待ちのタンヤオテンパイ。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/114868749/picture_pc_f32ad87065b44a64fcdb7034a17758df.png?width=800)
②ピン引きで①-④ピン待ちになったところでリーチ。
佐月も供託ゲットを目指してぶつかり合うが、1回戦初アガリは畠。
回りながらテンパイを入れ、佐月から1600は2800のアガリ。Robのリーチ棒を加えて供託5000点で、合計7800点の収入。膠着から一歩抜け出した。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/114868851/picture_pc_60b225c1a1664b7812a1b8e6e7e5d147.png?width=800)
大きなアガリが出たのは南3局。
Robが中・三暗刻・ドラ3・赤1をテンパイ。一手変わり四暗刻。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/114868884/picture_pc_356ad2e0f81754fa684b6525a100d61b.png?width=800)
二萬を引いてツモり四暗刻テンパイ。
だがRobは五萬を切ってリーチ。シャンポンのツモり四暗刻でなく、リャンメンの倍満以上確定リーチを選択。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/114868911/picture_pc_37ef39ee1c3459ef40b39547ac449ddc.png?width=800)
リーチ宣言牌の五萬を畠がチー。
![](https://assets.st-note.com/img/1693442670334-mjUrBeYpFy.png?width=800)
流れた八萬で、松本が畠に放銃。
Robの倍満は実らず、畠の12000のアガリとなった。
これが決定打となり、1回戦は畠がトップ。
![](https://assets.st-note.com/img/1693741938487-s6NS9rSZDq.png?width=800)
2回戦(佐月-畠-Rob-松本)
1回戦4着のRobが全局参加の勢い。
東1局1本場・東2局と、畠の2局連続アガリ。Robは2局連続放銃。
大きなラスを引かない限り通過濃厚の畠は、このあと手堅い打ち回し。
残る1つの椅子を3人が争う展開となる。
東3局2本場は佐月のアガリ。3900は4500。1回戦ノーホーラの佐月のこの日初のアガリ。
放銃はRobで、流局を挟んで3連続放銃。
![](https://assets.st-note.com/img/1693444210201-yIMP8SMDUF.png?width=800)
ここからRobが逆襲。
東4局。最終手番で①ピンをツモって2000-4000。
![](https://assets.st-note.com/img/1693444757317-jqNE3sVWrv.png?width=800)
続く南1局は1-4索待ちの先制リーチ。
松本がテンパイ打牌の1索で一発放銃。1索はトイツ落としの2枚目。
裏も乗って8000。このアガリでRobはトップに立ち、通過ポジションとなる。
![](https://assets.st-note.com/img/1693445096904-LwsfZ9urO1.png?width=800)
南2局。またしてもRobが先制リーチ。
![](https://assets.st-note.com/img/1693447908528-xVizUWbehq.png?width=800)
しかし白暗刻の松本が北をポンして応戦。
Robが松本に5200を放銃して、ここは松本に軍配が上がる。
![](https://assets.st-note.com/img/1693447949803-ZoDaYrsnPU.png?width=800)
南3局を迎えて点棒状況は以下の通り。
佐月 27000
畠 26000
Rob 25700
松本 20700
畠は安泰。
残る3人はほぼトップを取った者が勝ち上がり。
(Robトップ、松本2着の場合は、Robは1500点以上の差が必要)
全員2万点台の激戦。
僅差で佐月が通過ポジション。
今度は松本が先制リーチ。
ドラの4索を重ねて、中とのシャンポン待ち。
![](https://assets.st-note.com/img/1693449006537-9qwZ85DkRA.png?width=800)
⑤ピンをポンしたRobが、ドラのカンチャンを引いて發バックでテンパイ。
![](https://assets.st-note.com/img/1693449223183-alwQcGOeY4.png?width=800)
またしてもRobと松本のぶつかり合い。
發と中の捲り合いの結末は・・・。
![](https://assets.st-note.com/img/1693449601559-s6YFlIT5aD.png?width=800)
九萬、④ピンとリーチに無筋を押し切ったRobの勝ち。
2600オールでトップ逆転。通過ポジションに立った。
南3局1本場を迎えて点棒状況は以下の通り。
Rob 34500
佐月 24400
畠 24000
松本 17100
オーラスの親があるとはいえ、打点が必要な松本は、このテンパイから①ピン切りダマテン。
![](https://assets.st-note.com/img/1693450015568-2f0Ob3ft5F.png?width=800)
次巡5索を引くと、②ピン切りでテンパイを崩す。
そして9索を引くと、1索で高めイッツーのフリテンリーチを敢行。
![](https://assets.st-note.com/img/1693450303950-BCcpwrAZDm.png?width=800)
だが残る1索は、その後すべて場に放たれてしまう。
Robはタンヤオ・イーペーコー・赤1のテンパイを入れていたが、最終手番前に上家の畠から7索が切られると、これをチー。
![](https://assets.st-note.com/img/1693450637036-gu0t7xGdSf.png?width=800)
2着の佐月との差が10100点。
テンパイ宣言して連荘するか、伏せてオーラスに進むか。
Robは後者を選び、リーチの松本のハイテイをずらすチー。
松本が最終手番で5索をツモ切ると、佐月がこれを鳴いて一萬を勝負。テンパイノーテンでRobとの差を少しでも詰めようとする。
それぞれが少しでも良い条件を手にしようと、最終局面でのギリギリの攻防。
![](https://assets.st-note.com/img/1693452825311-J5AtM35FJt.png?width=800)
南4局2本場を迎えて点棒状況は以下の通り
Rob 33000
佐月 25900
畠 22500
松本 17600
(供託1000点)
Rob・佐月・松本のトップ争い。
畠とRobはアガれば通過。
■松本
親なのでアガるのみ。マンガンツモで通過ポジション
■佐月
・畠・松本から6400は7000以上の出アガリ。
・Robから2600は3200以上の出アガリ。
・1300-2600は1500-2800以上のツモアガリ。
アガれば勝ち上がりのRobが、ここから①ピン切りでタンヤオ狙い。
![](https://assets.st-note.com/img/1693453681596-cY7jDRSphl.png?width=800)
上家の畠がアシスト。7索と五萬を下して、Robはすぐにテンパイ。
さらに畠は差し込みで決着をつけるべく中張牌を連打。
佐月・松本に残された時間は少ない。
![](https://assets.st-note.com/img/1693453842386-wcnlcc5FSz.png?width=800)
松本が追いついてリーチ。
これで畠に制約がかかる。
![](https://assets.st-note.com/img/1693454135300-xtnLg8Re8o.png?width=800)
親リーチと仕掛けに挟まれた佐月の手が止まる。
ドラと赤で条件はクリア。だが長考の末の苦渋の選択は、リーチの現物の打二萬。
![](https://assets.st-note.com/img/1693454215468-n8rJfrod02.png?width=800)
しかし佐月、チートイツで復活のテンパイ。
待ちの⑥ピンは直前に松本にツモ切られた牌。
降りていて親にだけ打たなければいい畠が⑥ピンを持っていれば、高い確率で選ばれるところだが、畠の手に⑥ピンはなかった。
![](https://assets.st-note.com/img/1693454675998-adqti1B6Tt.png?width=800)
Robはリーチの松本の無筋の七萬を掴むが、これも勝負。
繰り返されたRobと松本の捲り合い。
最後は松本が3索をツモ切って、Robの手が倒された。
![](https://assets.st-note.com/img/1693455058696-fypBV2vdj2.png?width=800)
1回戦のリードを保って危なげない試合運びを見せた畠と、2回戦流局を除くと全局参加(アガリ4回、放銃4回)でトップをもぎ取ったRobの勝ち上がり。
Mリーガーと女流雀王を向こうに回しての大金星となった。
![](https://assets.st-note.com/img/1693456236158-FfTLYJEd3b.png?width=800)
最後に。
fuzzカップスポンサーの『株式会社fuzz』様。
選手が座っている椅子をご提供いただいている『COUGAR』様
選手が飲んでいるピンク色のドリンクをご提供いただき日本プロ麻雀協会とパートナー契約を締結させていただいている『ピンクイオンアスリート』様。
いつも大変ありがとうございます。感謝申し上げます。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/114868526/picture_pc_db5b5810f1902097d7c5f0b6050545a0.png?width=800)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?