【interview】Ikalazer

Ikalazer/DJ,レコードコレクター

DJを始めたきっかけを教えてください

学生時代に同じサークルに所属していたSHIJUNさん(猫を堕ろす/Boy's Own/cllctv.)からお声掛け頂いて「女子大の流刑地」というパーティに出演することになったのがきっかけでした。
学生時代からレコードを集めていて、ずっとDJをしてみたいなと思っていたので、SHIJUNさん、主催のばーらさんには本当に感謝しています。
(とても素敵なパーティーなので、今後ともご贔屓に!)


印象に残っている、または影響を受けたパーティーを教えてください

Boy's Own

確か丁度3年前くらいだったと思います。自分が初めてクラブイベントと認識して遊びに行ったイベントで、自分がクラブに持っていた敷居の高いイメージを払拭してくれたパーティーです。
自分が歌モノが好きだということもあり、ダンスミュージックだけでなく、ポップスも流れる空間が新鮮でとても嬉しかったのを記憶しています。
またパーティーに遊びに行ける日を楽しみにしています。

Light Mellow West vs Lightmellow bu

Light Mellow West、Lightmellow bu共に同世代であり、所謂Light Mellow(ソフト&メロウなCity Pop)、自分の好きな音楽の新しい価値を発見し続けているグループで、とても影響を受けています。
その両陣営がガチンコでぶつかり合う最高なイベントでした。
名古屋でLight Mellowの土壌の発展に寄与したいと思っているので、このイベントでの経験は今後の自分の指針となっています。


今好きな3曲を教えてください

Light House / 南太平洋

Bread & Butterの岩沢幸矢と妻でシンガーのMANNAからなるユニットの2作目から。
アルバムの中で傑出した1曲で、スチールパンの音色とレイドバックしたシンセが織りなすバレアリックな意匠がとても素晴らしいです。ドラマチックな曲展開も相まって純粋に歌モノとしての素晴らしさもあります。

Lask / Sucht

ドイツ人サキソフォニストUlrich P.Laskの2作目。スピリチュアル・ジャズレーベルのECMの中では異質の1枚で、ピコピコ鳴る電子音とコケティッシュなボーカル、リズムセクション的にもポストパンクの風味が強い曲です。
それらの要素が混じり合い唯一無二の個性とカッコ良さを紡ぎ出しています。

Sacbe / Ongaku

メキシコのスピリチュアルジャズファンクグループ。
サウンドの傾向からアジムスやウェザーリポートのようなクロスオーバー〜フュージョンが想像されますが、それらと異なるのはシンセの深度で、まるで海の底に落ちていくようなサウンドスケープが心地良いです。

今後の展望について教えてください

現状は和モノやAORで、BarやCafe向けの選曲をする機会が多いですが、上記の専用機のイメージを脱却して、ダンスフロアで選曲する機会を増やしていきたいと考えています(気軽にお声掛け下さい!)。
ジャンルを跨ぎながら、美しく洗練されつつも熱い選曲ができるのが自分の強みです。

また、自分の好きなLight Mellow(City Pop)やBalearic、New Age、World、Vaporwave、Jazz等について、名古屋で色々な世代が入り乱れ、少しでもシーンの盛り上がりに繋がるようにイベント企画が出来たらと考えています。

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