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号外☆ccj2期生エリザベスさんのこと。3

0:15 ボーイクラインの右後ろにエリザベス。
0:19~0:20 同上
0:42 Steve Stilts
6:02 Clowns, Steveがリングマスターの右上、エリザベスが右斜め下に。
6:23~6:24 ガールクラウンのラインダンス。左端がエリザベス。
17:52 Clown car
18:15~18:16 SteveがRich manの役。
23:53 Steve Stilts

誰かがアップしていた動画からピックアップしてくれました。なのでいつ消えるかわかりません。今のうちに見ましょう。こんなDVDがお土産として売ってたんですね。凄い。


1:10 Steve
6:57 Clowns, Bello(髪が逆立っているタキシードのクラウン)の左下に  Steve. 着物姿のエリザベスが少し見えます。
7:17 SteveがBelloに加わる。

これも誰かの動画です。エリザベスさんはこの当時、japanese girlのスタイルなんですね。なので上唇に紅が入ってます。三期の【なっちゃん】というクラウンも同じタイプのクラウンだったので、特例で上唇に赤が入っています。上唇に赤が入らないとメイクとして成立しないのでね。


ここから本当に貴重な動画です。こんな形で紹介されることは今までなかったと思います。これはいわゆる「ネタみせ」です。エリザベスさんの説明を転載します。

**********ご本人による注釈**********
Winter Quater と呼ばれる1ヶ月のリハーサル時に撮ったプリショー(ショーの1時間前に始まる観客が参加できるスタイルのショー)で行われるクラウンギャグをサーカスのオーナーやディレクターにお披露目する日に撮ったビデオ。Winter Quater の Gag Night は、お披露目用なのでクラウンの動きや内容を見せてギャグの感じやアイディアをわかってもらうためのものなので、本番と違って全てが洗練されてはいません。リングにはこのときのサーカスアクトのパフォーマーたちが座って観客になってもらっています。
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正直言います。ホントにウズウズします。これですよ。これなんですよ。これを肉付けして要らない動きを引いて足して形を整えて、衣装着てメイクして客前に出る。うらやましいったらないや。

あと名誉のために書いておきます。小柄な(現代社会的な言い回しで好きではありませんが)クラウンさん、いますよね。ここは大きな声で言いたい。サーカスでは、小柄なクラウンさんは幸福をもたらすと言われています。必ず一人はチームにいたようです。リングリングだけなのかな。ccjではそう聞きました。クラウンは彼らにとって立派な職業であり、自身の現状を武器とした強烈なコメディアンです。これもお二人が活動してきた記録ですね。


これが実際のプリショーでのパフォーマンス。エリザベスさん曰く、通常パフォーマンスをしていた愛犬グロックが膝の靭帯の手術をした頃で、いつもはパフォーマンスをしていないルーシーとパフォーマンスをしたものだそうです。

これを見ると日本におけるアメリカンクラウン文化の原点は、やはりリングリングサーカスからの流れですね。私たち的にはいい意味で見慣れているショーです。最初に使っているのは紙風船のようですね。エリザベスさんはハリセンでツッコミ。アメリカにもハリセンに似た形の木でできた大きな音のなる板があります。・・・名前なんだっけ?叩く棒だからスラップスティックかな?


最後にこのネタ。みんな見たことがあるんじゃないかな。誰がやっていたかで世代が違いますね。私たちは「ドリフターズ」です。とにかくオーソドックス。髭の生えた赤ん坊。後ろを向いてるスキにいたずらをする。泣きわめく。とにかく楽しい。21世紀になってもずっと面白い。見本になりそうな素敵なネタです。


今回長いシリーズ化したnoteには、ちょっとした自分なりの思いがあります。ccjについて残したいという思いから書き始めたnoteで、ほかにも残したいことが増えました。体の大きい楽しいクラウンさん。スティーブさんは現在、日本で言うところのお星さまになられました。その後一緒にショーに出ていたワンちゃんも同じようにお星さまになられたようです。

クラウンカレッジジャパンは事業終了。その後アメリカの本校も終了。リングリングサーカスも解散。自分の足取りがどんどん無くなって、自分だけの記憶しかなくなったら・・・・。誰にも証明する術がなくなります。たまたまお話しさせていただいたエリザベスさんの記憶を記録させてほしいとお願いをしました。なんてったって21世紀ですよ(笑)。デジタルタトゥーですよ。書いて残せばきっと残ります。読んだ方は残してください。

現在もサウスカロライナで、日本人女性パフォーマーがいます。居るんです。さて、このnoteが読まれているとしたら、エリザベスさんの確認が取れたということです。どんどん読んで、どんどん広めてください。

あークラウンって面白いなぁ。

と、ここまでエリザベスさんに確認をしていただき公表させていただきました。さらにとても珍しい写真とメールでの文章ですが、独断でご本人の言葉で説明をしていただこうと思います。勝手にですが(笑)。

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画像1

テキサス州のダラスでのサーカスパレードのときにベルワゴンを演奏したときのもの。スティーブは私がサーカスワゴンでベルを演奏したことがすごく嬉しく誇りに思ったようでそのときに彼がとってくれました。
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「ベルワゴンを演奏」???これって演奏するんですか?動力はなにかに牽引されるんですかね。後ろにもフックがついてる。見たことないや。

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画像2

リングリングサーカスでの最後のツアーで私たちと愛犬グロックとルーシーがみんな一緒の写真。きっとこれを見たら私たちがどれだけクラウンを楽しんだかわかるでしょう。
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これは家族写真ですね。スティーブさんは当時トランプクラウンなんですね。素顔はかっこいいんですよ。前回のnoteに写真が載っています。エリザベスさんは日本人ですから、米国ではマイノリティ側。でもサーカスでは関係ないですから。あんな多種多様なところも珍しいはずです。つっちーは全然知らなかった世界で過ごしていたエリザベスさん。少しでもこんなことをして過ごしてきた日本人クラウンさんがいたことを記録として残せたらいいのですが。

で、最後の最後にメイクの写真、これ私にとって重要なんです。人間でいう上唇。これ見た感じハートのようなワンポイントになっていません?上唇ではない。これってすごく重要なことなので、ちょっと聞いてみよう。

ということで、【号外☆ccj2期生エリザベスさんのこと。】は終了。
長かったね。最後は三千文字(笑)。

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