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ポケカ2025から挑戦する人へ

いよいよ9月、2025年へ向けたシーズンが始まります。

まずは本日、シティリーグシーズン1の当落が
判明した所と思います。

筆者は10月のものに出ることになりました。
はっきり言って当選率はいい地域に住んでおり、
ちょうどいい具合のエリアにいられていつも助かります。

この辺りはどうしても地域性が出るのですが、
ともあれ出られる時に1回1回を頑張っていきましょう。

CL当落については今少し、というタイミングですが
実際より現実的に足を運ぶ機会が多い競技シーンと言えば
やはりシティリーグは一番大きい存在でしょう。

ということで、心機一転この1年から頑張りたい!
という人達も出てくる今のうちに、基礎的な部分だけでも
アドバイスめいたことを書きたいと思った次第です。

特に初参加勢に向けた部分を強めにいきたいと思います。


▷まず、「出るべきかどうか」

大会、その中でも特に「競技シーン」と表現されるような
一際ガチで勝ちを目指すためのイベント
その中のひとつがシティリーグです。

そのためどうしても時折話題になったりすることが、
参加する上での敷居、前提についてのあれこれ。

一言でいえば「こういう人は迷惑になるよね」という
内容の話題が度々出ては論争の火種になっています。

もちろんその内容は都度細かく違うものですので、
この場でまとめるのは難しいのですが、ひとまず
思いつく範囲で筆者なりの見解を記していきます。

①プレイヤーとして必要なレベル

なんと言ってもまずはこの点だと思われます。
いったいどれくらいポケカが出来る状態ならいいのか。

前提として、強い弱いは問題ではありません。

どのみちあっけなく全敗する人というのは必ずいます。
少なくとも当人が真剣に参加したいと思ったのであれば、
実質勝てる見込みはほとんど無かったのだとしても
それを理由に咎めるようなことではありません。

問題になるとすればそれ以前のもので、
すなわち「ポケカをプレイ出来るのか」ということです。

シティなど一定水準以上の大会は真剣勝負の場です。
例え動悸は記念受験程度のものだったとしても、
当日席について対戦する限りは真摯であるべきです。

参加者に求められる最低条件とは他でもなく、
この「真剣勝負が出来ること」に集約されます。

本人は心持ちマジメにやろうとしていたとしても、
ジムバトルなどの経験がない実戦における素人、
完璧かはまだしもあまりにもルールについて不勉強、

総じて「ティーチング」が必要なレベルの相手に対して
果たして「真剣勝負」がどこまで成立するでしょうか。

一般に25分という対戦時間が適応される競技シーンで、
気遣いの量が度を越して増えるのは想像以上に問題です。

そうは言ってもやってみないと分からないじゃないか、
初参加はそういう経験をするための回でもあるだろう、

そういった意見もあるかもしれません。

それを済ませるための「ジムバトル」です。

事前に調べるべきことは頑張って調べておきつつ、
最終的な実戦経験を積み、これを確かめる。

いわば段階を踏む、というのがとても大切なことで
大型大会の前に小規模大会は経験しておくべき
というのが最もシンプルな回答です。

その中で、気を遣われずとも必要な進行が自力で出来る、
頭の中での根拠の無い自信ではなく現実の経験を作る

この点を押さえていれば条件は満たしつつあります。

筆者が常、ステップアップという考え方を重視するのは
軽い気持ちでした1段飛ばし、くらいのことで
痛い目を見ることもある……
という注意もあります。

そういう事ですので、ジムバトルには出ましょう。
更には「トレーナーズリーグ」がシティの前哨に最適です。

②参加することに責任を持つ

これも話題になった例があるのですが、
要するに「棄権は軽いものじゃない」ということで
様々な声が上がったものです。

筆者は今回当たったという話を最初にしました。
一方で数を打っても全て落選した、という方もいます。

出たくても出られなかった人、というのは確実にいます。
その店舗ではないかもしれませんが、広い視野では。

これもポケカが広まったが故、嬉しい悲鳴ですが、
今は出られて当然のイベントではなくなっています。

そんな中で、安易にキャンセルをしたり、
途中棄権をすることなどをあまり気安く捉えていると
あまりいい目では見られない
のは当然と言えます。

もちろん、やむを得ない事情というのはあります。
本人も機会を失ってとても悔しいと思っている……!
そういう所まで非難することはありませんが、
少なからず特別な機会を得ているということだけは、
認知はしてもらいたいかなと思うところです。

まあ問題になった件では表現上の賛否というのがあり、
キャンセル行為そのものが問題だったわけではないので
皆さんはよっぽどじゃなければ大丈夫です。

当たった!頑張るぞ!→やむなく棄権……悔しい!
と、普通にしていれば問題ありません、ご安心を。

スケジュール調整自体はよくよく気をつけましょう。

③言うほどハードルは高くない

「なんだそんなこと?」と思われたかもしれません。
はい、以上の話はそんなことです。

結局問題になるようなケースが大体特殊なだけで、
ほとんどの人は普通にプレイして普通に終わります。

プレイヤーとして一定の経験値は積んできた、
もっと大きい舞台の空気を味わいたい、勝ってみたい、
出るからには少しでも上の順位を目指すぞ……!

このありふれた心構えの出来ている人間なら
そうそうやっかまれることはありません。

反対に厳しすぎる人、というのはいるかもしれませんが
それはまた別の少数派と割り切って、
次の機会へ着々とレベルアップを目指してください。

例えば筆者は10月のシティに出るわけですが、
同じような条件ならばこの9月一杯を使って、
ジムバトルなどの大会でしっかり経験を積んでおく、
くらいの努力をした人であれば、その他の準備と合わせて
ステップアップを目指すのは悪くはありません。

初心者過ぎると一月はさすがに早いとは言えますが、
もう少し先のシーズン2や3を見越してということなら
ここから数ヶ月頑張っていくことができていれば
そこまで無茶な話でもありません。

上の景色を目指すことは人によっては重要な
モチベーションの核になりうるものです。
その時が来たならば、恐れず先に進んでみましょう。

▷出ることを決めたとして

あなたはこういう時、緊張して仕方がないタイプか、
はたまた楽しくて待ちきれないタイプでしょうか。

楽しくもあり恐ろしくもある、舞台に立つ、というのは
我々大人になっても依然大きな出来事です。

普段の小規模大会で遊ぶのとは準備にかける
気持ちの重さも変わってくるでしょう。

そんな人に伝えておきたいお話です。

①環境は大事

カードで遊ぶ時、床で遊びますか?机で遊びますか?
筆者は自宅では概ね床です。

これがめちゃくちゃ首と腰にきます。

今更言われるようなことではない、かもしれませんが、
大型大会を視野に入れ始めて、これまでより
真剣に触る時間が増えてきたりすると、
単純にかける時間の増加などもあってより効きます。

椅子と机を活用して姿勢を正すのをオススメします。

大型大会ともなると1日仕事になったり、
時には1泊2日の旅行込みの闘いになったりしますから
瀕死の状態で臨むと、終わる頃にはバキバキになります。

可能な範囲で普段から気を付けるのがベストです。

そういう点では、行きつけのショップのスペースを
イベント外でも活用するのは結構アリです。

席に座ってプレイ出来て、途中気になったカードがあれば
売り場で逐一チェックすることも出来ますから、
手持ちで満足のいくデッキが作れたら場所を変える

というのは状況次第では悪くない選択肢です。

お互い体には気をつけましょう。

②準備は一際要注意!

大型大会となると「準備」の持つ重みが違ってきます。

ここでしくじると最悪失格という話になるので
普段のジムバトルなどとはワケが違います。

まず「プロテクター」(スリーブ)の用意。
最終的にデッキの顔代わりになるこのアクセサリー、
それ故にあまり酷いものは使うことを認められません。

1つは公序良俗に反するデザインのもの。
大人で趣味に振り切っている人は気を付けましょう。
何の話?という人はそのままのあなたでいてください。
これはプレイマットについても同様です。

次にそもそも種類が違うものの混合。
一見当たり前のことなんですが、
例えば新しい種類を試して差し替える時に混ざっていた
など事故で起こりうるので普段から気を付けましょう。

そして目立つ傷、裂け目が付いてしまったもの。
これが一番どうしようもなくて対処が必須のものです。
朝の時点では良くても闘っているうちに裂けた
ということは非常によくあることです。
絶対安全はないので、必ずスペアを持参しましょう。

他に準備といえば「デッキの登録」です。
これもやらかすと本当にやりきれないので要注意。

必ず決められた日時までに公式サイトで登録作業を。
基本的には当日朝が期限ですが、冷静に考えて
前日までに済ませるのが一番です、丁寧に。

土壇場で「やっぱりこのカード替えたい!」というアレ。
それ自体は仕方がないのですが、この時の変更を
登録でも反映するのは必ず、絶対、忘れないこと。

60枚のデッキ内容を丁寧に確認して、
間違いなく正確に登録を済ませましょう。
お子さんの分は親御さんが要チェックですよ!

ここの不手際は事実として嘘をついた扱いになるので
やらかしたが最後、大体どうにもなりません。

そしてこれらの準備に加え、交通面の確認です。

大体はこの時だけの早い時間からの行動になるので、
普段行っているお店であっても話が変わってきます。

遅刻、という一番つまらない結末にならないよう、
くれぐれも余裕をもって行動するようにしましょう。

常識的な話ですが、それでもやっぱりやらかすのが
人という生き物ですので、明日は我が身、です。

③次がある!

さて、その内初参加のシティを終える時が来るでしょう。

負けましたか?それとも意外と勝ちましたか?

その時思うことは様々でしょうが、次があります。

負けても強くなればいい、デッキだって変わります。
お店の空気や他の参加者が正直良くないと感じた、
それは問題ですが別の場所なら快適だったかも。

あなたが出たいとさえ思う限り、次はあります。

一所懸命に立ち向かうことはもちろんいいですが、
これが最後ではない、という心構えもまた重要です。

大型大会でさえ、長い目で見れば「何度もある物」です。

ポケカを好きでいる限り、きっと機会は巡ってきます。
その時により高く登れるよう、切り替えていきましょう。

総じて「いい経験」になることを心から祈っています。

▷目指せ次のヒーロー

上を目指す準備が出来たなら、
後はもう我武者羅にやってやりきるだけです。

自分の中で納得がいく、というだけでも構いません。
何か爪痕を残すことを目指してみましょう。

もしかしたらその内好成績を出して……?

たとえそうはならずとも、やれるだけはやった、
という経験自体はいいものだと思います。

知り合いとの話のタネにもなりますし、
予選でそこそこは勝った、くらいでも何だかんだで
すごいことです、誇っていきましょう。

大型大会での経験が、小規模大会へのモチベに繋がり、
そこでの普段の頑張りが次の大型大会へ……
と、
1回スイッチが入ると循環したりもするものです。

そうなればこっちのモノですから、駆け抜けましょう。

……という感じです、SVからの初心者の人も
気付けばそれなりに時が経った頃合では?

ぜひ一度大型大会を体験してみてください、
CLにも一度行きましたがやっぱり気分がアガります。

皆さんの2025シーズンがよいものになるといいですね。
それでは、また。

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