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医師との信頼関係をどう築くか…患者の立場から悩む(ほぼ愚痴)

2024年1月30日
抗がん剤治療から1週間後の今日、検診があり病院へ行った。

抗がん剤1日目の夜から吐き気で睡眠がとれず、3日目をピークに5日目にはだいぶ回復したかと思ったら6日目午後に突然の嘔吐に見舞われその日はまた水分もとれず廃人。7日目やっと胃の不快感もなく動けるようになったけれど、ずっと食べられてなかったせいでフラフラ。
元気だった頃(いや、その頃も癌だったから知らなかった頃か?)と比べて7キロダウン。これ以上はマジやばい。

というような事を先生にお伝えした。
先生「大変でしたね。次から胃薬とか増やしましょう」
私 「免疫とかも攻撃してしまうオキサリプラチンやめて、免疫強化系のニボルマブだけにとかできませんか?」
先生「3つセットで効果がある薬なので、それはできません」
私 「免疫も攻撃する薬と、免疫強化する薬を同時にいれて潰し合いになる気がするんですが」
先生「これで効果がでるようになってるので問題ないです」
  「今回大変だったし、先の治療考えるとつらいと思いますが、副作用を抑える薬とか出していきますし、量を減らす事もできます」
私 「どれくらい?半分とかにできますか?」
先生「いや3/4ですね」
私 「なんとか半分くらいになりませんか?もうあんなつらい思いしたくない…。ニボルマブだけの方は今までいらっしゃらないんですか?」
先生「それは、オキサリプラチンの副作用で痺れがひどくて日常生活に支障をきたす方とかがそうなる場合もありますが、今の段階では考えられません。保険の関係でもセットで受けるようになっているので外せません。オキサリプラチンを無くしてしまうと効果が0になってしまいますよ」

私 「…。抗がん剤の説明で、ガンが縮小して手術に至る人で1〜2割って聞いたんですが、残りの8〜9割の人はどういう経過になるんですか?」
先生「効果というのはCTとか血液検査とか色んな方法で総括して判断します。それについては◯◯(私)さんが知る必要はありません。そんな低い数値じゃないですし、誰から聞いたんですか?」
私 「外科の先生がそうおっしゃってました。CTとかでも転移が見られなかったけれど、手術で見つかったし、抗がん剤で胃癌が縮小したら他の転移もなくなってると判断して手術に戻れるかもしれない。それの割合が1〜2割と聞いたんですが…」
(質問しすぎがよくなかったのか、外科の先生の発言に腹を立てたのか、この頃には先生が苛立ちを隠しきれなくなっていた)
先生「半分くらいになるのが5割です。今、色々先の事を考えると不安になるかもしれませんが、◯◯さんは色んな情報を入れようとせずに今できることを一つずつしていく事だけを考える方がいいと思います。」

シャッターガラガラ

あぁ、もうダメだ。どんな相談も受け付けてもらえない。この先生の頭には既定路線があってそれから外れる事はどうしても受け入れられないのだ。
私は聞いてちゃんと説明してもらえる中で信頼関係が築けると思うタイプで、先生にお任せタイプではない。だからやりづらいのはよくわかる。でも患者に「知る必要はない」はないと思う。

もう残念さとこんな先生に命預けてるのかという悔しさで半泣きになってる私にさすがに気まずくなったのか精神的サポートの資格を持つ看護士さんと話したらどうですか?と提案された。手術前など入院中にも何度か顔合わせて知ってる方だったのでお願いした。そういう担当がいるのはいい事だけど、だからといって医師が患者さんと信頼を形成する必要がないと思われてたとしたは残念だ。この先生にはそれが感じられて本当に残念だ。

専門の看護士さんから、先生が化学療法の専門として県内でも数少ない資格を持ってる先生である事、薬の量を減らすためにはガイドラインに沿ってする必要があって急に半分などに減らせない事、保険の関係でそのセットが外せない事などの説明とともに私のやり場のない憤りを受け止めてもらってクッションになってもらった。
最初からそう説明してくれてたらこんなに時間使わなくてよかったのに…
血液検査検査と問診だけだったのにどっとつかれた通院だった。

私が質問の仕方をかえたりして先生との信頼関係が築けるようになるのだろうか?これってわたしがどうこうして解決する問題なのだろうか?

血の通った医師に診てもらいたい。切実にそう思う。

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