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#牛乳でスマイルクリスマス のすべて。

12/24公開の特別なツイートが45.6万リーチ獲得

ついに公開されたフォロー&リツイート用の特別な動画付きの投稿は45万を超えるリーチ数を獲得し、動画の再生回数は1.6万回にもなった。
注目のフォロワー数は一時1900人まで増えた。目標の1万人には遠く届かなかったものの、寄せられたリプライやリツイートは好意的なものばかりで、中にはこの投稿がきっかけで酪農業界のおかれている現状を知るきっかけになった方々も居た。

イベントを盛り上げた農家のメッセージビデオ


♯牛乳でスマイルクリスマスに共感して下さった方々へ



12月24日(土)クリスマス・イブの夜。00:00から乳製品が抽選で当たるプレゼント企画「#牛乳でスマイルクリスマス」を実施します。

応募はカンタン!岡山こばっしーランドのこばちゃん(@_NYUKATU) こと小橋敏行のTwitterをフォローし、12/24-00:00に公開される該当のツイートをリツイートするだけ。豪華乳製品が抽選で当たります!

何のために企画立案したのか

この企画を一人でも多くの方に楽しんでいただき、酪農家の声を日本中に届けたい。そして一杯でも多く牛乳を飲んでいただき、牛乳の価値を上げるキッカケを作りたい。

なぜなら、いま酪農業界はこれまでにない存続の危機に直面しており、著しくその状況が悪化しているからです。

すでに日本の酪農業界は深刻なダメージを負っており、酪農家と乳牛たちは生活できなくなっていく。スーパーや学校給食、食卓の牛乳があたりまえではなくなってしまう。

これは冗談でも脅しでもありません。

そして、この状況を国民のほとんどが知らないのです。

ではどうすればいいか。

この状況を変えるには現場の声を大きくし、消費を味方につけるしかありません。

そのために、我々酪農家の有志が立ち上がりました。

このアクションが日本中を巻き込む大きなうねりになるように。そして牛乳の価値が上がるように、どうか協力していただけないでしょうか。

時間がありません。
私たちの想いを知ってください。

牛乳を搾れば搾るほど赤字になる


クリスマスも借金、正月のモチ代も借金

信じられないかもしれませんが、現在9割の酪農家が赤字です。分かりやすく現状をお伝えするなら「牛乳を搾れば搾るほど赤字」です。年内までもつかどうか分からないと嘆く酪農家は少なくありません…

それでも私たちは365日休まず牛をお世話し、牛乳を搾り続けています。

この状況になった大きな原因は、数年前に発生したバター不足に対応するために行った増産の結果が出始めたタイミングで発生した新型コロナウイルスによる著しい消費の低迷。売れなくなった牛乳をバターや脱脂粉乳に加工し備蓄を続けるも倉庫はいっぱいになり、酪農家自らが手数料を上乗せし在庫への対応をお願いしてきました。しかし、その莫大な在庫は簡単に解消できるはずもありません。港が止まり、輸入資材が入港せず消耗品や飼料が満足に届かない時期も長く続きました。そして2022年にはウクライナ情勢や円安の影響も加わり燃料や作業機、電気代に加え、牛に与えるエサの急激な高騰に拍車がかかりました。

酪農家のリアルが伝わる140秒

11月30日、農水省前で行われたデモでの演説を編集した動画です。

安全安心な国産牛乳を生産する会の金谷雅史さんが野村農水大臣・岸田総理に向けて、酪農家を代表して声を届けてくれました。

文字起こしはコチラ

金谷さんの訴えにある通り、私たち酪農現場の力だけではどうにもならない状況まできてしまいました。

私たちがお願いしたいのは大きくこの二つ。

①「国には大至急、生き残るための補助金を出してほしい」

②「乳業メーカー様には牛乳を適正価格で販売してほしい」

しかし、残念ながら私たちの願いは届いていません。

さらにこの年末年始は学校の冬休みで給食がなくなるなど、牛乳の消費が落ち込みます。このまま余った牛乳が廃棄になってしまうと、更に牛乳の価値が下がってしまいます。

全国の皆さんに「知ってほしい」

最初に述べた通り、酪農業界に起こっているこれらのことは一部の人にしか知られていない状況です。

そこで生まれたのが今回の消費者参加型のプレゼント企画「#牛乳でスマイルクリスマス」です。

この企画を通じて、

酪農家のことを知ってほしい。
日常的に学校給食で消費される牛乳を
この冬休み期間中にはご家庭で子供たちに同じように牛乳を飲んでほしい。
これをきっかけに、家族みんなで牛乳を飲むのが当たり前になるといいな。

毎年、冬休み期間中には多くの牛乳が行き場を失い、安い単価で加工に回されています。
子どもたちが学校で飲んでいる牛乳を、休日にもご家庭で飲む。そんな消費行動で酪農家の手取りは改善します。

あなたにできる行動で一杯の価値を高めてほしいのです。

いつも牛乳を飲んでくれる消費者のみなさんへお礼がしたいと、この状況の中にも関わらずたくさんの仲間やメーカー様に手を上げていただき、プレゼントをご提供いただきました。この場を借りてお礼申し上げます。

こばちゃんの存在を10,000人に届けたい


「#牛乳でスマイルクリスマス」をたくさんの方に楽しんでいただくことで、私たちは代表者のこばちゃんに大きな注目を集めたいと思っています。

こばちゃんは毎日SNSや音声配信を使って、酪農業界のことを伝え続けています。

こばちゃんは言います。

「消費者に知られることなくこの窮状に黙って苦しんでいるだけでは何も変わらない!酪農は食を支える大切な仕事だ!」

実際、こばちゃんの声は発信を通じて少しずつ広がりつつあります。

声で毎日届けるドキュメンタリー番組「酪していきぬくラジオ」

こばちゃんはポッドキャスト(インターネットラジオ)を通じて、音声配信を毎日続けています。エピソードの数は240回を超えました。(記事執筆時点)

この番組の凄いところは酪農家としての日々の仕事内容や仲間との会話はもちろんのこと、収入や借金の額などまでも赤裸々に語っています。

これは現場のことを正しく知ってもらうことが、牛乳一杯の価値向上に繋がるというこばちゃんの想いからです。

最近では新聞でもこの番組を取り上げていただくなどメディアからも注目されています。

また、自身の番組だけではなく他のポッドキャスト番組にもゲスト出演。特にSpotifyオリジナル番組「ベジフル大百科 The CROPS」への出演はリスナーから大きな反響を生みました。

農水省が様々な企業や団体と一緒に牛乳の消費拡大を図る「#牛乳でスマイルプロジェクト」を紹介したこともあり、配信後から今日までSNS上にはハッシュタグを付けて「牛乳飲んだよ!」「酪農がんばれ!」という発信が溢れています。

この流れがきっかけとなり、同じくゲスト出演した富山県の酪農家 clover farmのあおちゃん(@aochaaaan)こと青沼光、パーソナリティのコッティ(@kot_noukanotane)の三人で今回の 「#牛乳でスマイルクリスマス」を立ち上げることになったのです。

未来のためにできることをやろう

もしかしたら、こんな賑やかしで人を集めても意味がない。そんな風に思う方もいるかもしれません。

実際に私たちも何をどうすれば望む結果が得られるのか、確実なことは分かりません。

しかし、

だからといって何も動かなければ自分も仲間たちも声無きまま消えてしまう。そんな現実がすぐ目の前にあるのです。

ただ重たい話をして同情を誘いたいわけではありません。

これまで通り、大好きな酪農の仕事を通じて消費者の皆さんに牛乳を届け、家族や仲間と一緒に当たり前の日々を過ごしたいだけなのです。

だから未来のために、今できることを全力でやります。

全国の酪農家が笑ってクリスマスを迎えられるように、

一緒に声を上げてください。

牛乳をたくさん飲んでください。

酪農家こばちゃんの声を聴いてください。

「#牛乳でスマイルクリスマス」へのご参加、よろしくお願いいたします。

#牛乳でスマイルクリスマス の楽しみ方


応募条件はたった2つ!

  • こばちゃんのTwitter(@_NYUKATU) をフォロー

  • 12月24日(土)20:00公開のツイートをリツイート

これだけでOK!抽選で乳製品が当たります。(賞品はこの記事下部に紹介)

※応募締め切りは12/25 23:59まで
※賞品の発送先は日本国内に限ります
※当選者には個別にDMさせていただきます

21(土)からカウントダウン動画公開

本番当日までの間も楽しんでいただけます!

今回の企画に賛同してくれた全国の酪農家さんたちから素敵なメッセージ動画が届きました。ぜひご覧ください!


動画はすべてこばちゃんのTwitter(@_NYUKATU)からツイート。こちらのハッシュタグをクリックするとまとめてご覧いただけます!

#牛乳でスマイルクリスマス動画

そして本番前日の23(金)にも本番に繋がる動画が公開。一体どんな内容になるのかは見てのお楽しみ!ぜひご注目ください!

豪華乳製品プレゼント紹介

賞品ラインナップ13種類!
当選者数は、なんと59名!

おわりに

 2022年は酪農家だけでなく酪農業界全体が非常に苦しい1年となりました。道半ば、あるいは予期せぬタイミングでの離農を決意した仲間はすでに数多くいます。しかし、これは酪農業界だけに限った話ではなく、他の畜産や米、野菜、果樹など、私たちを取り巻くすべての食の根源となる「農」が抱える課題でもあると思います。この状況を知って下さりありがとうございます。これを入り口に、あなたを取り巻く「農」の世界を以前よりも少し意識してもらえると幸いに思います。  clover farm 青沼 光

本企画への取材・問い合わせ先

酪していきぬくラジオ(podcast)
パーソナリティー/こばちゃん(小橋敏行)
■Twitter https://twitter.com/_NYUKATU

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