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習い事と私


私は小学生の頃、習い事をさせてもらっていました。

習い事というと、スキルアップ、学校以外の居場所、人によっては気分転換?、夢への努力など、
人によって様々なイメージがあると思います。

当時の私にとって習い事は、辛そうなイメージが強いけど、何かしらはやっといた方が良さそうくらいのイメージがありました。

私が習ってきたのは、ピアノ、ダンス、塾、空手です。

続いたのは塾と空手なのですが、塾は習い事に種類分けできるか微妙ということで、今回は空手について書きます。

私の通っていた教室


最初にお伝えしておくと、私が習っていたのは人と組む空手ではなく、自分1人で型(動きの連鎖)を覚えて帯のグレードを上げていくというだけの、ごく簡単な空手でした。
※空手をする際に着用する服を「道着」と言うのですが、道着を着る時には腰のあたりに帯(少し硬めの細長い布)を巻き付けて結びます。こんな感じです→🥋
空手では、その帯の色がグレード毎に異なり、多くの場合、一番最初は白帯、最高が黒帯となっています。

当時はYoutubeに空手の型の動画なんて(多分)なかったので、私は地域センターで週1回開かれている空手教室に通っていました。
教えてくれるメインの先生は女性のおばあちゃんでした。当時は見た目の強そうな印象だけで怖い人と感じていましたが、今思うとあんなに優しい先生他にいないだろうというくらい、親切に教えてくれて、気持ちを上げてくれる先生でした。

開始の時間


開始の時間になると、まずは生徒全員で床を雑巾掛けします。教室は生徒全員が横一列に並んでぴったりくらいの幅だったので、1人大体1列分雑巾掛けをしたら、掃除は終わりました。

準備運動


掃除が終わると稽古が始まります。ストレッチから始まり、体幹を使った筋トレをやったりしました。準備運動の最後に、立ったまま足を肩幅より少し広めに広げて、そのまま足を90度に曲げて両手を天井に向けるトレーニングがありましたが、これがキツすぎました。先生の掛け声でなんとか乗り越えられました。

型の練習


準備運動が終わると、いよいよ型で動いていく段階に入ります。数ヶ月に1回、審査会という帯のグレードアップ(色が変わる)ができる試験のようなものがあるので、みんなそれに向けて必死に練習します。先述したように人数に対して教室が小さめだったので、みんな譲り合いで練習していました。

型を披露


型の練習時間が終わると最後は、その日指名された人数名がみんなの前で練習した型を披露する時間になります。私が通っていた教室では1番上のグレードの人の帯の色は黒でした。黒帯の人や黒帯を目指している人が披露する型は魅力される美しさとキレがあり、幼いながらに感銘を受けていました。

そして最後には、またみんなで床を雑巾掛けして帰りました。

塾に通うことになった私は、私は青色の帯を最後に、空手を辞めることになりました。

空手から得たもの


私が空手から得たもの、それは1人で世界を生き抜く力だと思っています。私は昔から母に甘えてばかりで、1人で行動するのが苦手でした。空手を始めて、当時の自分にとってはきついトレーニングを乗り越えた場面があった事で、私の体だけでなく心持ちも少しだけ強くなれたのだと思います。

最後に


「型を覚える空手を習っていたのに、得たことは準備運動のきつさからなのですか?」とツッコミが入りそうですが...型を覚えるのは、純粋にやりがいがありました。当時は難しそうで諦めてしまいましたが、また機会があったら、空手の型を覚えたいなと思いました。小学生の頃の私に空手を習う機会をくれた両親に、感謝しています。ありがとう。

お読み頂きありがとうございました。

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