BowNowの進化を支える若手PdMの舞台裏
こんにちは。クラウドサーカスのBowNow開発チームです。プロダクト開発の世界では、プロダクトマネージャー(PdM)の役割が非常に重要です。SaaS開発においてPdMはプロダクトの方向性を定め、開発チームを正しく開発することに導くキーポジションとなります。この記事では、BowNowのPdMとして、日々プロダクトを支えてくれている米田さんにPdMとしての役割と今後のプロダクトの方向性について話をしていただきました。
一番の業務は意思決定に不必要なボトルネックを解消すること
BowNowプロジェクトは、クラウドサーカス(以下、CC)で最も大規模なプロジェクトになります。私の役割は、商材戦略やプロダクトビジョンの策定などがメインとなって、開発チームと連携していきます。主に改善開発に関わるようなデータ分析や顧客FBの整理などを行っており、次にどんな開発をすれば顧客の課題が解消されたり、どのような付加価値を提供できるのかなどを考えバックログを作り上げることなどです。現状、ご契約いただいている企業様が1万社を超えているため、毎回の意思決定が非常に重要になります。私は、その意思決定がより精度高く行われるようにしっかりとした情報を事業責任者の田中さんにもシェアしていくことが重要な役割となります。
他にも、BowNowが直面している問題や障害に対して、ステークホルダーへの適切な伝達や全体的な周知の改善に取り組んできました。これにより、社内からの不満度を軽減し、顧客への周知方法を整備することができました。私がPdMを担うようになってから一番の収穫だったと思っています。
顧客のFBを開発にも活かすワークフロー
私は現在PdMだけでなく、MAコンサルタントとしてクライアントにBowNowを販売し、運用のサポートまで行っております。実際にユーザーの声を聞けることで、定量的なデータだけでなく、クライアントの声も添えて情報提供できるので、非常に効果的だと実感しました。実際に、新機能のデザインやユーザビリティに関する開発方針について、現場の観点から重要な意思決定につなげていけたことは、2023年で大きな貢献の1つでした。
他にも、開発メンバーに必要な改善項目を伝え、実装を同意してもらうために非常に説得力のある話ができたと思います。特に今年度は、限られたリソースで難しいことをいくつかしなければならない状態で、開発側との交渉や調整を頻繁に行いました。機能開発において、開発チームが達成したい目標と我々ビジネスチームが達成したい目標が異なるシーンが何度もあり、その度にPdMとしての意見とコンサルタントとしての意見を使い分け納得してもらいました。
重要なことは、クライアントのFBを吸い上げながらも、BowNowとしてのコンセプトから外れない開発ができるように、重要な情報を抽出し、チーム全体の理解と合意を得ることです。これは、2023年での大きな気付きであり、今後、成果を残していく上で重要な要素だとわかりました。
クライアントに成功体験を届ける開発を!
BowNowのコンセプトには、マーケター向けの複雑さを除外し、難易度を低く保つ設計思想があります。他社のツールと比較して、必要な操作数が少なく、初心者向けのガイドも充実しています。これは、機能だけでなく、カスタマーサポートの面でも顕著です。BowNowはシンプルなUIでありながら、バックエンド機能は非常に充実していることが現時点での強みです。デジタルマーケティングをこれから取り入れ、より効率的に売上を上げていきたい企業様にとって非常に心強いツールだと信じています。
特に、初期設定や初期の成功体験に重点を置いています。MAツール導入におけるボトルネックは、多くのクライアントが初期設定でつまずき、その後の使用をやめてしまうという点です。止めてしまうという最も防ぎたいポイントで私たちのサポート機能を活用してもらいやすくすることを意識しています。とにかく、私たちの目標は、プロダクトを圧倒的に使いやすくすることです。
今後の課題として、MAツールがどんどんコモディティ化していく中で、差別化は非常に重要です。この点では、UIの細かな違いやサポートのレスポンス、サポートチームのフォロー体制などが非常に重要になるため、その導線なども考え、クライアントのユーザー体験を向上させていきたいと考えております。
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