優秀で優しい人ほど【特級呪物】に巻きこまれやすい理由

知人です。

『特級呪物の見極め方』が想像以上に好評だったので、続編を書きました。

これはかなり盲点なのですが・・・

特級呪物に巻き込まれるのは【アホな人】ではありません。むしろ、世間的にみれば【優秀】な優しい人たちだったりします。ですので、その理由を言語化してみます。

① 特級呪物に出会ってきた経験が少ない

高校、大学を卒業して就職した多くの人は「自分と境遇や価値観が近い人」と付き合ってきています。つまり、数ある選択肢の中で【同じ選択】をしているわけで、その時点で価値観はかけ離れてはいません。

そうやって話が通じる世界で生きてきた人は、特級呪物がいることを【想像】すらできません。特級呪物はこれまで見たことのない生き物であり【未確認物体】です。

② 話せばわかる思想

①にも通ずるのですが【論理】が通じる世界で活きてきた人は、誰でもきちんと【話せばわかる】と心のどこかで思いがちです。ですので、普段仕事をしているような感覚で【論理】で話し合いをしようとします。

しかし、残念ながら特級呪物には「論理」も「日本語」も通じません。スタートラインからもう無理ゲーなのです。

しかも、特級呪物は、公の第三者がいるような場で話をしたり、証拠を取られそうなことは避けがちです。

そういう自分に分が悪いところの嗅覚だけは優れています。何年も特級呪物として生きているのでそのあたりは上手です。ですから、なるべく密室や電話など、バレにくいところで話をしたがります。

③ 周りを巻き込めば勝てる

特級呪物かもしれないと判断した時、あなたは周りのまともな人間を巻き込んでなんとかしようとするかもしれません。そして優秀で信用もあるので、ある程度は対応できてしまいます。

周りには「酷い話だな」のように同情と共感を受け「自分は間違っていなかった」と【安堵】すると思います。

ですが、それは人生レベルでは大きな【トラップ】だったりします。もうその時点で、あなたは酷く【疲弊】しているはずです。肉体的にも精神的にも。そして、限られた人生の時間を浪費しつづけています。

④ 特級呪物のスタミナは無限大

特級呪物には「人の心を思いやる」というスキルがありません。
（自分に都合が良い人の味方は【過剰】にしますが）

思いやりの心を持っていないので、自分の言動に対して相手がどう思うか？を考えることができません。

そして、人の痛みや悲しみを考えたり想像することができないという資質によって【他責】【自己中心的】な鋼鉄のメンタルが完成されています。

特級呪物は、そんな鋼鉄のメンタルをもって【要求】【願望】だけをひたすら送りつづけてきます。あたかもそれが自分に与えられた【正当な権利】かのように。ときには【被害者】かのごとく、自分の権利だけを声高に主張してきます。

これは、自らの【不快】を泣くことで知らせる赤ちゃんと変わりません。脳みそが赤ちゃんレベルなので、日本語は喋れないでいてほしいのですが、日本は教育レベルが高いため（日本語になっていない）日本語で吠えつづけます。

⑤ 優しく優秀な人こそが主食

特級呪物は【他責】であり【依存】でしか生きていくことができません。そんな特級呪物が生きていられるのは【他人の優しさ】や【他人の稼ぎ】への寄生です。

それは、人類における食物連鎖のようなものです。
つまり「優しく優秀な人」は、特級呪物の【主食】なのです。

そして、ここにもトラップが存在します。特級呪物は「感謝の言葉」という武器は知っています。特級呪物は「感謝の言葉」だけは、条件反射で言うのが得意です。

そしてその感謝の言葉が、特級呪物かどうかという【判断】を鈍らせてしまいます。

でも、決して見誤ってはいけません。

その感謝の言葉は、相手ではなく、それを言っている【自分】が好きだから言っていると思って、ほぼ間違いありません。

前回も書いたように、特級呪物があなたの目の前にあらわれたら、あなたがとるべき選択肢は２つです。

① 関わらない、逃げる

② もし①が不可能なのであれば、特級呪物だと理解した上で、あなたにストレスがかからない付き合い方をしていく

※決して戦ってはいけません。特級呪物は鋼鉄のメンタルを持ち合わせていますので、あなたが疲弊してしまいます

ここまでを読んで、

「おいおい…そんな人間いるのかよ…」

と思っている方。どうか油断なさらずに。

特に【居住】【異業種への転職】【新規取引】などは慎重に。あなたがするのは【場所】の移動ではなく【ムラ】の移動であることをお忘れなく。

そして商売をしている方や自営業の方は、たくさん稼いでお金を貯めておきましょう。それは【特級呪物】のお客さんが現れたときに、瞬時に【NO】を叩きつけるためです。

売上のためだけに特級呪物を受け入れるのはとても危険ですし、精神衛生上もよくありません。

特級呪物は「お客様は神様だ」と本気で思っています。そういう自分に都合のよい言葉だけは知っていますし【盲信】しています。ですので、可能な限り関わらないようにしましょう。

それでは。
あなたの目の前に特級呪物が現れないことを祈って。

知人より。