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【徹底比較】ROOTS SHIBUYA vs m HOLD'EM 目黒店【ポーカースポット】

2021年夏、今までのアミューズメントカジノとは一線を画すポーカースポットがオープンしました。

プロポーカープレイヤーYouTuber世界のヨコサワさんがプロデュースするROOTS SHIBUYA

かねてより大規模ポーカー大会AJPCに特別協賛し、先日日本人向けポーカーアプリm HOLD'EMをリリースしたセガサミーが運営するm HOLD'EM 目黒店

ビッグネームが関わるポーカースポットがほぼ同時期にオープンすることに、不思議な縁を感じざるを得ません。

そこで両店をあらゆる面から比較してみました。

(同じくROOTS SHIBUYAとm HOLD'EM目黒店を比較したnoteがありました。こちらも参考になさってください。)



※この記事は私が実際にお店に行って遊んだ上で感じた主観によるレビューです。
来店日:2021年10月16日(土)
m HOLD'EM 目黒店:リングゲーム3時間
ROOTS SHIBUYA:トーナメント3時間


内装

ROOTS

ヨコサワさん自身の動画でも強調されていた通り、とにかく豪華かつ上品に作られている印象を受けました。

店内360°どこを見渡しても綺麗で、まさに非日常空間といえるでしょう。

m HOLD'EM

可もなく不可もないかなと思います。
今までのアミューメントカジノと同じくらいの豪華さです。
強いて言えばカジノ色よりもバーやレストランを意識したデザインのような気がします。

設備

ROOTS

通常テーブルが7卓、ファイナルテーブルが1卓あります。

テーブルの品質は他店のものとそんなに変わらないように感じました。

イスはふかふかでとても座り心地がよかったです。肘掛けがないので腕は常にテーブルに出す姿勢になります。

一部でも指摘があった通り、トイレが男女兼用1つと女性専用1つしかなく、滞在客の人数に対して少ない気はしました。

しかし実際トーナメントのブレイク時間には数人の列ができた程度であまりにも足りていないという印象は受けませんでした。客側も予習しているのでしょうか。

m HOLD'EM

通常テーブルが4つ、特殊テーブルが3卓、VIPルームテーブルが1つあります。

特殊テーブルは真っ白なラシャで、天井からプロジェクションマッピングで演出されています。

テーブル上の手の動きを読み取ったりディーラーさんがタブレットで操作することで演出が進んでいきます。

しかしこの誤作動を起こしたり反応してほしいときに無反応なことが多く、すこし煩わしく感じることもありました。

ただそれがかえってテーブル上の共通の話題になることも多く、初対面の人とも和やかにポーカーを楽しむことができました。

トイレは男女別の部屋で小2大1でした。
これなら全く足りないということはなさそうです。

用具

ROOTS

カードは裏面がオリジナルでROOTSの文字が入っていました。ジャンボインデックスなので遠くからでも見やすいです。

チップはEPTチップのデザインがベースのオリジナルチップで、高級感がありました。

m HOLD'EM

カードは完全にオリジナルのもので、絵札の人物が抽象的なデザインになっていました。

また4色デックなのも新しいなと感じました。
こちらもジャンボインデックスです。

チップもオリジナルなのですが、持ってみると軽く、安っぽい印象を受けました。

客層

ROOTS

20代のオシャレめな男性が多かったです。

といってもいわゆるウェイ系ではなく、皆落ち着いてプレイしていました。

すでに顔なじみになっているお客さん同士も多いようで、なんとなく「青春」を感じました。

m HOLD'EM

こちらも客層は若めですが、どちらかというとオタク風の方が多かったです(私もそうです)。
ボードゲームカフェやカードゲームショップの客層というとピンとくる方もいるかもしれません。

といってもステレオタイプなコミュ障といった方はおらず、卓内での雑談も活発で、ポーカーYouTuberの話など比較的誰でも入れる話題が続いていました。個人的にはこちらのほうが気楽にいられました。

スタッフ

ROOTS

あらゆる所作や気配りが丁寧で、非常に感動しました。ディズニーレベルといえるでしょう。(ちなみに店内では「キャスト」と呼ばれていました)

フロアも頼りがいのある30代くらいの男性で、質問をしたときも十二分な情報を下さり大変助かりました。

ディーラーも全体的にうまかったですが、前に出ていって愛想を振りまく接客というよりはあくまで裏方に徹しているクールな仕事ぶりの方が多いように感じました。

そのため、接客がよいと聞いてディーラーさんに親しみやすさを求めるとちょっと期待はずれになるかもしれません。

m HOLD'EM

全体的に若く、ルックスは大変良いのですが、肝心の業務がちょっとおぼつかない印象を受けました。

特にディーラーの質が残念でした。
ピッチングはあまり綺麗でなく、エキスポーズ時で判定が微妙なときもフロアを呼ばれませんでした。

空きテーブルで練習会をしている様子も見て取れたので、これからの技術向上に期待したいと思います。

価格

ROOTS

比較的高く感じました。
特にフード関係が高めの設定になっています。

しかし立地や内装、商品の質といった付加価値を考えれば相応の価格とも考えられます。

m HOLD'EM

比較的安めと考えられます。
特にリングゲームはレーキもタイムチャージもないのでのんびりと遊べます。

最初に買うチップにワンドリンクついてくるのも嬉しいところです。

行きやすさ

ROOTS

予約に一苦労します。
アプリで簡単にできるとはいえ非常に人気なため、解禁されたらすぐに予約しないと枠が埋まってしまいます。

デイリートーナメントも予約解禁した次の日の朝には締め切られていました。
リングゲームに至っては解禁15分後には非現実的な並び順(9人テーブルに32番目)になってしまうほど人気です(供給が追いついていない?)

ROOTSに行きたい場合は日取りを決めて、その日のトーナメントを確実に予約し、当日飛んだら余った時間でリングゲームに入るのがよさそうです。(夜になるとリングゲームのテーブルが増えるため)

m HOLD'EM

予約なしでふらっと行ってすぐリングゲームができます。

トーナメントもやっているようですが、昼のトーナメントのエントリー数が10とかになっていたのであまり賑わってはいないようです。

低予算でいっぱいポーカーしたい方には穴場かもしれません。

まとめ

ROOTS

ポーカーしかできないディズニーランドです。

物価は高いですがその分圧倒的な満足度があります。

ROOTSのために時間とお金を準備する価値が十分にあります。

m HOLD'EM

気が向いたらふらっと行けるゲームセンターです。

数千円でゆったり遊べます。

暇になった休日に行ったり、毎週のように通い詰めてみてもいいかもしれません。


以上になります。

ROOTSもm HOLD'EMも同じポーカースポットですが、目指している方向はだいぶ違うことがわかりました。

お互いがそれぞれの目指す形に発展されることを、1人のポーカープレイヤーとして楽しみにしています。



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