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[Suno AI]初めてAI生成音楽に感動したお話

生成音楽への偏見

ここ最近の生成音楽の成長は目覚しく、この記事を見ている方も
大体の方はSuno AI V3の曲を聴いて驚いたと思います。
実際完成度は高く、手直しをすればメロディーは
そのまま使用出来るくらいのレベルと思います。

ただやはり現時点でもメロディーや展開が少なめな事が多く
コード進行もちょっと物足りないとも思っていました。
流石にまだ人の作った音楽と比べると
魂揺さぶられるレベルまではいかないか~・・・と。

良い意味での裏切り

まずはこちらを聞いてください。
内容はSuno AI V3で出来た1曲に続きを1回ほど作ってもらって
繋げてもらったものです。

正直驚きました。

この作りの出だしだと春の卒業をイメージしたバラード曲になるのかな?
と思ってたのですが、突然のギターを入れてきて予想を裏切られました。
勿論あえて期待を裏切って展開する曲は人の手でも作られていますが、
王道のパターンではありません。

そしてイントロの良さも残したピアノで一旦落ち着き、
サビ前で雰囲気変えやコード進行の刻みも増やす。
高音のピアノで駆け上がりで駆け上がり緊張感を持ってサビへ。
サビで緊張感を解決し、明るいながらも切なさを感じる流れ。

Cメロではちゃんと今までと違う展開をし、きちんとラスサビ前にも
盛り上げる展開を作っていっている。
ラスサビ(アウトロ)の入りはちゃんとドラムを抜いて切ない入りをし、
少しだけ展開してギターで〆。

曲終わる頃には普通に涙目になってました。
というか泣いてました。
たまに良い曲や音を聞くと泣きそうになる事あるのですが、
それと全く感覚として違いはありませんでした。

聴いてから思った事

上記でメロディーのモチーフ(パターン)が少ないと言いましたが、
人が作ったものでもあえてパターンを少なくしている場合もあります。
この曲も大きく複雑なものではないのですが、むしろその
シンプルさがひきたっているように思えました。

曲の作りはコード進行を考える事や、展開の作り方でも
受け手の印象は大きく変わります。
曲ちょっとでも作った人からすれば当たり前の事ではあるのですが、
生成音楽相手にそう思わせられるとは思ってもいませんでした。

最期に

昔は東方アレンジを少しやってた程度でそこから触らず、
最近になってDTMで初めて作曲をし始めてるのですが、
生成音楽から多くの展開やインスピレーションを学べそうで
ワクワクしています。
まさか生成AIでこんなに気分が昂ぶるとは・・・

この曲も人の手を加えれば音数増やしたり、フィルインや
細かい展開を変えたりする事もできます。
が、これはこれで出来が凄いので1つの完成系だと思いました。

正直テンション上がって音楽全く触れてない人からしたら
よく分からない書き方になっちゃいましたが、
それぐらい心から感じるものがありました。

生成AIなりに色々な問題はありますが、どう作られたにしろ
感じた感覚は人として本物だと思います。

SunoもV4が開発中みたいですし、このV3もまだ全然
触り切れていないので楽しみでいっぱいというお話でした。


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