見出し画像

【SunoAI V3対応】他の音楽生成AIでも応用出来る汎用プロンプトの考え方と実戦

割引あり

前回に続きSunoAI V3の使い方を解説します。
今回はカスタムモードの使用を前提としていますので、
何故使用するのかや、使用方法は前回記事を参考にしてください。
また、今回もインストで解説します。

勿論歌モノでもインストがしっかりしてこそ映える部分があるので、
有用だとは思います、今後は歌モノも触れていくかもしれません。

汎用プロンプトの必要性

最初は今SunoAIで使えるプロンプトでいいやと思っていましたが、
後々の事を考えると汎用性あるものの方が良いですよね?

何故かと言うとSunoAIのアプデ後や別の音楽生成AIに触れる際にも
応用しやすく、経験を活かしやすくする為です。
その為、使用するプロンプトの話の前に座学から入っていきます。

面倒であれば読み飛ばす事も出来ますが、知っていればよりよく
イメージ通りに生成出来る・質も上げられると思うので、
一旦我慢して読み進める事をお勧めします。

本能で感じる音楽性

まずは3パターンほど流れるこの音を聞いてみて下さい。

音を聞いてどう思いましたか?
殆どの人は1パターン目が「明るい」2パターン目が「暗い」
3パターン目が「何かちょっとエモいとか都会的」と
イメージしたと思います。

これらはメジャー・マイナー・7th(セブンス)と言ったコード(和音)
の1種です。難しい事を考えずにそういうものがあると思ってください。

で、これらの何が重要かと言うと今感じた音に関する感情というのは、
海外の方を含め多くの人が言語化せずとも同じ感情をもつという事です。

つまり音を聞いた際の共通認識を自分に落とし込んで
言語(プロンプト)化
した方がより理想に近い曲を
生成しやすいという事です。

ここまでだと何を言ってるんだ?となるかもしれませんが、
共通認識というのが後々大事になってきます。

別件ですが、プロンプトは英語で入力していくのが基本なので
そちらにも解説はあわせていきます。

※基本は英語ですがSunoAIは日本語にも対応しています。
ただ、ニュアンスが英語と異なって解釈違いが起こる可能性があるので
出来るなら英語で慣れた方が良いかもしれません。

それではこれらの考えをもったまま本題に入っていきますね。

最重要プロンプトはジャンル

最も重要なプロンプトは「音楽のジャンル」です。
例えば、作りたいものが明るい曲というザックリしたものだとします。

その明るい曲はバラードですか?ゆったり色気の感じるロックですか?
アップテンポでシンセサイザーがよく鳴っているJ-POPですか?
この辺りある程度決めておかないと、曲調が迷走して生成ガチャを
繰り返すランダム性が強いガチャになりがちです。

音楽今まで殆どやった事ない人は歌モノで作るぞ~って意気込んで、
ジャンル指定してなかったら「出来たけど何か違う・・・」となる事
音楽生成AIではあるあるになると思います。

歌モノにしてもインストにしてもその大きな土台になるのがジャンルです。
まずはこれらを決めていきましょう。

じゃあロック作りたいからプロンプトはRockでいいや、と思いましたか?
惜しいので、もう一歩イメージが欲しいところです。
何故かと言うと音楽のジャンルはサブジャンルというものがあるからです。
ロックと言ってもハードロックやポストロックなど色々あります。

いやそんな事言われてもサブジャンルなんて全然知らん・・・
と言う人は好きな曲や生成するイメージに近い曲調の楽曲について、
調べれば恐らく細かいジャンルの話が出てくるはずです。

そのジャンル、例えば調べた先がProgressive rock(プログレッシブロック)だったらそのままプロンプトに入れれば近い印象の曲が
生成出来るはずです。

そもそもそこも曖昧でロックとしか漠然と決まってない・・・
と言う人でも安心してください。話はまだ全然終わっていません。
ジャンルは土台ですが、そこを補完する要素も勿論プロンプトで
指定出来ます。ということで次。

ここから先は

4,557字 / 2画像

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?