美味しいお酒とごちそうと
昨夜、急にサックスの大先生からお呼び出しがあり、お宅にお邪魔した。
家がご近所なのでちょこちょこあることで、お酒を飲んでおもてなしが大好きな先生は伺った時にはすでにできあがっていた。
先生と奥様の美味しい手料理の数々を順番にいただく。
これはまず音階だからな、これを食え、あっロングトーンか。
笑いながらお皿に先生お手製の沢庵を2枚置いてくれる。
お酒を飲む順番も決まっていて、
少し前まではウイスキーだったのが、今は焼酎にはまっているようだ。
1番感動したのが
焼酎と水を5:5で割ったものを燗でいただく飲み方。
鹿児島ではどうやら常識な飲み方。
先生が鹿児島に行った時に買ったという平べったい器に足が3本ついた白ジョカで温めて飲む。
ちなみに白ジョカは通常の薩摩焼の黒ジョカの高級バージョンで、花の絵柄も描いてあるものだ。
温め方も色々試行錯誤した結果らしく、アルコールランプをわざわざ買ったそう。
固形のアルコールだと温度を調整できないという理由で。
この温度にも大変なこだわりがあり、
あつすぎず、ぬるすぎず、ちょうどいい温度で飲むのが1番美味しい。
今まで私は焼酎が苦手でほとんど飲んだことがなかったが、この飲み方で今までの常識が覆ってしまった。
アルコールがいい感じにとんでいて、
きゅっと飲みやすく、飲んだあと、口いっぱいにあまい香りがばっとひろがる。
何杯も飲めてしまう。
本当は焼酎と水を割るのは前日の夜に仕込むのが通らしい。
毎晩飲んでるからそんなこと忘れちゃうけどな。
と笑いながら先生が話してくれた。
蟹、お手製の松前漬け、梅干し、コハダ、昆布、らっきょう、レモンが沢山絞ってあるサラダ、そして私が大好きな奥様お手製の餃子をいただいた。
餃子の皮は先生担当で作るそうで
表面がもちもちっとしてカリッと焼き上げた、一口では食べれないくらい大きく食べ応えのある餃子が大好きだ。
先生からお土産でいただく7年ものの梅酒もいつも美味しくストレートで飲んでしまう。
瓶が空いたらいつでも取りに来いよと言われているので
また近々伺いたいなと思いつつ
寒い道のりを心はほくほくで家路に着いた。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?