BTOパソコンを買ったけどまだ『水冷CPUクーラー』がよくわかってないからしらべてみたよ

ブルースクリーンを吐き続けるpcから逃げたくて、ほとんど勢いで買ったBTOパソコン。

数年前pcを買ったときから時代が変わりすぎていて『水冷cpuクーラー』については響き的なかっこよさでえらびました。

結論から言うと結構ヒヤリとしています。cpuクーラーだけに。

空冷と水冷のちがいは?

cpuが稼働したときに持つ熱を冷やすのがcpuクーラー。
cpuはコア数が多ければ多いほど性能が高く、発熱が多くなります。

空冷cpuクーラーは、cpuに熱伝導率の高い金属製の板(ヒートスプレッダ)を当て、熱伝導率の高い金属製のパイプ(ヒートパイプ)で熱を運び、最終的には放熱のためのフィルまで熱が運ばれます。

空冷っていう言葉の響きからファンががんばって風を当てて冷やしているだけだと思っていたんですが、それだけだと100°近くなるcpuを冷やせるわけがないですよね…!
工学ってすごい。

フィル自体が空気に触れる面積が多い設計になっていて、さらにファンで風を当てることで効率的にcpuを冷やす仕組みになっています。cpuの真上から風を当てるタイプであればcpuだけでなくcpu周りの回路も冷えます。

水冷cpuクーラーは、cpuに密着させた金属製のヘッドに冷却液をポンプで流し込んで冷やす仕組み。
冷却液はラジエーター(放熱器)に送られ、冷却ファンによって冷やされ循環します。

空冷のメリット
・風で冷やすので風が当たる他の部分もついでに冷える
⭕️
・予算や構成に合わせた様々な選択肢がある
⭕️
・取り付け時の配線がシンプル
⭕️

空冷のデメリット
・cpuの稼働条件によってはファンの回転数が多くなりうるさい

・性能が大きさに比例するため、容量の小さいケースには入らない場合がある

水冷のメリット
・冷却をファンの回転ではなく、冷却液を使って冷やすため静か
⭕️・ヒートシンクや大型のファンが無いので見た目がスタイリッシュでかっこいい!⭕️
水冷のデメリット
・冷却液を運ぶパイプが破損するとパソコンが冷却液で水浸しになるリスクがある

・低価格の水冷は冷却効果が低いためコスト帯に幅がない

稼働しているのが分からないくらい静かな水冷cpuクーラーは魅力的ですが、破損したときのリスクやコストパフォーマンスを考えても現状は空冷一択と言えそうです。

残念ながら水冷の方が高い冷却効果を持つということは無く、それどころか同価格帯の空冷cpuクーラーに冷却効果で負けてしまうこともしばしば。

特に1万円ほどの簡易一体型の水冷cpuクーラーは避けておくのが無難です!
同価格帯やそれ以下の金額で買える実績のある空冷cpuクーラーは数多く存在します。


…なんてこともつゆ知らず名前の響きで適当に選んだぼくのbtoパソコンに付いているのは7000円台の簡易水冷型cpuクーラー。

たしかに静かですし、ゲームや動画のレンダリングなどいまのところは問題なくこなせていますがいつX-dayが訪れるかわからないのはなかなか心穏やかじゃないです。

CPUファンの音なんてどんなにうるさかったとしても近所迷惑になる音量に到達することはないですし、ゲーム中はヘッドホンするのでぜんぜん気にならないんですよね…。

迷ったら空冷、覚えておいて損はないです!!

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