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窓枠

気がついたら

部屋中がオレンジ色に染まっている。

陽が暮れるのも遅くなったものだ。


窓枠から指す光は

夢の中にいるような

そんな幻想さえ抱かせる。


今日もずっとベッドの上。


ゆっくりと色を変えていくと同時に

あの時間が嘘だったかのように消えていく。


寂しいかと言われると嘘かもしれない。

かと言って寂しくないと言っても嘘になる。


不思議な感覚。


ふと、こんなことを思ってしまうのは

夕焼け色に染まった部屋のせいにしておこう。


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