孤城から見渡す景色
はじめに
こんにちは、クリフです。
この記事は、わらみんさん主催の虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会完結編第1章公開前タグ企画「#これが私のトキメキ」にて、ありがたいことにお声がけいただき書かせていただいております。
【カウントダウン・タグ企画🌈】
— わらみん (@WaraminLiver123) July 27, 2024
虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会完結編第１章公開に向けてカウントダウン企画を実施します！
参加方法は「タグをつけてポスト」するだけ！
あなたの虹ヶ咲への想い、是非聞かせてください！#これが私のトキメキ pic.twitter.com/uISHwQK672
カウントダウンブログリレーとして、私はきらんさんからバトンを受け取り、Eutopiaについて書かせていただきます。
ランジュの理想郷
虹ヶ咲学園の2年生。香港からやってきた留学生。かなりのお嬢様で、やることすべてパーフェクトな結果を出す。好きな食べ物は肉。
ランジュは本人の「普通」のレベルが高く、やることすべてで高いレベルの結果を出してしまいます。
最初のうちは仲良くしてくれていた友人も次第にどんどん離れていってしまいます。
本人にとっては普通にしているつもりなので、何が悪いのか、何で避けられるのか、遠巻きになって離れていってしまうのか、その理由がわかりません。
行き着く先は孤城、周りに誰もいない城から眺める景色は綺麗でも寂しい景色でした。
そんな中でランジュが見つけたのは虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会主催のスクールアイドルフェスティバル。
それぞれが自分のやりたいことを表現していて、輝いていて、ここでなら自分を表現できると思ったのです。
ソロアイドルなら相手の気持ちがわからなくても、認めさせることはできる。最高の世界を魅せることができる。
ランジュにとって虹ヶ咲学園は理想郷でした。
スクールアイドルをやるために短期留学で虹ヶ咲学園に来たランジュ。
オープンキャンパスを開催していたその日にランジュはスクールアイドル同好会と出会います。
しかし、実際に同好会のメンバーと触れ合うと、ランジュが描いていた虹ヶ咲学園とはギャップがあることがわかりました。
メンバーが助け合ってオープンキャンパスのブースを出展する姿。スクールアイドルフェスティバルの動画にはいなかった高咲侑の存在。同好会とスクールアイドルとファンの相互関係。どれもランジュの視点では見つけられなかった考え方でした。
そんな中、第2回スクールアイドルフェスティバルの告知動画を取り違えるハプニングが起こってしまいます。
同好会の考え方は違ったけど、ランジュがスクールアイドルという理想郷を知ることができたきっかけのスクールアイドルフェスティバルがちゃんと告知できないところを見ているだけなんてできませんでした。
栞子の制止を振り切り、彼女は高らかに宣言します。
大家注意！就这么回去的话可就亏了！
（みんな注目！このまま帰ったら損しちゃうわよ！）
露一手给你们看看
（1つアナタたちに見せてあげる。）
Eutopiaに込めた決意
もっと熱く高く 光よりもはやく
Your heart 連れてくよ Higher
欢迎来到我的天地（わたしの世界へようこそ）
もっとAddictedに Intoxicatedに
全部射抜いてあげる Ooh I'm too good!!
Eutopiaは「ランジュの魅せる世界へ着いてきて！」というランジュらしいカリスマ溢れる歌詞になっています。
相手の気持ちを理解することはできなくても、自分の最高のパフォーマンスでこちらの世界に引きずり込むことはできる。
ランジュはそう信じて歌います。
しかし、ランジュの別の側面も見えてきます。
怖いものなんてない お遊びはオシマイ
躊躇うことなんてない 綻びは見せない
1サビ、2サビの2小節だけ、ほんの少しだけ見えるランジュの想い。
自分に言い聞かせるような歌詞。
ランジュも本当はみんなと仲良くしたい。だけどどうしてもうまくいかない。
ある種の諦めの気持ちが生まれていました。
MVで印象的な水槽、そしてR3BIRTHの3人に共通する鳥籠。
中の世界と外の世界を物理的な壁で遮断しています。
みんなと仲良くしたい、みんなと遊びたい。そんな気持ちを箱に閉じ込め、鐘嵐珠は最高のパフォーマンスで自分の世界へ引き込みます。
ほら バイアスや思い込みが
邪魔をしても 目を閉じないで
私は逃げない！ 最高を見せたい！ 貫くよ
ランジュはそう自分に言い聞かせながら宣言します。
ここから全てが始まってくよ
ここから世界は広がってくよ 明日へ
ここから歴史は刻まれてくから
Just follow me!
過去を閉じ込め、スクールアイドルとして、生まれ変わる。
自分で作る理想郷。
Eutopiaは彼女の決意の曲なのです。
景色の変遷
アニガサキ2期を背負ったライブ、5th Live! 虹が咲く場所で披露されたEutopiaは鬼気迫るほど気合いの入った圧巻のパフォーマンスでした。それと比べると、UNIT LIVE! ～R3BIRTH R3VOLUTION～、にじたび！ TOKIMEKI FAN MEETING TOUR、異次元フェス アイドルマスター★♥ラブライブ！歌合戦で披露されたEutopiaはとても楽しそうにパフォーマンスをしていました。
私は、5thライブのパフォーマンスは同好会加入前、それ以降の披露は同好会加入後のランジュを表現しているのだと思っています。
仲の良い人は誰もいない、一人でいるしかないと孤独に決意をしたEutopia。しかし、究極のお節介世話焼き集団、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会は決してランジュを一人にはさせませんでした。
同好会の考え方と自分のやり方は違うと言われてもライブで想いを伝え、侑の中途半端な立ち位置に直接的な物言いで伝えても逆に感謝され、ミアの想いに絆されみんなとは仲良くなれないと本音を言っても同好会はずっと手を差し伸べてきました。
本当はみんなと仲良くなりたい、同好会のみんなが大好きなランジュにとって、ここは夢にまでみた景色でした。
孤城だったランジュの周りには同好会のみんながいる。認め合い、刺激を受け合う仲間でライバル。みんながいるから、寂しいことなんてない。
繋がった想いがEutopiaに新たな景色を映し出しているのです。
おわりに
この記事を読んでくださりありがとうございました。
Eutopiaに込められた想い、私のEutopiaが大好きな気持ちが少しでも伝われば幸いです。
私はアニガサキ1期から虹ヶ咲にハマり、初めて現地参戦したのはR3BIRTHのユニットライブ&ファンミーティングでした。
そこで生で浴びたQueendom、本当にランジュがそこにいて、圧倒的に魅了されました。
アニガサキ2期1話で衝撃的なスタートを切ったEutopia、あのUL&FMの光景が脳裏に浮かんだことを今でも覚えています。
完結編第1章公開まであと16日。明日の担当はすいりんさんです。
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