「おおらか」と「がさつ」の境界線とは

隣町の町民は、良く言えばおおらか、違う言い方をすればガサツな人が多い。

(注)午前中はスーパー勤務のさとちゃん調べ

この町は漁業が盛んで、手作りの美味しい寿司などが毎朝早くから店頭に並ぶ。惣菜や肉、魚、果物類も新鮮で美味しいと評判である。

朝8時の開店と同時に、モーニングを兼ねて、お腹を空かせた買い物客がやってくる。

握り寿司を手に取り、前を向いたままカゴの中にぶち込む。←この表現が正しい

傾こうが中身がずれようがお構いなしである。パックの中でネタとシャリがバラけようとも、全く気にしていない。刺身にしても同様である。
全く考えられない。

夏場など、最初にアイスを選んでから他の商品を買い始め、途中で立ち話が始まる。
帰りも保冷剤などもない状態で持ち帰る。理解できない。

ちなみに私はスーパー内のパン屋勤務。
「食パン1本下さい」と言われて、2斤(正方形をふたつ並べたくらいのあの細長いサイズね)を袋に入れて、食パンの下に手を添えて手渡すと、横向きだった食パンが縦に持ち替えられ、ぶらぶら下げて帰っていく。まるで、祭りの綿菓子の袋をぶらぶらさせているかのようなノリで。

食パンは柔らかいため、みるみるうちに長さが2斤じゃなく1.5斤分くらいまで潰れてしまう。

食品なので大切に扱って欲しい。全くもって理解できないが、ここは日本じゃないと思えば気にならなくなる。

食べるのはお客さんだし。

ガサツな、、、いいえ、おおらかなお客様が多いお陰で、食材が傾いていた、中身が潰れていた、ばらけていた、など見映えに関してのクレームはゼロ。

細かいことは気にしない。
これくらいがちょうど良いのかも。

私は午前中はこんな人間模様が見られる職場で働き、午後からはまた違った世界の仕事をしています。

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