出産から今日まで@産後2週間(計画無痛分娩)

産まれました~~~!!

いやー、ほんと、今日まできつすぎて全く更新しようという気が起きなかった・・・。まだ体はきついけどね。

出産日当日から今日まで何回かに分けてざっくり振り返っていこうと思います。

★出産日(計画無痛分娩日)★
前日夜から絶食。もちろん緊張で寝れず。
当日の朝、シャワーを浴びてお腹を見る。この姿を見るのは今日が最後なんだ、としみじみ。
時間になったから夫と産院へ出発。車の中で今までのことを振り返る。
10か月きつかったな~、とか、3人家族になるんだね、とか。
ただ私、とにかく怖いし緊張で楽しみな感情が無いよ、とか。
夫も緊張してた。

産院に8時45分に到着。
看護師さんから、
「皆さん平均で14時~15時くらいには産まれますよ」と言われる。
予想以上に早くてびっくり。当日中に産まれないかも、とか思ってたから。
夫はカーシェアで来てたからいったん返してそのままタクシーでもう一度来ることに。

その間に分娩台へ上がってもろもろ準備。
まずは採血、点滴。このあたりは余裕。
そして内診。子宮口の開き具合を見る。
このとき、噂の内診ぐりぐりをされる。
これがもう、めっちゃくちゃ痛い。最初の陣痛より痛かったと思う。
この流れでバルーンを入れる。

最低限、バルーンが抜けるまでは麻酔を入れられないとのこと。
ちなみにバルーンは子宮口3~4センチで抜けるらしい。

内診ぐりぐりが痛すぎて、バルーン入れる措置なんてなんともなかった。
おしっこ行きたくなったからトイレ行かせてもらったらめっちゃ出血!
歩くのも痛いくらいダメージが・・。

戻ったら次は硬膜外麻酔を入れるためのカテーテルを腰に刺す準備。
これも痛いですよ~、と言われ、身構えるも内診ぐりぐりに比べたら大したことなかった。

ここまでで時間は9時50分くらいになってた。
10時25分から陣痛促進剤を入れます、とのこと。

看護師さんと話しつつ覚悟を決めていく。
そうこうしてる間に夫到着。立ち合い準備。

「もう既に痛い(泣)」と泣き言をいう私。内診ぐりぐりのダメージが大きすぎた。笑

10時25分、促進剤投与開始。
ここから30分~1時間おきに促進剤の量を増やしていく。

最初の2時間くらいは、まぁ痛いけど耐えられるレベル。
夫が隣で一緒に呼吸して痛みを散らしてくれる。

3時間経過、結構痛い。陣痛感覚は1分半~2分。
休憩時間が短くて辛くなってきた。
たびたび看護師さんから痛みレベルを聞かれる。
「死ぬほど痛い痛みを10としたら今どのくらい?」
「6です(まぁ本当は4くらいだが)」

ここから、結構痛みも強くて時間をあんまり覚えてない。
バルーンがようやく抜けた頃にはもうきつい・・と思ってた。
バルーン抜けると同時に、看護師さんが内診して破水させられる。

「ブチッ」って何か破ける感覚がして、それと同時に暖かい水がドバドバ出てきてめちゃくちゃ怖かった。怖すぎて足ががたがた震えてた。

そこから、「麻酔入れますよ~」と神の声。

ただすぐには楽にならないからここから30分は我慢。
大丈夫、ここだけ耐えれば楽になるはず、と自分に言い聞かせる。

大丈夫、あと少し、あと少し、

あと少し、あと少し、。。

あと・・少し・・・・って全然収まらん!!

お股から太ももあたりはじんわりしびれを感じるけど、一番痛い子宮部分が全く変わらない。
保冷剤を当てて効き具合を聞かれるけど、どこも同じ冷たさに感じる。

「陣痛も強くなってきてるから」と言われる。
いや、わかるけど!効いてこの痛みですか?
なんか見た映像とだいぶ違う。。

私の痛がり方が変わらないからなのか、看護師さん数人がバタバタ。
麻酔科医も追加で麻酔投与したりカテーテルの位置調整したりしてくれるけどどんどん強くなる痛み。

それに合わせて声も抑えられなくなっていった。
「子宮口7センチ」って聞こえる。

1分間隔も無いくらいでNSTの数値が100になるのを見ながら、
「大丈夫きっと麻酔が効いてきてくれるはず」と働かない頭でそれにすがる。

そして数分もせずにまた一気に強くなる痛み。
「子宮口9センチ、すごく進行いいですよ!」という医師。
いやいや、開くの早すぎて麻酔が全然効いてなくないか???

そこから体感1~2分で「子宮口全開」
看護師さんから「もういきまないといけないからいきもうか!」と。

この段階でもう言葉は発せず、叫びなのかなんなのかわからない声をあげてたような気がする。

とにかく解放されるなら喜んでいきみます、って感じ。

そしていきみ始めて気づく。
「あれ、痛くないかも」

今・・?今効いてきた・・?

さっきの辛さが嘘のようにいきむのが辛くない。
というか感覚が若干鈍ってていきめてるのかわからない。
でも「いきむのめっちゃ上手!!いい感じですよ!」と言われるのでとにかく全身全霊でいきむ。

10分しないうちに、「出てきたよ~、おめでとうございます!」

フンギャー!!!という泣き声。
ああ、これが夢に見た瞬間・・・っていうよりやっと痛いのから解放された安心感の方が大きかった。
涙ボロボロ・・。

そして麻酔が効いて感覚が無いから子が出た感覚はわからなかった。

10時25分促進剤開始で、15時44分に出産!!!
5時間で産まれてきた我が子。

最後の1時間半くらいが辛かった。。。
無痛じゃない、全く。効き悪くないか??
話できる余裕ある、って聞いてたの何?
恩恵感じたの最後の数分だけだった気がするのだが・・。
いやいや、麻酔してなかったらもっと痛かったんだろう??

そんな疑問はあったけど、我が子の顔みた瞬間どうでもよくなった。

かわええ・・。小さい。顔が丸い。。

そこから、会陰部分の処置に約1時間。夫は一時退出。
麻酔が効いてるから全く痛くない。
ただ激烈に眠い。昨日からほぼ寝てなかったし。

でもアドレナリンが出てるせいか眠ることはできず。
処置が終わったら夫が入ってきて、家族3人の時間。
数十分後には個室に移動で、夫は退院まで面会できなくなるからこれでもかというほど写真を撮ってた。

「産んでくれてありがとう」って何回も言われた。

18時、子は回収され、夫ともお別れして個室に移動。
母児同室は明日かららしい。
めちゃくちゃクラクラする。最高に具合悪い。
麻酔が効いてるけど麻酔が切れたらお股も痛いんだろうな・・。

夕食が準備されてたからとにかく口に入れた。
味とかどうでもよい。とにかく食べないと、って感じだった。

食べ終わって、尿意を感じて自分でおしっこ出せるか確認される。
尿意はあんまり感じないけどおしっこは出せた。
このときはじめて見る悪露に引いた。
トイレ真っ赤やん、グロ。

シャワーは浴びれないから、そのままベッドに横になる。

まったく眠れない。
寝ないとまずい、ってのはわかってるし、スマホにはたくさんのおめでとう通知が来てるのもわかるんだけど、何もできん!!

きっつ。
そして切れてくる麻酔。
後陣痛を感じて、ベッドで呼吸で痛みを散らす。
麻酔を入れてた腰、背中、頭がずきずき痛む。

どこもかしこも痛い。体が鬼のように疲れてるのにハイになってて眠れない。
他の部屋から赤ちゃんの泣き声が聞こえる。
それが聞こえるたびに目が覚める。音という音が自分の中に入ってきて、深く眠りに入れない。

出産当日はそんな風に過ぎてった。
夜中、「あれ、私今日子供産んだんだっけ?」と何度も自分に問う。
実感はない、けど体がその事実を物語ってるから、それで安心?する。

「ああ、もうお腹に子はいないのか。産んだのか」
そう思いつつ
「お腹に子がいないのを実感して寂しさで泣いた、とか聞くけど全くそれは無いな。」
と謎に冷静なまま一夜を過ごした。

次の日から退院まで、想像してた入院生活(美味しいご飯に可愛い我が子とアハハウフフ)とまるで違う5日間が始まり、メンタルが完全に終わる私なのでした。

ではまた次回。

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