画像生成で彫刻や石像なんかを作るときの覚書
本稿ではSD1.5とSDXLで表題の画像生成する際のプロンプト等を紹介します。
画像生成AIを使い始めてSD1.5で作ったのがこういう感じ。
最近SDXLで作ったのがこんな感じ。
SD1.5
今となってはSD1.5ユーザもだいぶ減ってきたのであまりニーズはないかもしれませんが、比較的低スペックでも使えますしSDXLにはない「味」があります。ただプロンプトをモリモリにする必要があるので今更戻れないですが……。
作例
材質と質感を強めに効かせて後は適当にありがちなプロンプトにすれば良いです。
statueだったりsculptureだったり好みにしてください。
材質もstone、wood、liquid、gold、bronze等いくらでもあります。
例えば、風化した石像ならこんな感じです。これでは少なすぎるので色々補強してやります。
ネガティブプロンプトは低品質系を弱く効かせるだけで良いです。人物画像生成時のように沢山入れると逆に作れなくなります。それこそ「worst quality, low quality」くらいです。
stone statue, stone skin, dirty skin, wheathered skin,
で、以下のプロンプトで生成したらこんな感じです。強調指定は使用する環境で異なるので適宜合わせてください。
ComfyUIは良いぞ。
beautiful girl, beautiful lady,
(wood statue, wood skin:1.1), torn hairs,torn skin ,
(stone slab, statue base:1.2),perfect proportion,
(fullbody:1.4),(large breasts:1.2), (dirty skin,wheathered skin:0.5:1.2),
(broken face,broken limbs,weathered face:1.5),
(weathering:1.4),(masterpiece, best quality:1.05),
realistic, photorealistic,(3d, 3d cg:0.1),(4k, 4k wallpaper, 8k, 8k wallpaper:0.4),
(highres, high resolution:0.9), (ultra detailed, highly detailed:0.8),
(thin chin, chinless:1.3),(sculpture, new sculpture, figurine, figurative art:1.2),
from back,(gothic background:1.4),white background,
standing on one leg,magicians clothes, magicians hat,
SDXL
SDXLの次世代の噂も聞こえてきましたが'24/3現在、ローカル画像生成ではだいぶ主流になっているかと思います。
久々なのでプロンプトはあまり洗練されていませんが、それでもSD1.5に比べてかなり生成しやすい印象です。ただ、データ量が大幅に増えたこともあり生成されるものの振れ幅もかなり大きくなっています。
……だからといってガチガチに指示するのは苦手なのでAIにお任せするスタイルです。
作成
こちらもSD1.5と考え方は同じですが使用するチェックポイントの影響が非常に大きいため、実写系に強いとされているものを選択すると良いです。
ネガティブプロンプトは無くても良いくらいです。ただbroken skinなどを使うと出血表現になることがあるのでbloodを入れたりすると安心かもしれません。
(crystal sculpture:1.45), natural lighting,
(torn surface,torn skin, weathered surface:1.5) ,
robe, dress, spandex, clothes, no humans,
(perfect proportion:0.75), large breasts, middle hips,
(stone slab, statue base:0.65), (wheathered skin:1.2),
(missing limbs,broken limbs,weathering face:1.2),(weathering:0.75),
(sculpture:0.75),(simple background:1.2),bokeh
以上。
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