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痔瘻の話#3 痔瘻手術での入院生活について(前編)

 痔瘻手術で入院した際の入院生活について紹介します。当然のことながら、手術内容や病院によって異なると思いますので参考になれば、程度の認識です。


概要

  • 初日:午後から入院・手術前日

  • 2日目:手術に午後

  • 3日目:経過観察

  • 4日目:経過観察、シャワー許可

  • 5日目:経過観察

  • 6日目:退院前日

  • 7日目:退院

初日:午後から入院・手術前日

 午後からの入院でした。
 11時、早めの昼ご飯を済ませる。
 12時前、病院へ行き入院手続きを済ませて病室へ移動し、入院着に着替える。
 14時まで病室で過ごす。診察室へ移動し直腸内視鏡検査の準備のため浣腸とシェーバーで肛門周辺を除毛される。
 15時半、内視鏡検査開始。
 18時、夕食。

  • 柔らかめに炊いた白米

  • かぼちゃの煮物

  • 豆腐ハンバーグにきのこ入りあんかけ

  • もやしとハム細切りの和え物

 薄目の味付けでしたが、個人的には全く問題のないレベルでしたので美味しく頂けました。

 19時過ぎ、酸味のある液体下剤を半時間ほどかけて飲む。
 21時前、錠剤の下剤を飲む。
 21時、病室消灯……22時に枕元灯消灯ですが消灯後に起きている理由もないので21時過ぎに就寝。

2日目:午後に手術

 3時前、に強烈な便意で目が覚めて慌ててトイレに駆け込む。下剤の効果に恐怖する程度に排便。こんなに……。
 6時、起床し読書しつつ朝食を待つ。
 8時前、朝食。

  • おかゆ:かなりドロドロ

  • 絹豆腐の醤油煮:薄味だが旨味あり

  • 卵と玉ねぎの味噌汁:柔らかく煮込まれている

  • ジョア(アロエ味):乳酸菌飲料

  • 梅びしお:梅味が苦手なので手を付けず……

 10時、シャワーを浴びて手術着に着替える。
 11時過ぎ、点滴開始。これ以降は飲食禁止となる。
 15時過ぎ、手術開始。腰椎麻酔と局所麻酔を受ける。手術は意識がはっきりしているのでどんな状態なのかなどを会話しつつ進める。麻酔が効いているため痛みは感じないものの何かを切る音と何かを焼き切る臭いは何とも言えない感じ。
 16時半、手術終了。病室に戻ってから5時間は安静で過ごす。
 18時前、術後の体温、血圧、患部の確認を済まる。問題なし。
 20時前、両足の麻酔はほぼ切れて感覚が戻ってくるとともに肛門付近に痛みが出てくる。
 21時過ぎ、歩行確認と下着を交換し軽食の後に点滴を外す。  

  • 3枚1セットのビスケット:旨し

  • 桃ゼリー:旨し

  • ぶどうジュース:旨し

 半日ぶりの食事なので非常に旨し。

 軽食後に抗生物質、痛み止め、胃薬を飲んで病室に戻り就寝……ですが、手術箇所の痛みと相部屋のいびきであまりしっかり眠れず。耳栓とアイマスクは持参していたのでいびきは大した問題ではありませんでしたが、主に痛みが原因。耳栓マジ大事。

3日目:経過観察

 手術跡が痛み、2時間おきくらいに目が覚める。
 6時15分、起床。朝の確認時にシーツが分泌液?血?塗れになっていたため交換。ついでに患部に当ててあるガーゼも交換。
 8時前、朝食。

  • 全粥

  • 里芋と油揚げの味噌汁

  • 温泉卵

  • 白和え:ごま風味が感じられて旨し

  • のり佃煮

  • ジョア(ストロベリー):イチゴは苦手ですが、それでも美味しく飲めました

 ……昨晩の軽食を除くと2食抜き後の食事であり、美味しくない訳がない。

 8時半、退院までの説明。専門病院だけあって分かりやすいフローでの説明。
 9時、ガーゼ交換。(看護師さんからガーゼ交換(ガーゼにクリームを塗って患部に貼る)を教わる)
 10時、売店で円座を購入。
 11時、ガーゼ交換。(ここから自分でガーゼ交換開始)
 12時、昼食。

  • 全粥

  • チキンホワイトシチュー

  • さつま芋の甘露煮

  • コールスローサラダ

  • バナナ半分

  • 梅びしお:試しに食べてみたがやはりイマイチ

 15時、午後の確認。ガーゼ交換。この調子でガーゼ交換してください、とのこと。
 17時、痛みはあるもののゆっくり歩く程度であれば問題なし。
 18時前、夕食。

  • 米飯

  • かきたま汁(とうもろこし、ネギ)

  • 豚肉オイスター炒め:具はキャベツとニンジンと豚肉。味付けはシンプルながらも旨し

  • ブロッコリーサラダ:ブロッコリーとシーチキンを和えたもの。どちらも好物なので旨し

  • フルーツ杏仁:杏仁豆腐の上にカットしたグレープ、桃、梨?を並べたもの。なかなかのボリュームで満足

  食後にガーゼ交換。

 19時過ぎ、本日最後の確認。
 20時、再度ガーゼ交換。
 21時、就寝。

4日目:経過観察、シャワー許可

 6時、起床。夜中に一度目が覚めたもののぐっすり。痛み止めを飲んでいるため痛みスケールは1。
 6時半過ぎ、備え付けのランドリーで血塗れショーツやシャツを洗濯、その後乾燥機。合わせて300円(洗濯機:200円、乾燥機:100円)。
 7時半過ぎ、洗濯物回収。
 8時前、朝食。

  • 米飯

  • 鶏団子味噌汁:肉が無くて寂しかったところに3つ程度とはいえとても嬉しい、いちょう切りの大根と人参に味が染みており旨し。ごぼうも柔らかし。

  • イワシカツオ煮:小さいながらも3尾。しっかり味付けされており旨し。

  • 小松菜おひたし:小松菜は青臭さがなく食べやすい。

  • カルシウムヨーグルト(森永):ハードヨーグルトは酸味が少なく食べやすい。

  • のりたま:鉄板。

 8時過ぎ、手術後初回の排泄。排泄物に問題がないかを看護師さんに見てもらう。その後、ガーゼ交換。
 9時、本日2回目の確認。酸素飽和度も99で問題なし。
 10時、階段昇降で軽く運動。
 11時過ぎ、ガーゼ交換。分泌液はまだまだ出る。
 12時、昼食。

  • ビビンバ風丼:辛みはなくいわゆる三色丼。

  • 中華スープ(ネギきのこ):しめじ? 小松菜? ほうれんそう? あたりが入っていた。個人的に苦手な味付けだったものの完食。

  • 中華サラダ(オクラ):レタス、そら豆、オクラ、海藻を中華風タレで和えたもの。いわゆるネバネバ系サラダ。ネバネバ系は苦手ですが完食。

  • ヨーグルト(黄桃):酸味があるヨーグルトにカット黄桃。

 ……普段食べないものでもこういう時は食えるものです。

 13時、ナプキン交換。かなり汚れている。
 14時、午後の確認。
 15時、シャワー。本日からシャワーが可能になった。開放術式のため傷口が開いているが清潔にすることが重要なのでシャワーを強くあてたりしなければ問題ない、とのこと。
 18時、夕食。

  • 米飯

  • 銀ヒラス照り焼きと絹さや:味は良いものの、皮がなかなかにハード。しっかり咀嚼して食べる。

  • 味噌肉じゃがとグリンピース:味噌要素が迷子になっているもののジャガイモ、人参、玉葱、鶏ひき肉に旨味のあるあんを絡めてグリンピースを散らしたもの。若干薄味ですがうま味。

  • ごま酢和え:細切りのハムとキャベツの細切れを甘酢で和えてすりごまを振りかけたもの。ほどよい酸味がアクセントになっており美味しい。

  • バナナ半分:甘口、旨し。

 20時、本日の最終確認。問題なし。
 20時半、ガーゼ交換。
 21時、就寝。

前半まとめ

 手術後は1日5回の確認(患部の状況、血圧、体温)と1回の回診があることを除けば基本的にフリーでした。できるだけ30分以上座り続けることがないようにとのことだったので、病室で読書か、飽きたら屋上に出てグルグル歩き回ったり……を繰り返していました。

 病院食は(苦手な食材はあったものの)基本的にどれもおいしかったです。

 ……次回は入院生活の後半です。

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