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演歌バッグかもしれない

私の愛用バッグにグッチのショルダーバッグがあります。これは私が古着にハマっていた頃、古着=お古と思っている叔母が「これあげるよ〜」着なくなった服たちの中に入っていたものです。
ブランドバッグを持ったことのなかった私はとても嬉しくって、お出かけのときは毎回と言っていいほどこのバッグを使っていました。小さなショルダーバッグにどうにか荷物が収まるよう、荷物を厳選するのに朝の準備時間を取られたりして。そうしてまでもグッチのバッグを持って出かけたかったのです。
“ブランドバッグを身につけている自分”
この事実が私をとても勇気づけてくれました。

というのもこのバッグを貰ったのは社会人1年目の頃で、本当に自分に自信がなくて(今も自信があるわけではないのですが)人からどう見られているんだろうか、馬鹿にされないだろうかということがとても気になっていました。
“ブランドバッグを身につける=オシャレ=価値のある人”
みたいな単純な考えで、今思えば強がって無理していたのかもしれないな〜とも思います。でも私の力になっていたのは確かです。

そして20代後半となった今も同じグッチのバッグを使っています。やっぱり何にでも合わせやすくて可愛い。
私の方はあの頃とは違って、自分のことを自分で認められて、余裕を持てるようになりました。地に足がついて、自分の現在地がわかってきたような感じです。以前よりも軽やかな気持ちでグッチのバッグを持つことができています。
そして自問自答ファッションにも出会いました。この出会いから「私はどういう服を着たいのか?」さしては「どう生きたいのか?」を考えるようになりました。
ですがコンセプトも演歌バッグも定まらずなんとな〜く自問自答ガールズの投稿を読むばかり…。

そんなとき、写真の整理をしようと携帯のアルバムを見て気づきました。

グッチを持っている私可愛い…!

パッと見て、あ、可愛いな。似合ってるな。って思いました。
なーんだ、私、何着ればいいかわからなかったけど今のままでいいんじゃん。
そう思えてなんだか泣けてきました。

そして、もっと欲が出てきました。

グッチのバッグ、自分で買いたい!!

今持っているバッグは小さいから、もっと容量のあるバッグを自分で買えばいいんじゃない?

でも。
バッグにウン十万だよ?
私の生活レベルに見合ってないよ?
実家に帰ったら「そんな高いバッグ買って…」って言われない?

こんな不安も感じます。

でもでも!
そのバッグに見合う人になりたい。
私が自分で選んで、自信を持ってそのバッグを持ちたいんです。
というのも、自信がなかった頃「そのバッグ、彼氏に買ってもらったの?」と男性に言われたことがありました。そのときは特になんとも思わなかったのですが、ふとこのエピソードを思い出しました。
今思えば、自分では買うわけないよね?みたいなニュアンスを感じとっていて、そう思われたことにちょっと傷ついていたな、と思います。

そんな自分を慰めるためにも、やっぱり自分で買いたいです。

(コンセプトは未だ曖昧ですが、自信とか自立とか、私にとっては大事なキーワードなのかもしれません。)


金銭的にもすぐには買えませんし、自問自答ももっと進めていって、これだ!っていうバッグを買いたいという大きな目標ができました。
20代のうちに買いたいな。

ここまでお読みいただきありがとうございました!

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