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最大限の愛と感謝を込めて

藤くん へ
45歳のお誕生日おめでとうございます!
今年も4月12日、つまり藤くんの生まれた日を迎えられて嬉しいです。
今日という日にぴったりな晴れやかなお天気!
(ちょっと雨降ったけど、、)
これから先ずっとずっと美味しいご飯を食べて、温かいお布団で寝て、優しい場所で心穏やかに過ごせますように。

BUMP OF CHICKENは絶賛ホームシック衛星の16年ぶりのリバイバルツアーの真っ只中ですね。
私は3/30の札幌公演Day1と4/6の福岡公演Day1に行ってきました。
16年前の私は6歳で、BUMPどころか、音楽とかバンドとかそういう概念?を一切理解していないガキだったので(天体観測は知ってたかも)、今回が初めてのホームシック衛星ツアーでした。

福岡でBUMPを観た帰り道、とにかく終わっちゃったことが悲しくて、せめて今日思ったことを忘れないようにって感想を書きました。書き殴りました。せっかく書いたので、いつかひっそりnoteに投稿しようとは思ってたのだけど、だったらこの記念すべき藤くんの誕生日に投稿するべきでは!!と思い、今に至ります。そういう訳で、あの時書き殴った文のままなので、稚拙で読みづらいけども、とにかく投稿してみます。長々と言い訳みたいな前書きでした。

以下、4/6に書いた感想

札幌が楽しすぎてこれを超えることはないんじゃないかと思ってたけど、ゆうに超えてきた。
藤くんが信じられないくらい熱くて、なんかこっちがびっくりするくらいだった。
だって観客は1回、多くても数回しかないライブだけど、BUMPの皆んなはツアーでたくさん回ってくれて何十回もやるから(ヒロが今日は11回目って言ってた)正直途中ダレるというか基本同じになってもおかしくないと思ってたけど、(もちろんBUMPがそんなことないのは知ってるけど!演者側に立ったことはないから実際どうかは知らないけど!)それなのにこんなに30年近くやってる人たちがずっとずっとこの場を大切にし続けてくれて一回一回をこんなに楽しそうにやってくれて、本当に会いたかった本当にありがとうって心の底から言ってくれて、それが切実に伝わってくるのって本当に奇跡だと思う。奇跡というかBUMPの力なんだけど上手く言えないけど、そういうことでその熱量にびっくりした。
(Twitterで皆んなの言葉を見て藤くんは命を削って音楽を、思いを、届けてくれてるというのがしっくりきた。)
席は札幌のちょうど反対くらい前は下手側で今回は上手側、どっちもA席で周りに長身の人もいなくてバッチリ肉眼で見えたラッキーすぎる。
ずっと朝からお腹の調子悪くて不安だったけど、歌ってる時だけはピタッと痛みが消えた。BUMPの力すごい。
orbital periodのアルバムでもそうなんだけど、1番最初の、「星の鳥」→「メーデー」のこれから始まるんだ!っていう楽しさはどのアルバムよりも群を抜いていてワクワク感がすごい。メーデーを聴いてる時、ふとボニー(犬)を思い出して大切にしたいなと思った。大切な人(犬も猫も物も)を大切にしたくなった。
「才悩人応援歌」は聴いてるこちらが苦しくなるくらい必死で、リアルタイムでは知らないけど昔の藤くんっぽいんじゃないかと思った。迫力がすごくて圧倒されるけど強いだけじゃなくて、やっぱりその中に優しさもあって、だからBUMPが、藤くんが書く歌詞が大好き。「隣人は立派 将来才能 有望人 そんな奴がさぁ 頑張れってさぁ」の辺りの震えたような声がその感じが表れていて特に好き。
「ダイヤモンド」はとにかく真っ直ぐで拳を突き上げずにはいられない1番の応援歌。普段曲聴いてライブに行って、それが生活と結びついたり、活力になるみたいなことはあんまり多くないんだけど、ダイヤモンドを聴いて、頑張って実直に生きようって強く思った。
「ハルジオン」は曲はもちろん最高にカッコよかったんどけど、何よりもライブの1番最後に藤くんがこの曲を歌いながら思ったことについて熱く熱く語ってくれたことが今日のライブの中でも圧倒的ハイライト。
「ハンマーソングと痛みの塔」はとにかく始まりが好きすぎる。カントリーっぽい感じ?なんていうのかわかんないけど、とにかく楽しくて心も体も自然と弾む。あと「聴こえるのは風の音だけ」で耳に手を当てたり、「下を見たら目眩がした」で下をのぞいたり、藤くんのそういう動きからしか得られないものがある。高校生の時この曲ばっかり聴いてた時期があったからライブで聴けて純粋に感動した。
「プラネタリウム」は情景が目に浮かんで、藤くんの優しさと、恥ずかしさ?青さ?みたいなのが出てて、藤くんらしいとか言ったらおこがましいけど、藤くんらしい歌だなと思う。「窓は一度も開けないままで 全てを手に入れた」って歌詞が大好き。あとプラネタリウム始まるときに衛星みたいな照明が降りてくるの本当に最高。宇宙が近づくみたいな。
あと何よりも熱量が凄かったのは「花の名」。「千葉県佐倉市から来た4人組です、福岡に来たのは、君に会いたかったからです。なんで会いたかったか、ぜーんぶ歌に込めるからね」って始まって、この人は本当に心の奥底から思いを届けてくれるんだって伝わって、本当に一人一人の心と通じ合ってるんじゃないかと思った。もうほとんど元の歌詞は残ってなくて、本当に思ってること全部歌に込めてくれてた。全部ぜんぶ届いたよ。ありがとう。そして多分、多分だけど、気のせいじゃなければ、藤くんは泣いていたと思う。汗だったかもしれないけどそう見えた。そんなに心を込めて歌ってくれてるってなんだか信じられないけど、信じる他ないような表情だった。福岡まで会いに来てくれてありがとう。私も行ったけど。
そこからの「arrows」はなんだから晴れやかでそこまでの空気から一変して軽やかな感じでとにかく優しい時間だった。
センターステージ出てきて、さっきまであんなに泣きそうなグチャグチャな感情だったのに、ヒロがおでんの話し始めて完璧に力抜けた。助かる。餃子巻きとイカボールの話。なんて愛おしい人たちなの。あとで大根の話もしてくれた。だいぶウケた。これからもたくさん美味しいもの食べて、いつまでも美味しかった話をしていてほしい。
東京で育って現実家暮らしなので、上京してどうこうみたいな歌詞に共感とかないのに「東京讃歌」はめちゃくちゃ沁みる。多分、東京はわりと悪者にされがちだけど、この街だけが知ってるよって肯定なのが嬉しいのかも。いつでも寄り添ってくれるのがBUMP OF CHICKENだなと改めて実感した。
「真っ赤な空を見ただろうか」は「あいつの痛みはあいつのもの 分けてもらう手段がわからない」ってただ痛みを分かち合おうとするんじゃなくてあくまでもひとりのものって歌うのが藤くんだなって思う。だから綺麗事じゃなくて本当に寄り添ってくれてるんだなって思える。「夕焼け空 きれいだと思う 心を どうか殺さないで そんな心 馬鹿正直に 話すことを馬鹿にしないで」のところも好き。素直にそうありたいと思う。そのあとの「ひとりがふたつだったから」「ふたりがひとつだったなら」も好き。皆んなひとつになりたがるけど、そうじゃなくてそのままでいいって教えてくれた。シンプルだけど、大切なことをたくさん歌っていて大好きな歌詞がたくさんの曲だな〜
「かさぶたぶたぶ」で、皆んなで手拍子するの楽しすぎる。違うけど、藤くんが言ってくれた今日君としか作れないってこういうこと?って思った。何回でも言っちゃうけど藤くんの、BUMPの、優しさが滲み出てる歌だと思う。
「アリア」のイントロ大好き。キラキラ美しくて、ワクワクして、物語の始まりみたい。
サビでいつも泣きそうになる。始まりの曲みたいなのにライブも終盤なのを実感して楽しいのに悲しかった。
「天体観測」は言うまでもなく!!!やっぱりとんでもなく楽しい。また皆んなで歌えるようになって良かった。今日まで、コロナ禍になって4年間で、悪いことの方が多かったけど、こうやってライブに行けること、皆んなで歌えることの素晴らしさを改めて強く実感出来たから全く無駄な時間ではなかったな、と思えた。あと天体観測が日常にありすぎて、忘れちゃってたけど、今更ながら本当に良い歌詞。
「銀河鉄道」の「生きた街」って言葉が好き。
あと「ちょっと恥ずかし過ぎるだろう」のところの震えるようなちょっと笑った歌い方が大好きなんだけど、今日はどちらかというと強めに歌いきるような聞いたことない歌い方で新鮮だった。とにかく藤くんの今日の思い、熱量みたいなのが節々に出ていて嬉しくて泣きたくなった。「真っ赤なキャンディ」のあとの「誰にも知られず僕が泣く」ってところも大好き。嬉しさとか悲しさとかが涙と繋がっているのがすごく信頼できる。BUMPを好きな大きな理由。
「supernova」の何よりも最初の、熱が出たり鼻が詰まったりして気づく事解る事があるっていう歌詞が大好き。BUMPはずっと夢や希望みたいな大きな話じゃなくて日常にある私が気づいていなかった小さな大切なことを教えてくれる。あと「ラララララ〜」のところの多幸感、美しさ、あと少しの切なさ。本当に生きる意味だなと思う。
「星の鳥~reprise~」から「カルマ」の切り替え大好き。優しくて綺麗なところからガラッとバンドサウンドが鳴ってかっこいい。ここら辺から終わっちゃう悲しさがすごくてあっという間すぎて記憶がふんわりしてる。
「voyager」+「flyby」の透明感すごい。そっと言葉を溢すようにソロで歌い出したと思ったらサビの「応答願ウ」で伸びやかで一気に盛り上がる瞬間は忘れられない。「メロディーヲ送ル」のあとのメロディーが本当に豪華で贅沢でキラキラしてて大好き。走馬灯みたい。改めて全部ぜんぶ届いたよ。ありがとう。
アンコールのsupernovaの「ラララララ」も大好き。皆んなの声が綺麗だったな〜、今日は真っ先に歌い出してくれた人が1人いて、だからバラバラになったりせずに、会場があっという間に一つになってすごく良かった。ああいう場で1番に歌い出せる人尊敬する。
「ガラスのブルース」始まった瞬間の楽しさ凄かったな。1番ずっと長い間愛され続けてる曲だもんね。10代の頃に書かれた曲だと思うと、その頃から藤くんの根幹にある優しさみたいなものはずっと変わってないんだなって改めて実感する。この頃からずっと身近な大切を歌ってくれていてそれを28年以上経った今も変わらずに大切にしてくれていて本当にありがとうってたくさん思った。終わらないでともたくさん思った。こないだよりもたくさん花道歩いて皆んなにもっともっと近くで歌を思いを届けてくれて、私たちのたくさんの思いを大切に受け止めてくれる深い深い愛と優しさで出来ているこのバンドを大好きで良かった。昔はそうじゃなかった時期もあったって聞くけどそれを乗り越えてこんなにずっと音楽を続けてくれて良かった。ありがとう。もう何言ってるかわからないけど、とにかく本当にたくさんありがとうって思った。
どうしたって終わりはあって、最後の「Spica」が今日の意味、生きる意味全てを表してくれてるような気がした。こんなに切実に終わってほしくないって思ったのは久しぶりだったかもしれない。本当の本当に今日行けて良かった。いつまでもBUMP OF CHICKENについていく。ありがとう。大好き。

最後のハルジオンの話。

「虹を作ってた」って始まるけど、小さい頃ブリキのジョウロで虹を作ってた。意味もないのに何回も。それと同じで、音楽は衣食住みたいになくても問題ない。戦争が起きても必要ない、むしろ音楽聴くエネルギーがあったら別のことに使った方がいい、そんな必要のないことを生業している。
でも世界の何処かでは音楽が鳴り響いていて、ここだけじゃなくて、戦争をしている国でも、頭の中で音楽が流れていたり、こうしてライブ会場でも流れいてる、布団の中でも。小さい頃、ブリキのジョウロで虹を作ってた。そんな意味のない事をずっとやっていた。でも、そんな意味のない事も、綺麗だと君たちは言ってくれる人達だ。音楽も意味のない事で、それをずっと鳴らし続けられるのは、聞いてくれる君たちがいるからだと思う。

曖昧だけどこんなことをたくさん真っ直ぐすぎるくらい真っ直ぐに話してくれた。最後は照れくさくなったのか終わり!帰るね!って、それもなんか嬉しかった。逆に本当に本心なんだなって感じがして。絶対にこれからもずっと着いていこうと思った。これから先、BUMPの曲を聴くたびに、この言葉に思い出せる人生になって良かった。もうなんかハルジオンの話を聞いて気持ちがグチャグチャで、終わった後、この話を聞けた嬉しさと、終わった悲しさも相まって、泣きながら帰り道を歩いたし、泣きながらご飯を食べた。本当にこの日があって良かった。
今日をもう自分の記憶を辿ることでしか再生できないの悲しい。ツアー途中なんて映像化すること絶対ないもんね。でも今はbe thereという素敵なプラットフォームがあるから少しは観れるかな。
またすぐに会えるといいな。何度でもいうけど、ありがとう。大好きです。本当に行けて良かった。忘れられない夜になりました。

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