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ウタ

飼っていた猫が死んで3ヶ月が経った。
(飼わせていただいていた と言うべきかもしれない)

思っていたよりずっと普通の毎日を過ごしている。

死んだ翌日は火葬したり何たりで非日常だったけど、その次の日からはビックリするほど日常だった。

なんならいつもより充実していて、ある意味で非日常だったくらい。


ウタが死んだ翌々日はバイトして、
(株)ザ・森東の第9期株主総会に行った。
次の日はまたバイトして、藤井風のライブに行ったし、さらに次の日はディズニーランドに行った。

めちゃくちゃ充実していた。

楽しめるかな、、とか思ったけど、楽しいものはいつでも楽しかった。


そうして、学校に行って、テストを乗り越え、長い長い春休みを過ごしていたら3ヶ月が経っていた。

まだ3ヶ月、もう3ヶ月。

どっちにも感じるけど、ずっと遠い記憶な気がするので、まだ3ヶ月の方が近いかな。

3ヶ月経って、何が悲しいかというと、思ったよりもウタのことを思い出さないし、思い出せないということ。


9年間一緒に暮らしたのに。

ずっといなかったみたいに、いないことにそこまで違和感がない。

身近な死をほとんど経験したことがないので、これで良いのか不安になる。


死とはそういうものなのでしょうか。
よく分かりません。


よく分からないけど、たまに思い出して、ふふって笑うくらいが、ずっと悲しいよりは良いかもしれない。


会いたいな。
ふわふわで液体みたいに柔らかいお腹に顔を埋めたいな。

お腹丸見えなウタ。
変なの。



文の締め方がわからないのでこれで終わり。

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