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推してやまないもの。それは小さな島国の、強くてアツい球団〜琉球ゴールデンキングス〜

Webライターラボの企画に乗っかって、初のnoteを書いてみる。私な好きなもの、それは沖縄にあるプロバスケットチーム「琉球ゴールデンキングス」だ。

主人が沖縄出身ということ以外、縁もゆかりも無い私が(私は青森出身)、なぜ沖縄のチームにハマったのか。少しご紹介させていただきたい。

もしバスケが好き、スポーツが好き、漫画スラムダンクが好きという方は、ぜひ今のプロバスケ見てみてほしい。きっとおもしろいって思ってもらえると思う。

琉球ゴールデンキングスって?

琉球ゴールデンキングスホームコート:沖縄アリーナ

プロバスケットボールリーグ(通称:B.LEAGUE)に所属している沖縄の球団である。「沖縄をもっと元気に!」を理念に活動しているプロバスケットボールチームだ。

毎年10月から5月まで、全国各地にある全24チームとレギュラーシーズン(全60試合)を戦い、まず地区優勝を狙う。最終的に、リーグ全体の勝率上位8チームで、優勝をかけたチャンピオンシップ(CS)を戦うのである。

琉球ゴールデンキングス(以下キングス)は、6年連続で西地区のチャンピオンになっており、昨シーズンは悲願のリーグ優勝を果たしている。

今シーズンはGWでレギュラーシーズンを終え、惜しくも西地区7連覇はできなかったものの、すでに5/10からチャンピオンシップが始まっている。キングスは、リーグ優勝、連覇に向けチャンピオンシップを戦っている最中である。

キングスが好きになったきっかけ

3年前のチャンピオンシップ、たまたまテレビでキングスの試合を見た。試合終了時にはキングスの虜になっていた。

外国籍の選手がコートの端から端まで全力で走り、ボールに飛び込み、体を張ってチームの勝利のためにハッスルする。その姿に感動したことが、キングスにハマったきっかけだったと思う。

母国を離れ、文化も言葉も違う国でプレーする外国籍選手。「大変」の一言で片付けられるものではないと思う。そんな選手が、ただひたすら一生懸命チームの勝利のためにプレーしている姿、チームメイトと勝利を喜ぶ姿は今も忘れない。

(顔が好みのイケメンがいたから、という理由はあえて深掘りしないでおく)

一度ハマると、とことんハマる性分のわたし。キングスの選手全員を調べた。名前やポジション、得意なプレー、いつから所属しているのか、などをネットや当時のTwitter、YouTubeで調べまくった。

当時のキングスには、沖縄出身選手が2名しかおらず、他の選手の出身はバラバラ。地元でもない選手が「沖縄の人たちに勝利を届けたい」と言う。ここでも私は感動し、さらにキングスが好きになった。

キングスの何が好きなんだろう?

キングスを好きになって3年。あらためて、キングスの魅力ってなんだろう、どこが好きなんだろうと考えてみた。

団結の力

キングスの合言葉のようなものに「団結の力」というフレーズがある。その言葉のとおり、選手、チームスタッフ、キングスブースター(ファンのこと)全員が心を一つに勝利に向かっていく。

多分わたしは、球団とブースターが一体となる感じが大好きなのだ。沖縄でキングスを知らない人はいないのではないか、というくらいキングスは地域に根付いた球団。ホームコートである沖縄アリーナには、平日の夜でも7,000人ほどのブースターが集まる。

それぞれが声援と手拍子で選手のプレーの後押しをする。その雰囲気がとてつもなく最高。どこのチームにも負けないと思っている。アリーナの演出もかっこよくて好きだけど、結局この一体感みたいなものが好きなのかなと思う。

また、キングスブースターは、沖縄以外にもたくさんいるのが特徴。レギュラーシーズン60試合のうち、半分の30試合はアウェイゲームとなる。どのアウェイゲームを見ても、選手ベンチ周辺にはキングスブースターが応援に駆けつけている。沖縄から駆けつけているブースターもいるくらいだ。アウェイとは思わせないほどの応援で選手へ力を送っている。

初対面の人とでも、キングスを応援してたらみんな仲間!勝てば隣の人とハイタッチやらグータッチ。本当に楽しい時間だ。

バスケットから、キングスから元気をもらえる

私は小学校から高校までバスケ部に所属していた。バスケを見ることは子どもの頃から好きだったが、プレーを見て元気をもらえる、ということは今までなかった。

気持ちのこもったプレーから元気をもらえる。一生懸命戦う姿に心を打たれ、私も頑張ろうって思えるのだ。「スポーツっていいな」「何かを一生懸命応援するって楽しいな」「誰かと同じ気持ちを共有して一喜一憂するのもいいな」って思っている。(最近はキングスに問わず、他のチームからも感動するプレーを見させてもらっている)

勝ったら嬉しい、負けたら悔しい、次は絶対に自分たちの応援でキングスを勝たせるんだ、という気持ちが、明日の活力になっている。

いろんな感情を引き出してくれる

キングスの選手ではないが、今シーズン長きにわたり日本バスケを支えてきた、とある選手が引退した。キングスとの最後の試合終了後、自然とその選手への感謝の声がアリーナに響き渡った。鳥肌が立ち、涙が出そうになった。

これまで、ともに長い期間リーグ戦を戦ってきた相手への敬意・尊敬、最高の試合をありがとう、といういろんな気持ちがごちゃごちゃになった気持ちだったと思う。

別のチームの選手の話だけど、こういう気持ちが味わえたのは、キングスを応援するようになったからだなあと、感じる。

ほかにも、キングスを推すことで必然的に他の選手やチームを知り、歴史を知り、日本のバスケを知るため。どんな選手がキングスに来たらおもしろいかな、と妄想するのも楽しい。

しかし、キングスに対していらだちを感じることもある。だめだめな試合内容だとモヤモヤするし、選手から気持ちが見えないプレーをされるとイラッとする。そんなんじゃ優勝できないぞ!って。(笑)

負けるとその日の機嫌に大きく影響するくらい、キングスの沼にハマっている。(笑)

キングスきっかけでカメラにもハマる

キングスにハマったことでもう一つ趣味ができた。カメラだ。選手のかっこいいプレーや、ベンチの楽しそうな雰囲気、勝利に喜ぶ姿を私自身で残しておきたいと感じたから。

満足する写真はいまだに撮れていない。

カメラのことも多少勉強したし、アリーナや体育館できれいにとるための方法も調べた。しかし、その通りにカメラの設定をしても、うまく撮れないのだ。

バスケットはスピードがあるスポーツなので、次起こる可能性があるプレーを予測し反応できないときれいな写真は撮れない。

もっといい写真を撮りたい!と思う反面、手拍子しながら応援したいという葛藤と常に戦っている(笑)

これからもキングス沼にハマっていく

キングスは「沖縄をもっと元気に」を理念に活動している。2007年からリーグ戦を戦ってきたキングスは、すでに地域の多くの人から愛される存在となっている。観戦に来る人を見ると、小さな子どもからおじいちゃんおばあちゃんまで年齢性別問わず、たくさんの人が応援している。すごいことだと思う。

キングスが勝っても、負けても最高の試合をしてくれたら、わたしは元気と活力がもらえる。日々の生活や仕事のモチベーションになるくらい、キングスは大きな存在になっているのだ。

これまで、なにかに長くハマることは全くなかった。熱中するまでのスピードが早く、ハマったらとことんハマる分、飽きるのも早い性分なわたし。だけど、キングスは違った。

シーズンごとに選手は変わり、全く同じメンバーで戦うことはなく、そのチームは一度しか出会えない。となると、できるだけ多く現地で応援したいし、選手のグッズもほしい。

つまり、もうわたしはキングス沼から抜け出すことはできない。

6月から9月までの3ヶ月間。わたしがもっともつらいと感じるオフシーズン。今年は何をモチベーションに頑張ろうか。せっかく沖縄に移住したのだから、沖縄各地を満喫したいものだ。

とりあえず、私は今日も推しのために働くのである。

Discord名:もりなつ
#Webライターラボ2405コラム企画

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